X広告のターゲティング種類一覧と効果的な使い分け

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公開日:2024/05/29

更新日:2026/01/29

X広告では、数あるターゲティング手法を活用することでターゲティングを細かく設定できます。しかし、どのような種類があるのか、目的別にどのターゲティングを選んだらよいのか迷ってしまうことが多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、X広告のターゲティングの種類と効果的な使い分けについて解説します。X広告のターゲティング機能について確認したい場合は、ぜひ参考にしてください。

X広告のターゲティングの重要性

X広告では、ターゲティングを適切に行うことで、

  • 商品・サービスに関心を持ちやすいユーザーに届けられる
  • 無駄な配信を減らし、広告費の効率を高められる
  • クリック率やコンバージョン率の改善につながる

といった効果が期待できます。キーワード、興味関心、フォロワー、会話トピックなど、ユーザーの行動や関心を細かく捉えたターゲティングができる点が特徴です。これらを理解したうえで使い分けることが、成果を出すための第一歩となります。

X広告のターゲティングの種類一覧

X広告で使用できるターゲティングごとにどのような違いがあるのか、一覧表にまとめました。

ターゲティング手法詳細
キーワードターゲティング投稿・検索・会話内のキーワード
興味関心ターゲティング過去の行動・嗜好カテゴリ
フォロワーターゲティング特定アカウントのフォロワー・類似層
会話ターゲティング盛り上がっている話題・トピック
イベントターゲティング特定イベントへの関心
映画・テレビ番組ターゲティング作品・番組への関心
年齢ターゲティング特定の年齢層、または年齢レンジ
性別ターゲティング男性・女性(不明を含める/除外する設定も可能)
地域ターゲティング国・都道府県・市区町村
言語ターゲティング利用言語
デバイス・OS等ターゲティング端末・OS・キャリア・環境
カスタムオーディエンスプラットフォーム外の顧客情報を活用

ここからは、さらに詳しく解説していきます。

1.キーワードターゲティング

X広告のキーワードターゲティングとは、ユーザーがX上で投稿・検索・反応している特定のキーワードやフレーズに基づいて広告を配信する手法です。ユーザーの「今まさに関心を持っているテーマ」にアプローチできるのが最大の特徴です。

キーワードターゲティングでは、以下のような行動をもとに広告配信が行われます。

  • ユーザーがX上で投稿したツイート(ポスト)
  • ユーザーがリアクション(いいね・リポスト・返信)した投稿
  • ユーザーが検索したキーワード
  • 該当キーワードを含む会話への参加

そのため、検索広告に近い「顕在ニーズ層」だけでなく、会話ベースの潜在層にもリーチできる点が、X広告ならではの強みです。

目的に応じて以下のようなキーワード指定が可能です。

  • 単語・フレーズの指定:商品名・サービス名・課題ワードなど
  • ハッシュタグ指定:トレンドやキャンペーン関連ワード
  • 絵文字キーワード:感情やシーンを表す絵文字(例:😊、📱、🎮 など)

特に絵文字キーワードは、ユーザーの感情や利用シーンを捉えやすく、他媒体にはないX広告特有のターゲティング手法です。

参考:X Business「キーワードターゲティング」

2.興味関心ターゲティング

興味関心ターゲティングとは、ユーザーがX上で示してきた過去の行動や閲覧傾向をもとに、「特定のジャンルやテーマに関心を持っているユーザー層」へ広告を配信する手法です。キーワードのような“今この瞬間”の関心だけでなく、中長期的な興味・嗜好に基づいてアプローチできる点が特徴です。

Xでは、ユーザーの以下のような行動データをもとに興味関心が分類されています。

  • フォローしているアカウントの傾向
  • いいね・リポスト・返信した投稿のジャンル
  • 閲覧・反応しているコンテンツのテーマ

これらのデータをもとに、「ビジネス」「IT・テクノロジー」「育児・子育て」「金融」「エンタメ」など、25種類の興味関心カテゴリーと、350種類のサブトピックの中からトピックを選び、ターゲティングが可能です。

