フィットネス専門マーケティング、フィットネス施設へのITサポートを行う「Lebesten合同会社」の発表によると、コロナ禍において外出自粛期間中のフィットネス実施率が増加傾向にあることがわかりました。
本記事では、フィットネス実施率やジムへ通う目的、男女別に継続する理由などを解説します。
参考:フィットネス実施率は自粛中に増加。20代女性は約2倍に上昇【1,053名アンケート】 | Web Magazine VITUP! [ヴィタップ]
この記事の内容
フィットネス実施率は増加傾向にある
コロナ禍において、フィットネスが習慣になっている人が増えています。自粛期間前に運動していた割合は33.2%でしたが、37.5%に増加しました。
フィットネスをやめてしまった人よりも、新たな習慣として取り入れた人が増えたため、全体の数値が上昇したようです。
自粛の影響
自粛期間前からフィットネスに取り組んでいた人へのアンケートでは、毎日運動していた人の割合が15.3%から30.1%へと、2倍以上に増加しています。
また、外出自粛を機に習慣化した人においても、毎日運動している人の割合が36.7%となっています。
これは、外出自粛することによって発生した時間を「有効活用しよう」と思う人が多いといえるでしょう。
フィットネスジムに通う目的は?
フィットネスジムへ通う目的への質問については「スタイル改善」(49.0%)がもっとも多い結果でした。
次いで、基礎代謝アップ、カロリー消費などの回答があります。このことから体型への悩みや体調面を意識する人が多いと考えられるでしょう。
フィットネスジムへ通う人の満足度は高い
自粛前からフィットネス施設を利用していた人の満足度は、自宅や公園などを利用して運動していた人よりも高い傾向にあります。
また、自粛期間前に施設を利用していた人も、自粛期間終了後には「再度利用したい」と希望している人も約70%を占めており、運動習慣の質や満足度を高められることを伺い知れるでしょう。
さらに、オンラインフィットネスやアプリを利用して、自宅でフィットネス時間を過ごす層も少しずつ増えているようです。
【男女別】フィットネスを継続する理由
マーケティングリサーチに関する情報サイトを運営する「ジャストシステム」が発表した情報によると、フィットネスを継続する理由について男女別に「ジムを利用して1年未満の人」へのアンケートしたところ、半数近くが継続できると回答しています。
そのなかでも、男性はトレーニングを楽しむ人が多く、女性は体型や体力増加を実感できることが継続の動機となっているようです。
併せて、最新のトレンドについてもご紹介しますので、見ていきましょう。
参考:ジム経験者の6割以上が、「暗闇フィットネス」を認知 || Marketing Research Camp
男性はトレーニングに楽しみを覚える
アンケートに答えた男性の40.9%が「トレーニングが楽しい」と答えています。
トレーニングの最中は集中できるため、日頃のストレスを軽減できているのかもしれません。
また、運動不足解消にもつながっているようです。
男性を呼び込みたいフィットネスジムは、トレーニングに「楽しみ」を加えられるような施策を検討するとよいでしょう。
女性は効果を実施している
女性は「効果が出始めている」と「通いやすい」の回答がともに44.2%の結果です。
自分自身の体型への影響を実感したり、自宅・職場からの通いやすさを重視したりする人が多くいます。
また、女性専用のパーソナルジムも増えており、女性らしい体型を目指す人へのニーズも高まっているようです。
女性を呼び込みたいフィットネスジムは、アクセスのしやすさも重要だとわかります。
参考:フィットネスジム利用実態調査【利用状況編】(20歳~39歳の男女対象)
最新トレンドは?
フィットネスに取り組む人の半数近くはフィットネスアプリを知っており、実際に運動記録を取ってモチベーションにつなげているようです。
また、ジムでのトレーニング風景をSNSに投稿している人も多く、トレーニングの記録やモチベーション向上、思い出としています。
実際にInstagramで「ジムトレーニング」のハッシュタグを検索してみると約4.6万件の投稿があり、男女を問わずに多くの人がトレーニング風景を共有しながら楽しんでいるようです。
まとめ
コロナ禍を機に運動を始めた人、以前からフィットネス習慣があった人のアンケート結果からフィットネスへの意識やジムへの満足度、男女別に継続する理由について解説しました。
男女別の傾向としては、男性はトレーニング自体に喜びを見出し、女性はフィットネスへの効果に継続するモチベーションを持っていると考えられます。
最後に、フィットネスジムを利用したことのない方を対象に行ったアンケート調査データをご紹介します。
入会していない理由など具体的な理由が知りたい方は是非ご覧ください。
またあわせてこちらもご確認ください。
ジムの利用者の関心や考え方を理解してフィットネスジムの運営に活かしてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。