Microsoft広告「UETタグ」とは?メリット・デメリット・注意点、設定方法を解説

  • Web広告

公開日:2024/05/16

更新日:2024/05/16

Microsoft広告の効果測定を実施する際には、UETタグの設定が必要です。

UETタグを活用することで、さまざまなメリットが得られますが、一方でデメリットや注意点もあるため事前に把握しておかなくてはなりません。

そこで今回は、Microsoft広告のUETタグがどのようなものなのか、メリット・デメリット・注意点、設定方法を解説します。

Microsoft広告のUETタグとは

Microsoft広告のUETタグ(Universal Event Tracking Tag)とは、広告をクリックしたユーザーがWebサイト上で行ったアクションについて、Microsoft広告のプラットフォームに情報を送信するためのコードです。

コンバージョン計測だけでなく、リマーケティングリスト作成など、サイト内の行動を計測するために欠かせません。

UETタグを活用することで、Webサイトのトラフィックを追跡し、ユーザーの行動を包括的に記録できます。

Microsoft広告のUETタグを活用するメリット

Microsoft広告のUETタグを活用するおもなメリットは、以下のとおりです。

  • 広告効果の正確な測定
  • リマーケティングの実施
  • 自動入札戦略の活用
  • オーディエンスリストの作成

以下で、それぞれの内容を確認しておきましょう。

広告効果の正確な測定

UETタグを使用すると、ユーザーが広告をクリックした後にWebサイトでどのような行動を取ったかを詳細に追跡できるのがメリットです。

広告のパフォーマンスを正確に把握し、最適化するためのデータを収集できます。

リマーケティングの実施

UETタグを使用して特定のユーザーの行動を追跡することで、そのユーザーに対して再度広告を表示するリマーケティングを実施することが可能です。

その結果、広告の効果を最大限に引き出せるようになります。

自動入札戦略の活用

UETタグを設定し広告効果を計測することで機械学習が働き、クリック数の最大化、コンバージョン数の最大化、目標コンバージョン単価、目標広告費用対効果などの自動入札を利用できます。

広告運用の手間を減らし、効果的な広告運用を実現できるのがメリットです。

オーディエンスリストの作成

UETタグを使用すると、Webサイトの訪問者やコンバージョンを達成したユーザーなど、特定の条件を満たすユーザーのリストを作成できることもメリットの1つです。

特定のユーザーグループに対して、最適化された広告戦略を展開できます。

Microsoft広告のUETタグのデメリット・注意点

Microsoft広告のUETタグは非常に便利なツールですが、以下のようなデメリットや注意点があります。

設定の複雑さ

UETタグの設定は広告キャンペーンの重要な要素となるため、効果を最大化するためには定期的な最適化が必要です。

例えば、タグの適合性を確認し、正確なイベントを追跡するようにタグを設定し、訪問者の行動に応じてタグを調整することなどが求められます。

データ分析の必要性

UETタグを使用して取得したデータを可能な限り活用するためには、定期的なレポート作成と分析が重要です。

広告のパフォーマンスを正確に把握し、最適化のためのデータを収集できます。

全ページへの設置

UETタグは、コンバージョン計測だけではなくサイト内のアクションをすべて計測するタグであるため、対象サイトのすべてのページに設置しなくてはなりません。

そのため、タグを設置する手間が増えるのはデメリットです。

複数サイトでの使用

同じUETタグが複数のWebサイトに使用されている場合、仮にUETタグが1つのWebサイトにしか適切に設置されていなくてもMicrosoft AdvertisingはUETタグのステータスをアクティブと表示する仕組みです。

したがって、すべてのWebサイトでタグが適切に設置されているか判断できません。

Microsoft広告のUETタグの設定方法

UETタグの設置方法は、Microsoft広告管理画面の「ツール」→「UETタグ」から行います。

タグの作成後は、自分でタグをインストールする方法や開発者に送る方法、Webサイト編集プラットフォームを介して追加する方法、Google タグマネージャーを使用して自動的に追加する方法などが一般的です。

これらの基本的な仕組みと活用方法を理解し、適切に設定・活用することで、広告運用の効果を最大限に引き出せるでしょう。

設定後は、UETタグヘルパーなどのツールを使用して、正しく設定されているかを確認します。

広告のパフォーマンスを把握し、データを収集して最適化に役立てることが重要です。

まとめ

Microsoft広告の効果測定を厳密に行いたい場合は、UETタグを設定しなくてはなりません。

設定するハードルは若干高めではありますが、その分メリットも得られます。

本記事の内容を参考に、ぜひMicrosoft広告のUETタグを有効活用してください。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
【公式X】はこちら → https://x.com/Mktg_Plus_One

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