Yahoo!広告のMCCアカウントとは?その特徴や作成・設定方法を解説

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公開日:2024/05/30

更新日:2026/05/21

Yahoo!広告を複数アカウントで運用している場合、「管理が煩雑になっている」「権限管理に手間がかかる」と感じることも多いのではないでしょうか。

そのような場合に役立つのが、複数の広告アカウントを一元管理できる「MCCアカウント」です。

本記事では、Yahoo!広告のMCCアカウントの概要から、できること、作成方法、関連づけ手順、利用時の注意点まで分かりやすく解説します。

Yahoo!広告のMCCアカウントとは

Yahoo!広告のMCCアカウントとは、複数の広告アカウントを一括で管理できる機能です。 

画像出典元:LINEヤフー広告 ヘルプ「MCCアカウントとは」

広告代理店や複数事業を展開している企業など、多数のアカウントを運用する場面で欠かせないツールといえるでしょう。

通常の広告アカウントとの違い

通常の広告アカウントは、実際に広告を配信・運用するためのアカウントです。広告の入稿やキャンペーン設定、予算管理、レポート確認などを行います。

一方、MCCアカウントは広告配信を行うためのアカウントではなく、複数の広告アカウントを管理するための「親アカウント」です。

項目通常アカウントMCCアカウント
広告配信できるできない
キャンペーン管理できる各アカウントを横断管理
予算確認自アカウントのみ複数アカウントを一括確認
利用シーン単独運用複数アカウント管理

MCCアカウントを活用すれば、アカウント管理の効率化や運用ミスの防止につながります。

MCCアカウントが必要になるケース

以下のようなケースでは、MCCアカウントの活用がおすすめです。

  • 広告アカウントが複数あり、管理が煩雑になっている
  • 複数のクライアントアカウントを運用している
  • 部署・サービスごとに広告アカウントを分けている
  • 複数アカウントの成果を横断して確認したい
  • 関係者間でスムーズにデータ共有したい

特に広告代理店では、クライアントごとに広告アカウントを管理するケースが一般的です。MCCアカウントを利用することで、ログイン管理・レポート確認・権限管理をまとめて効率化できます。

また、Yahoo!と広告代理店契約をしている場合は、MCCアカウントを複数階層で管理できます。最上位に「ルートMCC」を設定できるため、大規模な広告運用でも柔軟にアカウント管理が行えます。

MCCアカウントの主な機能・できること

Yahoo!広告のMCCアカウントで活用できる代表的な機能を紹介します。

複数の広告アカウントを一括管理できる

MCCアカウントの最大の特徴は、複数の広告アカウントをまとめて管理できる点です。 アカウント数が増えるほど管理負担は大きくなりますが、MCCアカウントを利用すれば、1つの管理画面から複数アカウントを横断して確認・操作できます。管理工数の削減だけでなく、確認漏れや設定ミスの防止にも効果的です。

ユーザー・権限管理を効率化できる

複数の広告アカウントを個別管理している場合、担当者を追加するたびに各アカウントへ権限付与を行う必要があります。アカウント数が多いほど設定漏れや誤設定が発生しやすくなります。

MCCアカウントを活用すれば、MCCアカウント側で権限を一元管理できるため、運用負担を大幅に軽減できます。

オーディエンスリストを共有できる

MCCアカウントでは、配下の広告アカウント同士でオーディエンスリストを共有できます。オーディエンスリストとは、サイト訪問者や商品購入者など、特定条件に該当するユーザーをまとめたリストのことです。

通常、複数アカウント間でオーディエンスを活用する場合は、各アカウントで個別管理する必要があります。MCCアカウントを利用することで、オーディエンスリストを複数アカウントへ効率的に共有できます。

広告費用をまとめて管理できる

MCCアカウントでは、複数の広告アカウントの広告費用を一元管理できます。通常はアカウントごとに請求情報や利用額を確認する必要がありますが、MCCアカウントを利用すれば全体の広告費をまとめて把握でき、予算超過の防止や運用状況の確認がしやすくなります。

