X広告のフォロワーターゲティングとは?設定方法や成功のコツを紹介

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公開日:2024/05/09

更新日:2025/10/23

X(Twitter)で広告を配信する際には、フォロワーターゲティングという機能を利用できます。上手く活用すれば、自社の製品やサービスを効果的に訴求可能です。

本記事では、ターゲットユーザーの探し方からフォロワーターゲティングの設定手順、成功のコツまで、広告運用担当者がすぐに実践できる形で解説します。

X広告のフォロワーターゲティングとは

X広告のフォロワーターゲティングとは、特定のアカウントのフォロワーに広告を配信する手法です。これにより、広告主はターゲットとしたいユーザー層にピンポイントでリーチでき、無駄な広告配信を減らすことが可能です。

特徴としては、フォロワー数の多さだけでなく、関連性や関心度に基づいてターゲティングできる点や、幅広い業種や業界で活用できる点が挙げられます。

新商品の認知拡大や特定キャンペーンの訴求、競合他社のフォロワーへのアプローチなど、フォロワーターゲティングはさまざまな場面で効果を発揮します。ターゲットの属性や興味関心を把握しやすいため、広告の無駄打ちを減らしながら効果的にリーチできることが強みです。

ターゲティング対象ユーザーの探し方

続いて、フォロワーターゲティングで広告を配信する際のユーザー選定方法について解説します。

X(旧Twitter)検索で見つける

まずはX内の検索機能を活用して、ターゲットとなるユーザーを見つけます。キーワードやハッシュタグを用いて、関連する投稿やアカウントを検索し、フォロワーの内容やプロフィールを確認することで、広告の適切な配信先を把握できます。

ランキングサイトや外部ツールを活用

フォロワー数が多く影響力のあるアカウントを効率的に探す場合は、カテゴリ別のフォロワー数ランキングを載せているサイトやインフルエンサー検索ツールの活用が便利です。こうした方法で探すことで、ターゲット候補を体系的にリストアップできます。

リストやフォロワー関係から選定

X内で作成された特定のテーマ別リストや関連アカウントのフォロワーを確認することで、潜在的なターゲットを発掘できます。類似アカウントのフォロワーも確認することで、より広い範囲で関連性の高いユーザーに広告を届けることが可能です。

X広告でのフォロワーターゲティング設定方法

実際にX広告でフォロワーターゲティングを設定する手順を解説します。

基本的な設定手順

まず、X広告マネージャーにログインし、新しいキャンペーンを作成し、広告グループの設定まで進みます。広告グループ内で設定できる「ターゲティング機能」で、フォロワーターゲティングを設定します。

「オーディエンスの特性」の中にある「フォロワーが似ているアカウント」を選択し、ここで特定のアカウントを入力することで、設定完了です。関連性の高いアカウントを3〜10件ほど設定しておくと、より精度の高い配信が可能になります。

一括アップロード機能の活用

大量のアカウントを指定する場合は、一括アップロード機能を使うと効率的です。テキストエリアが表示されるので、スプレッドシート等にまとめておいたアカウント名をコピー&ペーストすることで、一括でアカウント名を登録できます。

複数のターゲット候補を一度に登録でき、手作業によるミスを防ぐことができます。

フォロワーターゲティングを成功させるためのポイント

X広告でフォロワーターゲティングを活用する際に、成果を最大化するためのポイントを紹介します。

1キャンペーンあたり30件程度を目安に設定する

フォロワーターゲティングでは、1つのキャンペーンにつき30件前後のアカウントを指定するのが理想とされています。数が少なすぎると配信ボリュームが不足し、逆に多すぎると精度が落ちるため、バランスが重要です。

初期段階では、関連性の高いアカウントを中心に設定し、成果を見ながら少しずつ追加・削除して最適化していきましょう。

関連性を最優先にしたアカウントを選定する

多くのフォロワーを持つアカウントに広告を配信しても、必ずしも高いコンバージョンが得られるとは限りません。重要なのは、ターゲットの関心や行動が自社サービスとどれだけ関連しているかです。

