Meta広告「配置ごとのアセットカスタマイズ」とは？

Metaが運営するMeta広告は、Facebookを中心に多種多様なビジネスで利用されています。

Meta広告はMetaが提供するほかのSNSにも配信され、それぞれを連動させれば大規模な宣伝広告が可能になります。

しかし各SNSはユーザー層が異なり、広告の表示方法を工夫しないと効果が得られません。

それを一元的に管理して、SNSごとに最適な広告イメージを可能にする機能が、配置ごとのアセットカスタマイズです。

この記事では配置ごとのアセットカスタマイズの仕組みを解説し、その上手な活用方法と設定の概要を紹介します。

Meta広告運用のガイドとして参考にしてください。

Meta広告の概要

FacebookからMetaに社名変更してからも、サービスそのものはFacebookとして継続しています。

Meta広告は現在、Metaが運営する以下のサービスに配信されています。

• Facebook（画像、動画、ストーリーズ、カルーセルなどの形式で広告配信）
• Instagram（若い世代、特に女性に人気）
• Messenger（メッセージアプリ、ユーザーとの直接交流も可能）
• Audience Network（Facebookと提携するWebサイトやスマホアプリへの広告配信が可能）

それぞれにユーザー層が異なり、広告の表示方法も違いますが、Meta広告は顧客へのターゲティング機能が優れているため、幅広い世代に向けたビジネス展開が可能です。

これだけ多くのサービスで広告宣伝できれば、運用次第で大きなビジネスチャンスを得られるでしょう。

配置ごとのアセットカスタマイズとは？

Meta広告は多様なユーザーにアプローチできる反面、それぞれのサービスに適した広告を作成する場合、かなりの手間と時間がかかることを覚悟しなければなりません。

その作業を一元的に進めることができれば、という発想から生まれたのが配置ごとのアセットカスタマイズです。

配置ごとのアセットカスタマイズとは、Metaの各サービスに合わせてMeta広告のクリエイティブアセットを調整することです。

クリエイティブとは、さまざまな要素から構築される1つの広告パターンのことであり、その各要素がアセットです。

本来ならFacebookとInstagramでは効果的な広告の表示が異なるため、別々にアセットの配置を決める必要があります。

しかしサービスごとにアセットを調整することは手間がかかり、情報の更新が必要になった場合、その都度すべてのサービスに反映させなければなりません。

それでは管理が複雑になり現実的ではありません。

ところが配置ごとのアセットカスタマイズを使えば、一連の手順でアセットを調整すると、それを最適化したMeta広告が各サービスに反映されるのです。

広告の調整や更新作業が大幅に効率化できるでしょう。

配置ごとのアセットカスタマイズの活用方法

同じMetaのサービスでも、Facebookはパソコンのユーザーが多く、Instagramはスマホユーザーが多いと言われます。

この2つを比較すると、ディスプレイ上のレイアウトも異なり、ユーザーへのPR方法も違うでしょう。

そうした点をMeta広告に反映させるため、配置ごとのアセットカスタマイズでは、主に以下に挙げるようなポイントでアセットを調整します。

異なるアセットの使用

Facebookでは画像を使い、Instagramでは動画にするようなカスタマイズが可能です。

画像や動画のサイズ変更

同じ画像や動画でも、SNSのタイプに適したアスペクト比に変えることができます。

縦と横が1：1、9：16、16：9などから選びます。

テキスト、見出し、リンク先の変更

SNSのタイプに合わせて、テキストの内容や見出しなどを変更できます。

それぞれに異なるリンク先を設定することも可能です。

配置ごとのアセットカスタマイズの設定方法

配置ごとのアセットカスタマイズを実行するには、事前にMeta広告マネージャで広告を作成する必要があります。

そのうえで、以下の手順に従ってカスタマイズを実行します。

①「広告の作成」もしくは「編集」画面で「編集する配置を選択」をクリックする。

②FacebookやInstagramから変更したい配置またはグループを選択する。

③選択した配置に対して任意の変更を実施する。複数の変更を行う場合には②～③の手順を繰り返す。

④「保存」を選択して配置を決定する。

⑤最後に「公開」を選択すると、それぞれのサービスに広告が配信される。

それぞれの手順ではイメージに従って編集を進めることができ、既存のアセットの変更だけではなく、新規のアセットを追加することも可能です。

実際の表示イメージもプレビューが可能で、変更を取り消す場合も簡単にキャンセルできます。

リンク先などに間違いがないかどうか、手順ごとに確認しながら進めることが重要です。

1つ注意すべき点として、配置ごとのアセットカスタマイズは管理可能な範囲内で実行することをおすすめします。

複数の変更を同時に実行すると、ミスをしたり戻るに戻れない状況になったりする危険性があります。

なるべく少しずつ、計画的に作業を進めるとよいでしょう。

まとめ

Facebookはコミュニケーションを楽しむ以外にも、ビジネスチャンスを広げるための機能が充実しています。

高い精度のターゲティング機能を複数備え、関連する多数のサイトにまで広告を配信することができます。

このMeta広告を自由に活用できれば、新規顧客の開拓にとって強い味方になるでしょう。

ただし、配置ごとのアセットカスタマイズという便利な機能があっても、効果的な運用のためにはある程度の知識とスキルが求められます。

もしもWeb広告の運用に不安を感じる場合は、広告代理店に任せることも1つの選択肢です。

Heart Fullでは、現在運用中のサイトを詳細に分析して、最適な施策をご提案いたします。

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