興味関心ターゲティングは、キーワードターゲティングと比べて配信ボリュームを確保しやすい一方で、ユーザーの課題意識はやや浅い傾向があります。そのため、「今すぐ検索はしていないが、将来的にニーズが顕在化しそうな層」へのアプローチに適しています。

参考:X Business「興味関心ターゲティング」

3.フォロワーターゲティング

フォロワーターゲティングとは、特定のXアカウントをフォローしている、もしくは類似した行動傾向を持つユーザーに向けて広告を配信するターゲティング手法です。影響力のあるアカウントや競合・業界メディアのフォロワーを起点に、関心度の高いユーザー層へアプローチできるのが大きな特徴です。

X広告では、指定したアカウントそのもののフォロワーだけでなく、

  • 指定アカウントをフォローしているユーザー
  • そのフォロワーと行動・興味関心が似ているユーザー(類似オーディエンス)

も含めて配信対象とすることができます。そのため、単なるファン層にとどまらず、まだ自社や商材を知らないが関心を持つ可能性が高い層までリーチ可能です。

特にXは「誰をフォローしているか」にユーザーの関心が色濃く表れるため、精度の高いターゲティングがしやすい媒体と言えます。

参考:X Business「フォロワーターゲティング」

4.会話ターゲティング

会話ターゲティングとは、X上で特定の話題(トピック)について会話・交流しているユーザーに向けて広告を配信するターゲティング手法です。ユーザーが投稿・反応している“会話の文脈”をもとに配信できるため、X広告ならではのリアルタイム性・話題性を活かしたアプローチが可能です。

X上で活発にやり取りされている特定のトピック(会話テーマ)を指定し、その話題に関与しているユーザーに広告を表示します。

対象となる主な行動は以下のとおりです。

  • 特定トピックに関する投稿(ポスト)をしている
  • 該当トピックの投稿にいいね・リポスト・返信している
  • 会話トピックに関する投稿(ポスト)を閲覧している(一定時間表示したことがある)

ニュース、時事ネタ、業界トレンド、エンタメ、イベントなど、「今まさに盛り上がっている話題」を起点に配信できる点が大きな特徴です。

参考:X Business「会話ターゲティング」

5.イベントターゲティング

イベントターゲティングとは、スポーツ大会、音楽フェス、展示会、カンファレンスなど、特定のイベントに関心を示しているユーザーに向けて広告を配信できるターゲティング手法です。イベント開始の2週間前から終了後3週間後までの期間中に、そのイベントに関連する投稿・閲覧・反応をしているユーザーを中心にアプローチできます。

大規模イベントや季節性イベントと相性がよく、短期間での認知拡大や話題化を狙いたい施策に向いています。

参考:X Business「イベントターゲティング」

6.映画とテレビ番組のターゲティング

映画とテレビ番組のターゲティングとは、特定の映画作品やテレビ番組に関心を持つユーザーに向けて広告を配信できるターゲティング手法です。視聴履歴や関連する会話・エンゲージメントをもとに、映画やテレビ番組を観る確率が高いユーザー層へアプローチできます。

映画公開や番組放送のタイミングと組み合わせることで、エンタメ系商材はもちろん、作品の世界観や視聴者属性と親和性の高い商品・サービスの訴求にも活用できます。

参考:X Business「映画とテレビ番組のターゲティング」

7.年齢・性別・地域・言語ターゲティング(オーディエンスの特性に基づいたターゲティング)

年齢・性別・地域・言語ターゲティングは、ユーザーの基本的な属性情報(デモグラフィックデータ)に基づいて広告配信を行うターゲティング手法です。X広告においても、届けたいユーザー像が明確な場合に欠かせない、最もベーシックかつ重要なターゲティングのひとつです。

X広告では、主に以下の属性情報を指定することができます。

  • 年齢ターゲティング特定の年齢層、または年齢レンジ
  • 性別ターゲティング男性・女性(不明を含める/除外する設定も可能)
  • 地域ターゲティング国・都道府県・市区町村レベルまで指定可能
  • 言語ターゲティングユーザーがX上で利用している表示言語

