コアウェブバイタルとは?重要指標やSEOへの影響、改善方法について解説

  • SEO

公開日:2023/12/11

更新日:2023/12/11

コアウェブバイタルは、検索結果のランキングに影響する重要な指標です。

しかし、具体的にどのような指標なのか分からない方も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、コアウェブバイタルの3つの指標やSEOへの影響、現在のスコアの確認方法や改善方法について分かりやすく解説します。

コアウェブバイタルとは

コアウェブバイタルとは、Googleが定めるWebサイトのユーザー体験を評価するための指標です。

具体的には、ページの読み込み速度、インタラクティブ性、視覚的安定性の3つの指標で構成されています。

LCP(ページの読み込み速度)

LCP(Largest Contentful Paint)は、ページのメインコンテンツが表示されるまでの時間を測定する指標です。

メインコンテンツとは、ユーザーが最初に目にする画像や動画、テキストなどのことです。

LCPが遅いと、ユーザーはコンテンツをすぐに見ることができず、離脱しやすくなります。

FID(インタラクティブ性)

FID(First Input Delay)は、ユーザーがページを操作したときに、ブラウザが応答するまでの時間を測定する指標です。

FIDが遅いと、ユーザーは操作にストレスを感じやすくなります。

CLS(視覚的安定性)

CLS(Cumulative Layout Shift)は、ページの読み込み中にコンテンツのレイアウトが大きく変化する度合いを測定する指標です。

CLSが大きいと、ユーザーはコンテンツの読み込み中に、コンテンツが動いたり位置が変わったりする不快感を感じやすくなります。

コアウェブバイタルのSEOへの影響

2021年5月、Googleはコアウェブバイタルを検索エンジンのランキング要因に組み込むことを発表しました。

これにより、コアウェブバイタルのスコアが悪いWebサイトは、検索結果のランキングが下がる可能性があります。

ただしコアウェブバイタルはあくまでも検索順位の要素の一つであり、コンテンツの質や内部リンク構造など、これまで通り他の要素も重要です。

コアウェブバイタルの評価の点で見ると、画像や動画などの大容量コンテンツを多く使用しているサイト、JavaScriptやCSSなどのリソースを多く使用しているサイト、ページの読み込み速度が遅いサイトなどは影響を受けやすいと考えられます。

このようなサイトはコアウェブバイタルのスコアを改善することで、ユーザーエクスペリエンスが向上し、結果的に検索エンジンのランキング向上にもつながるでしょう。

コアウェブバイタルの確認方法

コアウェブバイタルの現在のスコアは、以下の方法で確認することができます。

Google Search Console

Google Search Consoleは、Googleが提供するWebサイトの管理ツールです。

サーチコンソールでコアウェブバイタルのスコアを確認するには、以下の手順で行います。

1.Google Search Consoleにログインします。

2.左側のメニューから「ウェブに関する主な指標」をクリックします。

3.すると「モバイル」「PC」それぞれで問題の有無を確認できます。

4.「レポートを開く」をクリックすると詳細を確認でき、問題がある場合は「良好なURLと判断されなかった理由」に詳細が表示されます。

PageSpeed Insights

PageSpeed Insightsは、Googleが提供するWebサイトのパフォーマンスを測定するツールです。

PageSpeed Insightsでコアウェブバイタルのスコアを確認するには、以下の手順で行います。

1.PageSpeed Insightsのページにアクセスします。

2.サイトのURLを入力します。

3.「分析」をクリックします。

4.するとコアウェブバイタルの3つの指標のスコアが表示され、どの指標が遅いのかなど、詳細を確認することができます。

コアウェブバイタルのスコアを改善するには

コアウェブバイタルのスコアを改善するには、以下の方法が挙げられます。

画像や動画などの大容量コンテンツを圧縮する

画像や動画などの大容量コンテンツは、ページの読み込み時間を遅くする原因となります。

そのため、画像や動画のサイズを圧縮することで、読み込み時間を短縮することができます。

JavaScriptやCSSなどのリソースの読み込みを遅延させる

JavaScriptやCSSなどのリソースは、ページの読み込みが完了する前に読み込まれると、ページの読み込み時間を遅くする原因となります。

そのため、初期の読み込みで不要なJavaScriptやCSSなどのリソースの読み込みを遅延させることで、読み込み時間を短縮することができます。

ブラウザのキャッシュを有効にする

ブラウザのキャッシュを有効にすることで、以前に訪れたページのコンテンツをキャッシュに保存し、再度アクセスしたときにキャッシュから読み込むことができます。

これにより、ページの読み込み時間を短縮することができます。

Webサイトの構成やデザインを改善する

ページの読み込みに必要なコンテンツを最上部に配置したり、不要なコンテンツを削除したりすることで、読み込み時間を短縮することができます。

まとめ

コアウェブバイタルは、ユーザーエクスペリエンスの向上と検索結果のランキングに重要な指標です。

Webサイトの運営者はコアウェブバイタルのスコアを定期的に確認し、改善に取り組むことが重要です。

自社サイトの状況に合わせて、適切な施策を実施しましょう。

どのような改善施策を実施すればいいのか分からない場合は、SEO対策の専門家に依頼するのも一つの方法です。

Heart Fullでは、現在のサイトの分析を行い、最適な施策をご提案させていただきます。

「ページの表示速度が遅くて困っている」など、今抱えているお悩みのご相談だけでも構いませんので、お気軽にご連絡ください。

Heart Fullへのご相談・お問い合わせはこちらから(Googleフォームへ飛びます)

この記事ではページ表示速度の重要性と改善方法について解説しています。

サイトのユーザーエクスペリエンス向上を目指している方は、こちらも併せてご参考ください。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
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