【調査】20代男性のネットショッピングは日常生活の延長線?意識や行動を理解しよう!

  • 20代男性

公開:2022/11/24

更新:2023/05/30

20代男性のネットショッピングについて、インターネットリサーチ事業を展開するGMOリサーチ株式会社が提携する日本のモニターを対象にした「ネットショッピングに関する実態調査」をもとに解説します。

ネットショッピングの利用経験や購入するアイテム、利用金額から、ネットショッピングを利用する理由や不満点など、さまざまなデータを紹介しますので、ぜひ販売戦略に役立ててみてください。

参考:ネットショッピングに関する実態調査」を日本国内で実施 | GMOインターネットグループ株式会社

20代男性のネットショッピングの調査データー 

20代男性のネットショッピングの調査データについて、以下の3つに分けて解説します。

  • 利用経験
  • よく購入するアイテム
  • 利用金額

販売戦略を立てるときには、実際の声が重要になります。

実際の声を自社で集めるのは大変ですが、調査データを利用すれば戦略施策に役立てられるでしょう。

ここではそれぞれの詳細を解説します。

1.利用経験

ネットショッピングの利用経験は、男性は87.3%でした。

総務省統計局の「ネットショッピング利用世帯割合の推移」によると、2020年は4月以降の利用が急激に増加しています。

新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛や在宅勤務の増加がネットショッピングの普及を後押ししており、利用率は今後も上る可能性があると考えられるでしょう。

2.よく購入するアイテム

ネットショッピングでよく購入するアイテムは、「書籍・音楽」が50.1%、「家電・家具」が41.0%、「食料・飲料・酒類」が40.5%の順で続きました。

反対に女性は「家電・家具」の代わりに「衣料品・下着」が入っており、男性と女性の関心度の違いが結果に出ています。日常生活の延長線にあるものを比較的購入しやすい傾向にあるようです。

3.1回あたりの利用金額

ネットショッピングを利用する際の、1回あたりの平均購入金額は「2,000~4,000円未満」が37.4%、「4,000〜6,000円未満」が24.6%、「10,000円以上」が6.6%でした。

よく購入するアイテムには「家電・家具」が入っていましたが、金額は10,000円未満のものに使っている傾向にあることがうかがえます。

20代男性がネットショッピングを利用する理由

20代男性がネットショッピングを利用する理由は、以下の3つが挙げられます。

  • 価格
  • いつでも買い物できる
  • 品揃え

商品を購入する場所は、ネットショッピング以外にも実店舗があります。

しかし、ネットショッピングを利用するのには、理由があるからです。ここでは詳細を紹介しますので、参考にしてみてください。

1.価格

ネットショッピングを利用する理由の一つには、価格が挙げられていました。

「安い商品が良い」と回答している方が60.4%と、「価格」をネットショッピング利用の1番の理由として挙げています。

この結果から、男性をターゲットにするなら価格の安さやクーポンの配布、セールなどを打ち出すことが効果的だといえそうです。

2.いつでも買い物できる

「24時間いつでも購入できる」と答えた方は54.9%でした。

実店舗は営業時間や休日が定まっているため、思い立ったときに商品を見ることも購入することもできません。

また、実際に足を運ばなければいけない点を面倒だと考える方が多いでしょう。

ネットショッピングなら欲しいと思ったときにいつでも商品を探せますし、購入もできるため納得の理由だと考えられます。

3.品揃え

「品揃えが豊富」を理由に挙げている男性は、全体の48.3%でした。

実店舗だと物理的に商品数が限られてしまいます。また、いくら大きなショッピングモールだとしても、ブランド数は限られます。

ネットショッピングならさまざまなブランドの商品はもちろん、海外の商品も手軽に見られるため、その点に利点を感じている方が多いようです。

不満点は?

不満点については、以下の3つが挙げられます。

  • 送料
  • セキュリティ面
  • 女性と比べて不満が少ない

ネットショッピングが便利だとはいえ、不満が全くないかというとそういうわけではないようです。

ネットショッピングの不満点を踏まえれば、販売戦略に活用できるでしょう。ここではそれぞれの詳細を解説します。

1.送料

ネットショッピングの不満点の1番に挙げられていたのが送料です。

「送料が高い」が45.6%という結果になりました。

いつでも利用でき、かつ店に足を運ばなくていい利点はありつつも、その引き換えに送料がかかってしまうのがネックになっているようです。

このため、商品を販売する際は送料をいかに抑えるかを考えていくことも大切になるのではないでしょうか。

2.セキュリティ面

「セキュリティ面が不安」だと挙げている方は全体の22.3%でした。

インターネットの不安点にはセキュリティ面が挙げられます。これはネットショッピングも同じです。

情報漏洩は、よく聞かれるニュースの一つでもあります。

ネットで商品を販売する場合は、セキュリティ対策を万全にすることがお客様の安心安全につながるでしょう。

3.女性と比べて不満が少ない

男性の23.2%がネットショッピングの不満点に対して「特にない」と答えています。

一方で女性は10.1%と低く、男性の方がネットショッピングへの不満は少ない傾向にあるようです。

しかし、「情報が多すぎる」20.7%、「探している商品が見つからない・見つけにくい」17.8%という結果も出ています。

ネットショッピングを運営する場合は、商品の見つけやすさもポイントになりそうです。

まとめ

20代男性のネットショッピングについて、データをもとに解説しました。

男性の今後のネットショッピング利用意向については「今後は利用が増えると思う」「今後も利用状況は変わらない」と答えている方が97.7%を示しています。

コロナ感染の状況から、ネットショッピングを利用する人がさらに増える可能性もあるでしょう。

今回の調査データをぜひ、販売戦略に活かしてみてください。

最後に全国の20代~60代の女性に対しネットショッピングに関する調査を行ったアンケート調査をご紹介します。

無料で資料をダウンロード出来るのでマーケティングにお役立てください。

⇒ 「通信販売」に関するアンケート調査

20代【女性】のネットショッピングが気になる方は当サイトの次の記事を参考にしてみて下さい。

最後までお読み頂きありがとうございました。

執筆者

光田直史

高校卒業後、地元の運送業界や不動産業界に従事し、以後8年をIT企業の製造部門で勤務。事業部長と内部監査室長も兼任した。
その経験を活かし、2020年よりライターとして活動開始。
ビジネス、金融、IT、マーケティング、不動産、農業など複数ジャンルでの記事執筆を手がけている。

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