SEOとMEOの違いとは?初心者でも分かりやすく解説

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公開日:2023/12/19

更新日:2026/08/26

SEOとMEOは、どちらも検索からの集客を増やすための施策ですが、対象となるユーザーや対策範囲、対策方法などに違いがあります。「SEOとMEOは何が違う?」「自社ではどちらを優先すべき?」と迷う方もいるでしょう。

本記事では、SEOとMEOの違いを比較し、それぞれのメリット・デメリットや適しているケースを解説します。自社のビジネスや集客目的に合った施策を選ぶ際の参考にしてください。

SEOとは

SEO(Search Engine Optimization)とは、検索エンジンの検索結果(自然検索)において、自社のWebサイトやコンテンツを上位に表示させ、検索からの流入を増やすための施策です。

主な目的は、検索を通じてより多くのユーザーに自社の情報を届け、アクセスや問い合わせ、売上などにつなげることです。検索結果での露出を高めることで、自社の商品やサービスに関心を持つユーザーとの接点を増やし、中長期的な集客につなげられます。

MEOとは

MEO(Map Engine Optimization)とは、GoogleマップおよびGoogle検索のローカル検索結果(ローカルパック)において、自社の店舗やビジネス情報を上位に表示させるための施策です。

主な目的は、特定の地域で店舗やサービスを探しているユーザーに自社の情報を見つけてもらい、来店や問い合わせにつなげることです。基本情報の登録に加え、店舗写真の掲載や口コミへの返信などを通じて情報を継続的に充実させることで、ユーザーが店舗を選ぶ際の判断材料を提供できます。

ローカルパックについては、以下の記事で詳しく解説しています。

SEOとMEOの違いを比較

SEOとMEOは、どちらもGoogleなどの検索結果からユーザーとの接点を増やすための施策ですが、対象となるユーザーや対策範囲、具体的な対策方法などに違いがあります。ここでは、SEOとMEOの主な違いを5つの項目に分けて比較します。

比較項目SEOMEO
対象となるユーザー幅広い地域・検索目的のユーザー特定の地域で店舗やサービスを探しているユーザー
集客範囲全国・地域を問わず幅広く設定できる店舗周辺など地域性の高い範囲が中心
対策方法コンテンツSEO・内部対策・外部対策などGoogleビジネスプロフィールの情報充実・口コミへの対応など
競合同じキーワードで上位表示を狙うWebサイト同じ地域・業種の店舗や事業者
費用コンテンツ制作やサイト改善などに費用がかかる場合があるGoogleビジネスプロフィール自体は無料で利用できる

対象となるユーザーの違い

SEOとMEOでは、主にアプローチするユーザーが異なります。

SEOは、検索エンジンを利用して情報収集や商品・サービスの比較などを行う、幅広いユーザーが対象です。特定の地域に限定されず、検索キーワードに応じてさまざまなニーズを持つユーザーにアプローチできます。

一方、MEOは「新宿 カフェ」「渋谷 美容院」のように、特定の地域で店舗やサービスを探しているユーザーへのアプローチに適しています。現在地の近くにある店舗を探しているなど、来店につながりやすいユーザーとの接点を作れる点が特徴です。

集客範囲の違い

SEOとMEOでは、集客できる範囲にも違いがあります。

SEOは、対策するキーワードによって全国から特定の地域まで、幅広い範囲のユーザーを対象にできます。実店舗を持たないWebサービスやECサイトなどでも取り組めるため、商圏を限定しない集客にも適しています。

一方、MEOは店舗の所在地やユーザーとの距離などが検索結果に影響するため、店舗周辺をはじめとした特定地域からの集客が中心です。飲食店や美容院、クリニックなど、地域に根ざした実店舗を運営するビジネスと相性の良い施策といえます。

対策方法の違い

SEOの主な対策には、「コンテンツSEO」「内部対策」「外部対策」があります。

コンテンツSEOではユーザーの検索意図に沿ったコンテンツを作成・改善し、内部対策ではWebサイトの構造や検索エンジンが情報を理解しやすい環境を整えます。外部対策では、他のWebサイトから自社サイトへの被リンクの獲得などに取り組みます。

一方、MEOではGoogleビジネスプロフィールの情報を充実させ、適切に管理することが基本となります。店舗名・住所・電話番号・営業時間などを正確に登録するほか、写真の掲載や口コミへの返信、最新情報の発信などを行います。

このように、SEOはWebサイトやコンテンツを中心に対策するのに対し、MEOはGoogleビジネスプロフィールを中心に店舗情報を整える点が大きな違いです。

競合の違い

SEOとMEOでは、検索結果で競合する相手や範囲も異なります。

SEOでは、対策するキーワードで上位表示されているWebサイトが主な競合になります。全国の企業や大規模なWebメディアが競合となることもあり、検索キーワードによっては上位表示の難易度が高くなります。

