企業イメージという言葉は、さまざまな場所で飛び交っています。
しかし、具体的なメリットや方法について理解している人はそう多くないでしょう。
この記事では、企業イメージをアップさせる方法や具体的な方法について解説します。
人事担当の方はぜひご覧ください。
この記事の内容
企業イメージとは?
「その企業名から連想される印象」が企業イメージです。
取引先、顧客、投資家といったあらゆる人が企業名から思い浮かべるイメージ全体をさします。
企業イメージは、社外・社内の両者に大きな影響を与えます。
良いイメージを持つ企業に勤めていることは、従業員の満足度を高めることにもつながるでしょう。
さらに、商品・サービスの質を高める効果も期待できます。
企業イメージ向上は多くの良い効果を生み出す
企業イメージの向上は、多くの良い効果を相乗的に生み出します。
たとえば、以下のような項目が挙げられるでしょう。
- ステークホルダーの満足度が高まる
- 接点がなかった企業・消費者から選ばれる
- 優秀な人材を獲得できる
- 企業が持つ印象をよくできる
どのような業種・業態の企業であったとしても、企業イメージの向上を達成するとあらゆるメリットを享受できます。
企業イメージをアップさせる3つのメリット
企業イメージをアップさせるメリットには、以下の3つが挙げられます。
- 売上の向上
- 従業員のモチベーションが高まる
- 人材採用にも役立つ
多くの人は「良い会社で働きたい・良い会社の製品を使いたい」という意識を持っています。
企業イメージをアップさせることによって、消費者や従業員、ステークホルダーのこのような思いに応えることにつながるでしょう。
ここでは企業イメージをアップさせるメリットについて、それぞれに分けて解説します。
1.売上の向上
企業イメージがアップすることによって、売上の向上を期待できます。
良いイメージを持った企業の商品やサービスは消費者からの信頼を獲得しやすく、選ばれる可能性が高いです。
たとえば、類似サービスや商品を提供する企業がいくつもあり、サービス内容と価格に差がなければ、多くの人は信頼できそうな企業のサービスを選びます。
また、良いイメージが広がると、さらに多くの人の自社サービス選択につながり、売上向上を達成できるでしょう。
2.従業員のモチベーションが高まる
企業イメージが高まれば、従業員のモチベーションが高まります。
従業員の多くが「良い企業で働いている」と感じられると、エンゲージメント(愛社精神・思い入れ)向上が期待できるでしょう。
従業員のモチベーションやエンゲージメントが高まれば、その結果として良い商品・サービスを消費者に提供できます。
従業員のモチベーション・エンゲージメントが高い企業は、離職率も低い傾向にあります。
そのため、採用コストについても削減が見込まれるでしょう。
3.人材採用にも役立つ
企業イメージの高い企業は、求職者からの応募がたくさんあります。
それは「良いイメージの企業に就職することはステータス」だと考える人が多いことが理由の1つです。
企業イメージが高ければ、母集団形成に困るようなこともなく、優秀な人材を採用できる可能性が高くなります。
また、企業イメージの良い会社は、求職者の家族も就職を応援してくれることが多く、内定辞退率の低下も期待できるでしょう。
企業イメージをアップさせる3つの方法
企業イメージをアップさせる方法には、以下の3つが挙げられます。
- インナーブランディング
- 採用ブランディング
- ストーリーブランディング
これらの手法は対象や目的が異なります。
そのため「どのようなターゲットにどのように思ってもらいたいのか」を明確にしてから取り組まなければなりません。
ここではそれぞれの方法に分けて対象や目的について解説します。
1.インナーブランディング
インナーブランディングは、従業員を対象にした施策です。
人的魅力の向上を目的とします。
自社のブランドや仕事に対する価値観を従業員と共有することで、従業員のエンゲージメント向上が見込まれるでしょう。
また、従業員が主体的に働くようになると、結果として顧客満足度の向上も期待できます。
インナーブランディングは「従業員満足度が低い・離職率が高い」などの課題がある企業が取り組むべき施策です。
2.採用ブランディング
採用ブランディングは、自社で働きたいと希望する人を対象にした施策です。
人材確保を目的とします。
「働く場所が優れていること」を就職希望者へアピールすることによって、採用希望者の増加から定着率の上昇まで、幅広い効果を見込めるでしょう。
具体的には、充実した福利厚生や柔軟な働き方、従業員の生活習慣や健康増進への取り組みを発信することがポイントです。
3.ストーリーブランディング
ストーリーブランディングは、顧客や取引先、自社の従業員など対象の幅が広い施策です。
人的・商品的魅力の向上を目的とします。
ストーリーブランディングの例を挙げると、創業の歴史や商品開発史などがあります。
自社の背景にあるストーリーを知ってもらうことで、愛着が深まることを期待できるでしょう。
競合他社との差別化をしたい場合に、有効な手法だといえます。
まとめ
企業イメージをアップするメリットや具体的な方法について解説しました。
企業イメージを高めることによって、顧客はもちろん、自社の従業員の満足度向上にもつながります。
さまざまな要因がシナジー効果を生み出し、企業価値を飛躍的に高められるでしょう。
最後に企業イメージのアンケート調査を簡単に行える資料をご紹介します。
リサーチ会社が無料で提供しているものなので是非ご活用ください。
企業ブランディングにお役立てください。
最後までお読みいただきありがとうございました。