これらを組み合わせることで、「どんな人に届けたいか」というターゲットの輪郭を明確にすることができます。

年齢・性別・地域・言語ターゲティングは、単体で使うというよりも、

  • キーワードターゲティング
  • 興味関心ターゲティング
  • フォロワーターゲティング

といった他のターゲティングと組み合わせて使うことでより効果を発揮します。

たとえば、「特定地域 × 興味関心」「特定年齢層 × フォロワーターゲティング」といった形で絞り込むことで、より精度の高い配信が可能になります。

参考:X Business「ターゲティング オーディエンスの特性」

8.端末モデル、OSバージョン、携帯電話会社、プラットフォームによるターゲティング

端末モデル、OSバージョン、携帯電話会社、プラットフォームによるターゲティングは、ユーザーが利用しているデバイスや通信環境などに基づいて広告配信を行う手法です。アプリ訴求や特定環境での利用を前提としたサービスでは、成果を大きく左右する重要なターゲティングとなります。

主に以下のような項目を指定できます。

  • 端末モデル:iPhone、Android端末の機種別指定
  • OSバージョン:iOS/Androidの特定バージョン
  • 携帯電話会社(キャリア):主要通信キャリア別の指定
  • プラットフォーム:iOS、Android、Web など利用環境別

これにより、「特定端末でのみ提供している機能」や「アプリの対応環境」に合わせた、無駄のない配信が可能になります。年齢・性別・地域・言語ターゲティングと同じように、単体で使うよりも、

  • 興味関心ターゲティング
  • 年齢・地域ターゲティング
  • カスタムオーディエンス

などと組み合わせることで、より実務的で精度の高い配信が可能になります。

たとえば、「特定地域 × iOSユーザー × 興味関心」といった形で設定することで、利用環境とニーズの両面からターゲットを絞り込むことができます。

参考:X Business「端末、携帯電話会社、新しい端末ごとのターゲティング」

9.カスタムオーディエンス

カスタムオーディエンスとは、広告主が保有している自社データやユーザーの行動データをもとに、特定のユーザー層へ広告を配信できるターゲティング手法です。すでに自社と接点のあるユーザーにアプローチできる点が特徴です。

主に以下のようなデータを活用したカスタムオーディエンスを作成できます。

  • 顧客リスト:メールアドレスなどの顧客情報をもとにしたリスト
  • Webサイトアクティビティ:自社サイトを訪問したユーザー
  • アプリアクティビティ:自社アプリを利用・操作したユーザー
  • サブスクライバー:X上で自社をフォロー・購読しているユーザー

検討度の高いユーザーに再アプローチできるため、

  • リターゲティング施策
  • CV促進・再来訪の促進
  • 他ターゲティングと組み合わせた精度向上

といった目的で活用されるケースが多くなっています。

参考:X Business「カスタムオーディエンス」

【目的別】おすすめのX広告ターゲティング

ここまで紹介してきたターゲティング手法は、それぞれ得意とする目的が異なります。続いて、X広告を活用するうえで、目的別に特におすすめのターゲティングを解説します。

認知拡大したい場合

認知拡大を目的とする場合は、できるだけ多くの潜在ユーザーにリーチしつつ、Xならではの拡散力を活かせるターゲティングが適しています。

  • 興味関心ターゲティング:潜在層へ広くリーチできる
  • 会話ターゲティング:トレンドや話題性を活かした配信が可能
  • イベントターゲティング:期間限定の話題づくりに向いている

最初から細かくターゲティングしてしまうと、ターゲット層のボリュームが小さくなってしまい、認知拡大にはあまり向きません。まずは広めのターゲット設定で配信し、エンゲージメントが高い層を見極めていく運用が効果的です。

コンバージョンを獲得したい場合

コンバージョン獲得を目的とする場合は、すでにニーズが顕在化していたり、自社との接点がすでにあるユーザーを中心に配信できるターゲティングが適しています。

  • カスタムオーディエンス:リターゲティングによるCV促進
  • キーワードターゲティング:悩みや課題を自分の言葉で調べ始めているユーザーへの訴求
  • 年齢・地域ターゲティング:無駄な配信を抑えた効率化