一方、MEOでは、同じ地域で同様の商品やサービスを提供している店舗・事業者が主な競合です。例えば「池袋 居酒屋」であれば、池袋周辺にある居酒屋などが競合となります。

ただし、MEOも地域や業種によって競合状況は異なるため、必ずしもSEOより上位表示しやすいとは限りません。

費用の違い

SEOとMEOにかかる費用は、施策内容や自社で対応する範囲、外部に依頼するかどうかによって異なります。

SEOでは、記事などのコンテンツ制作やWebサイトの内部改善、SEOツールの利用などに費用がかかる場合があります。専門会社へ依頼する場合には、コンサルティングやコンテンツ制作などの費用も必要です。

一方、MEOで使用するGoogleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)は、基本機能を無料で利用できます。自社で店舗情報の登録や更新、口コミへの返信などを行う場合は、費用を抑えて取り組めます。

ただし、MEOでも運用を専門会社に依頼したり、管理・分析ツールを導入したりする場合には費用が発生します。単純に「SEOは高い、MEOは安い」と考えるのではなく、必要な施策や運用体制を踏まえて比較することが大切です。

SEOとMEOのメリット・デメリット

SEOとMEOには、それぞれ異なるメリット・デメリットがあります。自社に適した施策を選ぶためには、集客できる範囲や運用に必要な作業、ビジネスとの相性などを踏まえて比較しましょう。ここでは、SEOとMEOそれぞれのメリット・デメリットを解説します。

SEO対策のメリット

SEO対策は、検索エンジンを利用する幅広いユーザーとの接点を作れることがメリットです。また、制作したコンテンツを継続的な集客に活用できる点も特徴です。

幅広い地域のユーザーにアプローチできる

SEOは、特定の地域に限定されず、幅広いユーザーにアプローチできます。

例えば、全国を対象に商品を販売するECサイトや、オンラインでサービスを提供する企業であれば、地域を問わず検索しているユーザーを自社サイトへ誘導できます。一方、「地域名+サービス名」などのキーワードを対策すれば、特定の地域を対象とした集客も可能です。

Webサイトのコンテンツを資産として蓄積できる

SEOのために制作した記事やサービスページなどは、自社のWebサイトにコンテンツとして蓄積されます。

ユーザーの検索意図に沿った有益なコンテンツを継続的に増やすことで、さまざまな検索キーワードからユーザーとの接点を作れるようになります。

一度公開して終わりではなく、検索ニーズや情報の変化に合わせてリライトすることで、既存コンテンツを継続的に集客へ活用できる点もSEOのメリットです。

SEO対策のデメリット

SEOは幅広いユーザーへのアプローチが期待できる一方、競合状況によって上位表示が難しくなる場合があります。また、継続的なコンテンツやWebサイトの改善も欠かせません。

競合が多いキーワードでは上位表示の難易度が高い

SEOでは、同じキーワードで上位表示を狙うWebサイトが多いほど、検索結果で上位を獲得する難易度が高くなる傾向があります。

特に検索数が多いキーワードでは、大手企業や専門性の高いWebサイトが上位を占めているケースも少なくありません。そのため、競合サイトのコンテンツや検索ニーズを分析し、自社ならではの情報を盛り込むなどの工夫が必要です。

継続的なコンテンツ改善やサイト改善が必要

SEOは、一度対策すればその後も同じ検索順位を維持できるとは限りません。

ユーザーの検索ニーズや競合サイトの状況は変化するため、既存コンテンツの情報を更新したり、検索意図に合わせて内容を見直したりする必要があります。

また、コンテンツだけでなく、Webサイトの構造や表示速度、内部リンクなどの改善も欠かせません。状況を定期的に確認しながら、継続して改善していきましょう。

MEO対策のメリット

MEO対策は、特定の地域で店舗やサービスを探しているユーザーにアプローチしやすいことがメリットです。

店舗周辺のユーザーにアプローチしやすい

MEOでは、特定の地域で店舗や商品、サービスを探しているユーザーに、自社の店舗情報を表示できる可能性があります。

ユーザーに店舗情報を見てもらうことで、来店や電話、経路検索などの行動につなげやすくなります。

飲食店や美容院、クリニックなど、地域のユーザーからの来店を重視するビジネスでは、MEOを活用するメリットが大きいといえるでしょう。

店舗の情報を検索結果上で伝えやすい

ユーザーはWebサイトへアクセスしなくても、Google検索やGoogleマップ上で店舗の特徴や営業状況、利用者からの評価などを確認できます。

店舗を比較・検討する際に必要な情報を検索結果上で提供できるため、自社の店舗を選ぶための判断材料をユーザーに伝えやすい点は、MEO対策のメリットです。

MEO対策のデメリット

MEOは地域での集客に適している一方、活用できるビジネスには一定の条件があります。また、ユーザーから投稿される口コミや評価が店舗選びに影響する点にも注意が必要です。

