近年は、スマホでのインターネット利用率が高まっていて、スマホ向けのLP制作が必須となってきています。
しかし「パソコン向けだけでいいのでは?」「スマホ向けのLPなんてどうやってつくればいい?」という疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、スマホ向けLPの重要性やスマホ向けLPを制作する上で覚えておきたいポイントを解説します。
この記事の内容
スマホ向けLPを制作する重要性
LPを制作する場合、パソコンだけでなくスマホ向けのものも制作する必要があります。
なぜスマホ向けLPを制作すべきなのか、その理由を見ていきましょう。
スマホ利用者が増加している
近年、スマホ保有率が増加していて、インターネット利用時にスマホを利用するケースが増えています。
総務省の令和4年通信利用動向調査によれば、13~59歳の世代におけるインターネット利用機器としてスマホは、利用率が80%を超えているとされています。
多くの人がパソコンよりもスマホを利用しているため、スマホ向けのLP制作は必須であるといえるわけです。
出典:総務省「令和4年 通信利用動向調査」
スマホとパソコンでは表示に違いがある
スマホとパソコンではWebページの表示に違いがある、という点もスマホ向けLPを制作する理由です。
パソコンの場合、横長の大きなモニターでWebページが表示されます。
そのため、LPを含むパソコン向けのWebページは左から右への横の視線移動を意識して制作するのが基本です。
一方、スマホは縦長でパソコンのモニターより小さな画面です。
もしパソコン向けの横を意識したWebページをそのまま表示すれば、小さく見にくくなってしまうことでしょう。
そのため、横よりも縦の視線移動や流れを意識し、縦長で大きく見やすいページ構成にする必要があるのです。
こうした表示の違いから、パソコン向けだけでなく、モバイルファーストなスマホ向けのLPも制作すべきであるといえます。
スマホ向けLP制作で知っておくべきポイント
スマホ向けLPを制作する際には、以下のポイントをぜひ意識しておきましょう。
興味をひきやすいファーストビュー
ファーストビューは、ユーザーが興味をひかれるような情報を載せることが大切です。
ファーストビューは、LPにアクセスした際にスクロールすることなく表示される部分のことであり、ユーザーが最初に見るページです。
人間の第一印象とその後の行動はわずか数秒で決まるとされます。
ユーザーはファーストビューを見る数秒の間に「興味があるかどうか」を判断して「離脱すべきかどうか」を判断しているのです。
つまり、LPを最後まで目を通してもらうためには、ファーストビューでいかにユーザーの興味をひくかが重要であるといえます。
キャッチコピーやアイキャッチ画像などを工夫して、ユーザーに興味を持ってもらうことを意識しましょう。
見える範囲を意識する
スマホ向けLP制作では、スマホの画面で見える範囲も意識しなければなりません。
たとえば、画像がほとんどなく長文テキストばかり、固定ヘッダー・フッターが大きく画面を圧迫しているといったLPはユーザーにとって見にくいものです。
見にくいことはユーザーにとって大きなストレスであり、離脱する理由にもなります。
スマホ向けLPを制作する場合、簡潔・短文でわかりやすい文章、こまめな見出し・画像の挿入などによりメリハリをつけることが大切です。
また、見える範囲を意識して、固定ヘッダー・フッターを小さくしたり、固定要素を減らしたりなどして圧迫感を減らしましょう。
情報はわかりやすく簡潔にまとめる
伝えたい情報をわかりやすくまとめることも意識しましょう。
インターネット検索をする人の多くは、じっくり文章を読みません。
飛ばし読みして必要な情報をつまむことがほとんどです。
特に画面の小さいスマホでは、その傾向が顕著に現れやすいとされています。
そのため、「撥水加工で水弾きが良く、軽量・コンパクトで持ち運びしやすくて、カラーバリエーション豊富な日傘です」と文章だけで商材の特徴を説明しても読み飛ばされ、大切な情報が伝わらない可能性があります。
しかし、以下のように箇条書きで補足すると情報を伝えやすくなります。
・すぐに水を弾く撥水加工 ・軽量・コンパクトでスマホより軽い ・全18色の豊富なカラーバリエーション |
箇条書きがあると「重要な情報かもしれない」とユーザーは目を留めてくれる可能性が高まります。
そのため、文章だけで説明するよりも伝えたいことが伝わりやすいのです。
読みやすさを意識する
全体的な読みやすさを意識することも、スマホ向けLP制作では重要なポイントです。
たとえば、テキストサイズや行間はユーザー目線に立って、スマホで見ることを前提に調整しましょう。
見出しであればひと目でわかるサイズ感にする、全体的に余白を取ってスッキリさせる、行間を広めにとって文字を見やすくするなどが基本的な工夫です。
また、グラフ画像などはパソコン用のものをそのまま使うと数値等が小さくて見えにくい場合があります。
そのため、スマホ向けLPを制作する場合には、スマホ向けに最適化された画像を用意することも検討しなければなりません。
ボタンやフォーム周りの工夫
使いやすさを意識して、ボタンやフォーム周りも工夫しましょう。
パソコンの場合、カーソルが出てオンマウスになると色などが変化するので、リンクボタンがすぐにわかります。
しかし、スマホの場合はオンマウス時の変化はつけられないため、見た目によって「リンクボタンである」ことを理解してもらわなければいけません。
たとえば、影をつけてボタンに立体感を出す、ボタンを太めにする、ボタン周囲に多めに余白を取るなどしてみましょう。
フォームについては、スマホ向けLPであればできる限り簡潔にすることをおすすめします。
長々とスクロールした先で詳細情報を入力するとなると、ユーザーはうんざりして離脱してしまいかねません。
そうした事態を避けるため、「スマホ向けLPでは氏名とメールアドレスのみ入力」という形式にすることも検討してみてください。
ユーザーの心理的ハードルが下がりCVが向上する可能性が高まります。
まとめ
今回は、スマホ向けLPをつくる重要性と制作時に意識しておくべきポイントを解説しました。
スマホでインターネット検索をするのが当たり前になった現代において、スマホ向けLP制作は必須です。
成果を上げやすいスマホ向けLPを制作するためにも、本記事を参考にして「スマホユーザー視点」に立つことを忘れないようにしましょう。
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