SEOとMEOは、どちらも検索結果における表示を最適化するための施策です。
しかし、両者には目的や対象、施策内容、費用、難易度など、さまざまな違いがあります。
そこでこの記事では、SEOとMEOそれぞれの概要、SEOとMEOの違い、どちらを対策すべきか?についてわかりやすく解説します。
この記事の内容
SEOとは
SEO(Search Engine Optimization)とは、検索エンジンの検索結果において、自社のWebサイトやコンテンツをより上位に表示させるための施策のことです。
SEOの目的は、自社のWebサイトやコンテンツをより多くのユーザーに閲覧してもらうことです。
そのためには、ユーザーの検索意図を満たすコンテンツを提供したり、Webサイトの構造を改善したりするなどの対策を行います。
SEO対策を行うことで、Webサイトやコンテンツの露出を増やし、サイトへの流入数増加や売上・問い合わせ数の増加を図ります。
MEOとは
MEO(Map Engine Optimization)とは、Googleマップ検索結果において、自社の店舗情報をより上位に表示させるための施策の総称です。
MEOの目的は、自社の店舗をより多くのユーザーに知ってもらい、来店につなげることです。
そのためには、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)を登録し、最適化する必要があります。
Googleビジネスプロフィールは、Googleが無料で提供する店舗情報の管理ツールです。
店舗の住所や電話番号、営業時間などの基本情報を登録するほか、写真や口コミなどを投稿することもできます。
MEO対策を行うことで、店舗への来店や問い合わせ数の向上を図ります。
SEOとMEOの4つの違い
続いて、SEOとMEOの違いについて、下記の項目ごとに見ていきましょう。
- 目的(対象)の違い
- 施策内容の違い
- 費用の違い
- 難易度の違い
目的(対象)の違い
SEOは、Webサイトやコンテンツを検索結果の上位に表示させることを目的としています。
対象は、Webサイトやそのコンテンツです。
一方MEOは、Google Mapsなどのマップ検索結果の上位に表示させることを目的としています。
対象は、Google Mapsで表示される実店舗のGoogleビジネスプロフィールです。
つまり、そもそも実店舗を持っていない場合にはMEO対策は実施できません。
施策内容の違い
SEOの施策内容は、大きく分けて内部施策と外部施策の2つに分けられます。
内部施策は、Webサイトのコンテンツや構造を改善する施策です。
外部施策は、他のWebサイトから自社サイトへのリンクを獲得する施策です。
主にWebサイトの改修やコンテンツ制作などが中心となります。
MEOの施策内容は、Googleビジネスプロフィールの情報を充実させる施策が中心です。
SEOのようにWebサイトを改修することはメインではありません。
費用の違い
SEOとMEOの費用は、施策内容や成果によって大きく異なります。
SEOは、内部施策と外部施策の両方を行う場合、初期費用と運用費用の両方がかかることが多いですが、施策内容や外注する範囲によって異なります。
初期費用は、コンテンツ制作や内部構造の改善などWebサイトの改修にかかる費用です。
運用費用は、定期的に更新するためのコンテンツ制作やSEO対策ツールの利用などの費用です。
また、自社内ではなく専門会社に依頼する場合はコンサル費用などが別途かかることもあります。
MEOは、基本的にはGoogleビジネスプロフィールの情報を充実させるだけでよいため、初期費用はほとんどかかりません。
運用費用は、外部サービスを利用して施策を実施する場合に発生する場合があります。
難易度の違い
SEOとMEOの難易度は、施策内容や競合状況によって異なります。
SEOは、Webサイトの競合状況が激しい場合は上位表示を獲得するのが難しくなります。
難易度は、競合サイトの状況やキーワードの難易度によって様々なため、一概には言えません。
競合サイトが多い場合や難易度の高いキーワードを狙う場合は、対策に時間と労力が必要になってきます。
また、コンテンツ制作や内部構造の改善などの施策は専門的な知識やスキルが必要です。
そのため、SEOに詳しい人がいないと自社内で完結させることは難しいでしょう。
MEOもSEOと同様に、地域や業種によって競合状況が異なります。
また、SEOとは異なり、Googleビジネスプロフィールの情報を充実させる施策は専門的な知識やスキルは必要ありません。
SEOとMEOどちらを対策すべき?
SEOとMEOの違いが分かったところで、「どっちの対策をしたらいいの?」と疑問に思う方もいることでしょう。
自社のビジネス目標やターゲットユーザーに合わせて、どちらの施策を優先すべきかを検討する必要があります。
SEO対策を優先すべきケース
SEO対策を優先すべきケースは、以下のとおりです。
- エリアに関係ない業種・サービスを展開している
- 実店舗はなくWebサイトやコンテンツを主に運営している
- 実店舗を持っているが全国的に展開しており、検索エンジンでの上位表示を目指したい
- 特定のキーワードで上位表示を獲得したい
- コンテンツの質や量を重視したい
SEO対策を実施することで、エリアに関係なく全世界のユーザーに自社のWebサイトやコンテンツを認知してもらい、流入を増やすことができます。
また、特定のキーワードで上位表示を獲得することで、競合サイトと差別化を図ることができます。
さらには、コンテンツの質や量を重視することでユーザーの満足度を高め、長期的な成果とWebサイトの資産につなげることも可能です。
良質なコンテンツが溜まっていくことはWebサイトの資産になりますので、この点はSEOの大きなメリットと言えます。
MEO対策を優先すべきケース
一方で、MEO対策を優先すべきケースは以下のとおりです。
- 実店舗を運営している
- 地域密着型のビジネスを展開している
- 店舗への来店や問い合わせを増やしたい
MEO対策を実施することで、その地域のユーザーに自社の店舗情報を認知してもらい、集客を増やすことができます。
地域密着型のビジネスを展開している場合は、競合店舗と差別化を図ることができます。
さらに、店舗への来店や問い合わせを増やすことで、売上や利益の向上につながることも期待できるでしょう。
まとめ
SEOとMEOは、どちらも検索結果における表示を向上させ、ビジネスの成功につなげるための重要な施策です。
SEOは、Webサイトやコンテンツを全国のユーザーに認知してもらい、流入を増やすための施策です。
MEOは、地域密着型のビジネスを展開している企業が、店舗への来店や問い合わせを増やすための施策です。
自社のサービスや商品は地域性があるかどうか、実店舗を持っているかどうか、検索エンジンでの上位表示を目指したいのかマップ上での上位表示を目指したいのか…など、目的に応じて適切な施策を実施することが重要です。
どのような改善施策を実施すればいいのか分からない場合は、SEO対策の専門家に依頼するのも一つの方法です。
Heart Fullでは、現在のサイトの分析を行い、最適な施策をご提案させていただきます。
「上位表示を目指したいが何をすればいいか分からない」など、今抱えているお悩みのご相談だけでも構いませんので、お気軽にご連絡ください。
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