実店舗など対象となるビジネスが限られる

MEOは、すべてのビジネスが同じように活用できるわけではありません。

Googleビジネスプロフィールには利用資格があり、基本的には顧客と直接やり取りするビジネス(実店舗や、顧客先へ訪問してサービスを提供する非店舗型ビジネスなど)が対象となります。営業時間の設定が必須ではない業種もありますが、顧客との接点があることが前提です。

そのため、オンラインのみで完結するサービスや、Googleビジネスプロフィールの利用資格を満たさないビジネスでは、MEOを主要な集客施策として活用できません。

口コミや評価の影響を受ける

Googleビジネスプロフィールには、ユーザーが店舗やサービスに対する口コミや評価を投稿できます。

口コミは、店舗を探しているユーザーが利用先を判断する材料の一つです。そのため、低評価や否定的な口コミが投稿された場合、店舗の印象に影響する可能性があります。

口コミの内容を事業者側で自由にコントロールすることはできないため、日頃からサービス品質の向上に取り組むとともに、投稿された口コミには内容に応じて適切に返信しましょう。

SEOとMEOはどちらを対策すべき?

SEOとMEOのどちらを優先すべきかは、自社のビジネスモデルや商圏、集客したいユーザーによって異なります。また、どちらか一方だけを選ぶのではなく、目的に応じて併用することも可能です。

SEO対策を優先すべきケース

SEO対策を優先すべきケースは、以下のとおりです。

  • 実店舗を持たず、Webサイトを中心に商品・サービスを提供している
  • 全国など、地域を限定せずにユーザーを集客したい
  • Webサイトからの問い合わせや購入を増やしたい
  • 商品・サービスをまだ知らない潜在層にもアプローチしたい
  • コンテンツを蓄積し、中長期的な集客につなげたい

SEOは、地域に限定されず、検索エンジンを利用する幅広いユーザーにアプローチできる施策です。そのため、ECサイトやWebサービスなど、実店舗への来店を必要としないビジネスの他、「潜在層へアプローチしたい」「さまざまなユーザーとの接点を作りたい」「コンテンツを蓄積してWebサイトを”資産”として残したい」といった目的がある場合は、SEO対策を優先すると良いでしょう。 

MEO対策を優先すべきケース

MEO対策を優先すべきケースは、以下のとおりです。

  • 飲食店や美容院、クリニックなどの実店舗を運営している
  • 特定の地域を対象にビジネスを展開している
  • 店舗周辺のユーザーにアプローチしたい
  • Googleマップからの集客を増やしたい
  • 来店や電話、問い合わせにつなげたい

MEOは、特定の地域で店舗やサービスを探しているユーザーへのアプローチに適した施策です。そのため、実店舗を持っていて、来店や予約などの店舗集客へ直接繋げたい場合に優先するとよいでしょう。 

SEOとMEOを併用すべきケース

SEOとMEOの併用が適しているケースは、以下のとおりです。

  • 実店舗を運営しながらWebサイトでも集客している
  • 店舗周辺だけでなく、より広い範囲からもユーザーを集客したい
  • 来店ニーズと情報収集ニーズの両方にアプローチしたい
  • Googleマップと自然検索の両方で露出を増やしたい
  • 店舗への来店とWebサイトからの問い合わせの両方を増やしたい

実店舗を運営しながらWebサイトでも情報を発信している場合は、SEOとMEOを併用することで、それぞれ異なる検索ニーズに対応できます。

例えば、MEOでは「地域名+業種」などで近くの店舗を探しているユーザーとの接点を作り、SEOでは商品・サービスの選び方や悩み、比較などについて情報収集しているユーザーをWebサイトへ集客できます。

SEOとMEOはどちらか一方だけに取り組む必要はありません。店舗への来店とWebサイトからの集客の両方を重視する場合は、それぞれの役割を分けながら併用することで、検索結果からユーザーと接触する機会を広げられます。

まとめ

SEOとMEOは、どちらも検索を通じてユーザーとの接点を増やすための施策ですが、対象となるユーザーや対策範囲、対策方法などが異なります。自社のビジネスモデルや集客したいユーザーに合わせて、適切な施策を選ぶことが重要です。

SEOは、Webサイトやコンテンツを活用し、地域を問わず幅広いユーザーからの流入を増やしたい場合に適しています。一方、MEOはGoogleマップやローカル検索結果を通じて、特定の地域で店舗やサービスを探しているユーザーにアプローチし、来店や問い合わせにつなげたい場合に有効です。

また、SEOとMEOはどちらか一方だけを選ぶ必要はありません。実店舗を運営しながらWebサイトでも集客している場合は、SEOで幅広い検索ニーズに対応しつつ、MEOで地域のユーザーとの接点を増やすなど、両方を併用する方法もあります。

それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解したうえで、自社の商圏や集客目的、運用体制などを踏まえて取り組む施策を検討しましょう。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
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