CV目的の場合は、ターゲティングだけでなく、広告クリエイティブやLPとの整合性もあわせて最適化することが成果につながります。

BtoB商材の場合

BtoB商材では、ターゲットとなるユーザー数が限られる一方で、関心度や専門性が高い層に正確に届けることが重要になります。

  • フォロワーターゲティング:業界メディアや競合フォロワーへの配信
  • キーワードターゲティング:業務課題・専門用語ベースの訴求
  • 興味関心ターゲティング(ビジネス・IT系):検討初期層への認知拡大

Xは情報収集目的で利用されるケースも多いため、BtoB商材においても適切なターゲティング設計を行うことで成果が期待できます。

X広告のターゲティング設定をするときに気を付けたいこと

ターゲティングは、設定次第で成果が大きく変わる重要な要素です。ここでは、X広告でターゲティングを設定する際に、特に意識しておきたいポイントを整理します。

最初から絞り込みすぎない

ターゲット条件を細かく設定しすぎると、広告がほとんど配信されなかったり、十分なデータが集まらなかったりすることがあります。特に初期配信では、

  • ターゲットをやや広めに設定する
  • 配信データを見ながら徐々に絞り込む

といった段階的な調整がおすすめです。

複数のターゲティングを組み合わせすぎない

X広告では複数のターゲティングを同時に設定できますが、組み合わせすぎると配信量が極端に少なくなる場合があります。

  • メインとなるターゲティングを1〜2種類に絞る
  • 目的に合わない条件は入れすぎない

といったシンプルな設計を意識しましょう。

広告クリエイティブとの整合性を意識する

どれだけターゲティング精度が高くても、広告文やクリエイティブの内容が合っていなければ成果は出にくくなります。

  • 認知向けか、CV向けか
  • 初心者向けか、比較検討層向けか

といった前提を整理し、ターゲットに合った広告文やクリエイティブ設計を行うことが重要です。

【FAQ】X広告ターゲティングのよくある質問

X広告のターゲティングはどこで設定できますか?

X広告のターゲティングは、広告管理画面内の広告グループ(アドグループ)単位で設定します。キャンペーン作成時、または既存キャンペーンの編集画面で広告グループを選択すると、年齢・地域・興味関心・キーワードなどのターゲティング項目を設定できます。

なお、キャンペーン全体ではなく広告グループごとにターゲットを変更できるという点がX広告の特徴です。目的や訴求内容が異なる場合は、広告グループを分けて設計すると運用しやすくなります。

複数のターゲティングは同時に組み合わせられますか?

X広告では複数のターゲティングを同時に組み合わせることが可能です。たとえば、興味関心 × 年齢・地域、キーワード × フォロワーターゲティングといった設定も行えます。

ただし、条件を組み合わせすぎると配信対象が極端に少なくなり、広告がほとんど表示されないケースがあります。まずはメインとなるターゲティングを1〜2種類に絞り、配信結果を見ながら段階的に調整していくのがおすすめです。

X広告のターゲティングは途中で変更できますか?

広告配信中でもターゲティングの変更は可能です。配信後に、反応の悪い条件を外したり、成果の良いターゲットに絞り込んだりするといった調整を行うことで、広告効果の改善につなげることができます。

ただし、大きくターゲティングを変更すると配信傾向が変わるため、変更後は一定期間データを蓄積して確認することが重要です。小さな調整を重ねながら最適化していく運用を意識しましょう。

まとめ

X広告のターゲティングは、「誰に・どんなタイミングで・どんな文脈で届けるか」を細かく設計できる点が大きな強みです。キーワードや興味関心、フォロワー、会話トピック、カスタムオーディエンスなど、それぞれの特性を理解し、目的に応じて使い分けることで広告成果は大きく変わります。

最初から完璧なターゲティングを目指す必要はありません。まずはシンプルな設定で配信を開始し、データを見ながら改善を重ねていくことが、X広告を成功させる近道です。本記事を参考に、自社の目的や商材に合ったターゲティング設計を検討してみてください。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
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