そのため、フォロワー数よりも自社商品やサービスとの関連性が高いアカウントを選ぶことが重要です。たとえば、同業界の競合や、同じターゲット層を持つパートナー企業などを中心に設定すると、より質の高いリーチが得られます。

キャンペーンごとにセグメントを分けて配信する

フォロワーターゲティングでは、1つのキャンペーンに多様なアカウントを詰め込むのではなく、テーマや業界ごとにセグメント化して配信するのが効果的です。たとえば、「競合フォロワー向け」「業界インフルエンサー向け」などに分けることで、成果を比較・分析しやすくなります。

効果測定と改善を繰り返す

広告配信後は、クリック率(CTR)やコンバージョン率(CVR)、フォロワーごとの成果などを定期的にチェックしましょう。特定のターゲットで成果が高ければ、その傾向を分析して他キャンペーンに展開します。

逆に、成果の低いアカウントは除外することで、配信効率を高めることができます。データに基づく改善を続けることが、フォロワーターゲティングの成功に欠かせません。

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フォロワーターゲティング以外にもある!X広告の主要ターゲティング手法

X広告では、ユーザーの興味や行動、属性などに応じて多彩なターゲティング手法を活用できます。目的によって使い分けることで、より効果的な広告配信が可能になります。

最後に、フォロワーターゲティング以外の代表的なターゲティング手法を紹介します。

興味関心ターゲティング

興味関心ターゲティングは、ユーザーが関心を示しているトピックやテーマに基づいて広告を配信する方法です。たとえば「マーケティング」「美容」「ガジェット」などのジャンルを指定すると、関連トピックを日常的にチェックしている層にアプローチできます。

特定分野に強い興味を持つユーザーに訴求できるため、ブランドやサービスの認知拡大に適しています。

キーワードターゲティング

キーワードターゲティングは、ユーザーが投稿や検索で使用したキーワードをもとに広告を表示する手法です。たとえば「X広告」「キャンペーン設計」「SNS集客」などの具体的なワードを設定することで、特定の話題に関心を持つユーザーを狙うことができます。

購買意欲が高い層にリーチしやすく、成果型キャンペーンにも有効です。

地域ターゲティング

地域ターゲティングは、広告の配信エリアを指定する方法です。都道府県や市区町村単位で細かく設定できるため、地域密着型の店舗やサービス、イベント告知などに向いています。

エリアごとの反応率を確認しながら最適化することで、限られた予算でも高い効率を実現できます。

テイラードオーディエンス

テイラードオーディエンスは、企業が持つ顧客データやWebサイト訪問者データなどを基に広告を配信するターゲティング手法です。たとえば、過去に商品を購入した人や、資料をダウンロードしたユーザーなどに再アプローチすることで、コンバージョン率の向上を狙えます。

既存顧客のリピート促進や見込み顧客の育成に効果的です。

端末ターゲティング

端末ターゲティングでは、ユーザーが利用しているデバイス(iPhone、Android、PCなど)を指定して広告を配信します。アプリのインストール促進キャンペーンであればスマートフォンのみを対象にするなど、配信目的に合わせたデバイス選定が可能です。

広告の表示環境を最適化し、無駄な配信を防ぐことができます。

行動ターゲティング

行動ターゲティングは、ユーザーのX上での行動(投稿内容、エンゲージメント、フォロー傾向など)をもとに広告を配信する手法です。特定ジャンルの投稿に反応しているユーザーや、キャンペーン参加経験のある層など、実際の行動データを活用して精度の高いターゲティングを行えます。

これらのターゲティング手法を理解し、目的に応じて使い分けることで、X広告の効果を最大化できます。ブランド認知からコンバージョン獲得まで、狙いたい成果に合わせた設定を行いましょう。

まとめ

フォロワーターゲティングは、特定ユーザーのフォロワーや似ているユーザーに広告配信できる機能です。自社の製品やサービスと関連のあるアカウントのフォロワーなら、高いコンバージョンが期待できます。比較的簡単に利用できるため、Xで広告配信をするならぜひ活用してみましょう。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
【公式X】はこちら → https://x.com/Mktg_Plus_One

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