コネクテッドTV広告は今がチャンス?その特徴や種類と活用しやすい媒体を解説

  • マーケティング

公開日:2024/05/30

更新日:2024/05/30

テレビ離れが進むと言われていますが、自宅でTVを見る文化は廃れていません。

むしろ、コネクテッドTVの視聴者数は右肩上がりだと言われています。

そんな中、新たな集客を望めるとしてコネクテッドTV広告が注目されています。

今回は、コネクテッドTV広告の特徴やコネクテッドTV広告の種類、コネクテッドTV広告を活用しやすい媒体について解説します。

コネクテッドTVとは

コネクテッドTVとは、インターネット回線に接続されたTV端末です。

コネクテッドTVでは動画・音楽コンテンツのストリーング視聴やWEB閲覧を楽しめます。

近年、コネクテッドTVの普及率が高まっていて、総務省の「令和4年通信利用動向調査」ではテレビ端末によりネット接続したことがある世帯は平均で49.9%だとされています。

コネクテッドTVの需要の高まりとともに、近年はコネクテッドTV広告も注目されています。

コネクテッドTV広告の特徴やメリット

コネクテッドTV広告には以下のような特徴があります。

TVでターゲティングできる

スマホやPCのように、TVでもターゲティングできるのがコネクテッド広告のメリットです。

従来、ターゲティング手法はWEBやSNSを中心に用いられていました。

しかし、コネクテッドTV広告の登場により、TV端末でもターゲティング手法を用いて、ユーザーに合わせた広告展開が可能になりました。

スキップされずに見られやすい

広告がスキップされにくいことは、コネクテッドTV広告の大きな特徴でありメリットです。

TVはPCやスマホとさまざまな点で違いがあります。

TVは、個人でじっくり視聴するだけでなく、家族や友人等と一緒に動画を見たり、家事などのタスク中のながら視聴がされたりしやすい端末です。

その結果、視聴時間が長くなる傾向があり、広告に触れる機会も増えます。

また、共視聴やながら視聴の場合は広告に対してのストレスが緩和されるため、スキップされずに見られやすいのです。

リアルタイムビディングできる

コネクテッドTV広告では、リアルタイムビディングもできます。

リアルタイムビディングとは、媒体で用意されている広告枠を複数の広告主で入札して出稿を落札する形式のものです。

落札できれば、期間や範囲などの条件内にて広告が掲載されます。

コネクテッドTVはインターネット回線に接続されていますので、もちろんリアルタイムビディングにも対応しています。

基本的な部分は従来のインターネット広告と同じです。

コネクテッドTV広告の種類

コネクテッドTV広告にはいくつか種類があり、目的や媒体に合わせて選べます。

どのような種類があるのか、以下で3つ紹介します。

インストリーム動画広告

インストリーム広告とは、コネクテッドTVで流れるコンテンツと同じ動画の枠内にて配信されるタイプの広告です。

テレビCMと同じように広告が流れると考えればイメージしやすいかもしれません。

共視聴やながら視聴と相性が良く、コネクテッドTV広告らしいメリットを感じられます。

インストリーム広告は配信タイミングによって3つに分類されます。

  • プレロール広告:コンテンツの前に流れる広告であり、見てもらいやすい広告です。
  • ミッドロール広告:コンテンツの途中に流れる広告で、ストレスを感じるユーザーもいますが、共視聴・ながら視聴ユーザーとの親和性が高いです。
  • エンドロール広告:コンテンツの最後に流れる広告で、ユーザーに与えるストレスの少ない広告です。

インタラクティブ広告動画

インタラクティブ広告とは、ユーザーが実際に触って体験できるタイプの広告です。

たとえば、動画内にボタンやサイドバーを設置して興味のあるユーザーをWEBサイト等に誘導できます。

他にも、QRコードを表示してコンテンツ視聴しながらWEBショップやSNSにアクセスしてもらうといった使い方もできます。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告は、インストリーム広告とは違って、専用の広告枠内に表示される広告で、いわゆるバナー広告のことです。

メインコンテンツ付近に表示されるため、ユーザーはコンテンツを視聴しながら広告を視界に入れることができます。

コネクテッドTV広告を活用しやすい広告媒体とは

コネクテッドTV広告はWEB広告のようにターゲティングでき、共視聴やながら視聴などのTVならではのユーザーに訴求できるのが大きな特徴です。

以下でコネクテッドTV広告と相性の良い広告媒体を紹介します。

注目されるコネクテッドTV広告運用の参考にしてみてください。

YouTube

Googleが運営する動画投稿・共有サービスです。

コネクテッドTVからもアクセスでき、これまでYouTubeを見てこなかった人もコネクテッドTV導入をきっかけに視聴することが増えています。

TVer

民法テレビ局5社により提供されているテレビ番組配信サービスです。

テレビ番組のリアルタイム視聴や見逃し配信に対応し、コネクテッドTVユーザーの多くが利用しています。

視聴者アンケートを定期的に実施しているため、そのデータを参考にしてターゲティングできるのが特徴です。

ABEMA

ABEMAは2016年のリリース以降、知名度や視聴者数を継続的に延ばしている人気サービスです。

コネクテッドTVデバイスであるAmazonの「Fire TV」のリモコンにもボタンが搭載されているため、多くのユーザーが利用しています。

効果計測データが提供されるため、広告の分析・改善がしやすいのが特徴です。

まとめ

今回は、コネクテッドTV広告について解説しました。

インターネットのコンテンツを視聴するのが当たり前になった現代では、TV端末でもYouTubeなどを楽しむ世帯が増えています。

そのため、コネクテッドTV広告は、新たな集客が望めると注目されています。

本記事を参考に、コネクテッドTV広告をぜひ試してみてください。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
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