※以前、複数アカウントを横断したレポート作成が可能でしたが、2024年9月をもってサービス終了となりました。

MCCアカウントの作成方法

Yahoo!広告のMCCアカウントは、広告管理ツール上から作成できます。作成には管理者権限が必要なため、事前に準備と手順を確認しておきましょう。

作成前に準備するもの

MCCアカウントを作成する前に、必要な権限や情報を準備しておきましょう。

なかでも必須となるのが「ツール管理者権限」です。権限がない場合は、事前に担当者へ付与を依頼してください。

また、作成時には以下の情報も必要です。

  • 企業名
  • 親MCCアカウント名(必要な場合)
  • MCCアカウント名
  • 管理対象となる広告アカウント

MCCアカウント名は、後から見ても分かりやすい名称にしておくことが大切です。管理単位が伝わる以下のような名前にすると、運用時の混乱を防げます。

  • 会社名
  • サービス名
  • 部署名
  • クライアント名

複数のMCCアカウントを運用する可能性がある場合は、命名ルールをあらかじめ統一しておくと管理しやすくなります。

MCCアカウントを作成する手順

Yahoo!広告でMCCアカウントを作成する基本的な手順は以下の通りです。

  1. 広告管理ツールへログイン
  2. 「アカウント名」をクリックしてアカウント選択画面を開く
  3. MCCアカウント化したいアカウントを選択
  4. 「アカウント追加」をクリック
  5. 「MCCアカウント作成」を選択
  6. 必要情報を入力
  7. 「作成」をクリックして完了

参考:LINEヤフー広告 ヘルプ「MCCアカウントを作成する」

管理する広告アカウントを登録する方法

MCCアカウント作成後は、管理したい広告アカウントを紐づけます。Yahoo!広告では「同一企業内アカウント」と「他企業アカウント」でリンク方法が異なります。

同一企業内アカウントの場合

同一企業内の広告アカウントを管理する場合は、「アカウントリンク先の変更」機能を使って紐づけを行います。

  1. MCCアカウント側で「アカウントリンク先の変更」を実施
  2. 管理対象の広告アカウントを選択
  3. 設定完了後、MCC配下へ紐づけされる

他企業アカウントの場合

広告代理店とクライアントなど、他企業の広告アカウントを管理する場合は、リンク申請と承認作業が必要です。

  1. MCCアカウント側から既存広告アカウントへリンク申請を行う
  2. 申請を受けた広告アカウント側で承認する
  3. 承認完了後、MCCアカウントへ登録される

他企業アカウントの場合はアクセス権限に関わるため、必ず相手側の承認が必要です。

参考:LINEヤフー広告 ヘルプ「MCCアカウントと広告アカウントの関連付け(アカウントリンク)について」

MCCアカウント利用時の注意点

MCCアカウントは通常の広告アカウントと異なる仕様があるため、事前に把握しておきましょう。

MCCアカウントは削除できない

作成済みのMCCアカウントは削除できません。通常の広告アカウントとは異なり、不要になっても削除できない点に注意が必要です。

たとえば、管理する広告アカウントが1つしかない場合や、今後もアカウント数が増える予定がない場合は、通常の広告アカウント運用でも大きく困らないケースがあります。 

なお、MCCアカウント自体は削除できませんが、アカウント名は後から変更可能です。

関連づけ可能なアカウント数に上限がある

MCCアカウントでは複数の広告アカウントを管理できますが、関連づけ可能な数には上限があります。大規模運用を行う場合は、事前に上限数を把握しておきましょう。

種類上限数
MCCアカウントで関連づけできる広告アカウント数200
1つの企業で作成できるMCCアカウント数400
ルートMCC直下に設定できるMCCアカウント数2,000

参考:LINEヤフー広告 ヘルプ「MCCアカウントに関する各種上限値」

将来的にアカウント数が増える可能性がある場合は、あらかじめMCC構成を整理しておくとよいでしょう。

利用権限はアカウントごとに異なる

Yahoo!広告では、選択しているアカウントによって操作できる範囲が変わります。現在どのアカウントを選択しているかを確認しながら操作することが大切です。

選択中のアカウント操作できる範囲
広告アカウント選択中の広告アカウントのみ
MCCアカウント配下の広告アカウントを含めて操作可能

参考:LINEヤフー広告 ヘルプ「操作可能なアカウントの範囲と適用される権限」

MCCアカウントを選択している場合、設定変更や権限管理などの操作内容によっては、複数アカウントへ影響する可能性があるため、注意が必要です。複数人で運用している場合は、権限管理ルールを整備しておくことで運用トラブルを防止できます。

まとめ

Yahoo!広告のMCCアカウントを活用することで、複数の広告アカウントを一元管理でき、ユーザー管理・レポート確認・広告費管理などの業務を効率化できます。特に複数アカウントを運用している企業や広告代理店にとって、管理工数の削減に直結する機能です。

一方で、MCCアカウントは削除できない点や関連づけ可能なアカウント数に上限がある点には注意が必要です。導入前に管理体制を整理したうえで、適切に活用しましょう。

Yahoo!広告を複数アカウントで運用している場合は、ぜひMCCアカウントの導入を検討してみてください。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
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