Metaのインスタントエクスペリエンスとは?メリットやテンプレート、作成方法を解説

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公開日:2024/06/21

更新日:2026/01/23

Meta広告にはさまざまな広告フォーマットがあります。その中の1つが「インスタントエクスペリエンス」です。モバイルユーザー向けに設計されており、効果的な訴求が可能なフォーマットになります。

本記事では、インスタントエクスペリエンスの概要や注意点などを解説します。広告運用で手法を検討している際は、ぜひ参考にしてください。

インスタントエクスペリエンスとは?

インスタントエクスペリエンスとは、FacebookやInstagramのアプリ上の広告をクリックすると、フルスクリーンで表示されるフォーマットです。

通常の広告は、クリックするとランディングページに移動しますが、インスタントエクスペリエンスではアプリ内で画像や動画を配置したページが表示されます。そのため、ユーザーがサイトにアクセスする前に多くの情報を伝えられます。

インスタントエクスペリエンスが使用できる広告の種類

インスタントエクスペリエンスでは、次の種類の広告が使用できます。

  • 画像
  • 動画
  • カルーセル(1つの広告に動画や画像を横並びにできるフォーマット)
  • スライドショー

上記は基本的な広告フォーマットです。ユーザーがクリックすると、広告が表示され、その後にインスタントエクスペリエンスが展開される仕組みです。

インスタントエクスペリエンスを導入するメリット

次に、インスタントエクスペリエンスを導入するメリットを3点に絞って解説していきます。メリットを確認して、導入の検討材料にしましょう。

FacebookやInstagramに簡単に導入できる

インスタントエクスペリエンスは、FacebookとInstagramに導入できます。フォーマット自体がLP(ランディングページ)の役割を果たすため、その制作工程を省ける点がメリットです。

インスタントエクスペリエンスとして広告を制作するには一定の工数があるものの、LPを用意せずに手軽に始められます。

離脱を防ぎコンバージョンにつながりやすい

インスタントエクスペリエンスは、読み込みスピードが非常に速いことから、ユーザーがページを離れることなくコンテンツを閲覧できます。結果的に、離脱率を抑えてコンバージョンの獲得に効果があります。

Googleによると、Webページの読み込みにかかる秒数とユーザーの離脱率には明確な関連があり、読み込み時間が短ければ短いほど、ユーザーがページを離れる確率が低くなることが示されています。

ページの読み込みスピードが3秒までの離脱率が32%に対して、6秒までかかるとほとんどのユーザーが離脱することが示されました。もちろん、ページから離脱されたらコンバージョンにつながりません。その意味で、インスタントエクスペリエンスの読み込みスピードの速さは大きなメリットといえるでしょう。

参考:モバイルページ速度に関する新しい業界ベンチマークとの比較

豊富なテンプレートから選べる

Facebook広告のインスタントエクスペリエンスでは、テンプレートが豊富に用意されています。テンプレートがあることで、簡単に高品質なクリエイティブの制作が可能です。

また、テンプレートを使用すると、煩雑な作業を省くことができ、効果的な広告戦略を展開につながります。

インスタントエクスペリエンスで使えるテンプレート一覧

インスタントエクスペリエンスでは、広告の目的やフォーマットに応じて以下のテンプレートが用意されています。

  • ストアフロント
  • ライフスタイルカタログ
  • 顧客獲得
  • ストーリーテリング
  • 製品の販売(カタログなし)
  • カスタムインスタントエクスペリエンス(※上記テンプレートを使用しない場合)

これらを活用することで、ランディングページを用意することなく、アプリ内で商品・サービスを魅力的に提示できます。

ストアフロント

「ストアフロント」は、Meta広告のカタログ機能と連携して商品一覧を表示するテンプレートです。

事前にコマースマネージャーで商品カタログを作成しておくことで、一覧形式で商品を並べられます。ユーザーはインスタントエクスペリエンス内で商品を確認しながら、購入リンクへスムーズに遷移できます。カタログを使用しない場合は、この後紹介する「製品の販売(カタログなし)」を使用します。

向いているケース

  • ECでの商品一覧訴求
  • 複数アイテムの比較検討を促したい場合
  • カタログ登録済みの商品を使ったキャンペーン

ライフスタイルカタログ

「ライフスタイルカタログ」は、商品をライフスタイル画像や利用シーンのコンテキストとともに提示しながら、タグを通じて詳細ページへ誘導できるテンプレートです。

商品と「使っているイメージ」を結びつけることで、ユーザーが購入後の利用イメージを持ちやすくなります。

向いているケース

  • 商品の利用シーンを訴求したい商材
  • ブランドの世界観と機能訴求を同時に伝えたい場合

顧客獲得

「顧客獲得」は、商品だけでなくサービス登録やフォーム送信などのリード獲得に適したテンプレートです。

カバー画像・CTAボタン・カルーセルなどのパーツを使い、ユーザーを問い合わせ・登録ページへ誘導します。

向いているケース

  • 資料請求、メルマガ登録、イベント申込みなどのリード獲得
  • BtoBサービスの見込み客育成

ストーリーテリング

「ストーリーテリング」は、複数の画像・動画・カルーセル構成によってブランドや商品・サービスのストーリーを表現できるテンプレートです。

視覚的な導入から詳細メッセージまでを「物語」のように伝えられるため、ブランド認知や関心促進に強みがあります。

向いているケース

  • ブランドのストーリー訴求
  • 製品の背景や特徴を深く伝えたい場合

製品の販売(カタログなし)

「製品の販売(カタログなし)」は、カタログを作成していなくても商品を紹介できるテンプレートです。商品画像・価格・説明などを直接アップロードしてインスタントエクスペリエンス内で提示できます。カタログ不要なので、小規模な商品のテスト配信にも向いています。

向いているケース

  • カタログ未整備のECやテスト的な配信
  • 商品点数が少ないプロモーション

カスタムインスタントエクスペリエンス

カスタムインスタントエクスペリエンスは、あらかじめ用意されたテンプレートを使わず、独自のレイアウトで作成したい場合に利用します。広告の目的やブランド表現にあわせて、構成を自由に設計できます。

追加できる主は要素は以下のとおりです。

  • ボタン(CTA)
  • カルーセル
  • 写真
  • 動画
  • テキストブロック

既存テンプレートでは要件を満たせない場合や、ブランド独自の世界観を細かく表現したい場合は、これらの要素を自由に組み合わせることができます。

参考:Meta for Business「Facebookインスタントエクスペリエンス」

インスタントエクスペリエンスが向いている商材・活用シーン

インスタントエクスペリエンスは、表示速度の速さやアプリ内で完結する操作性を活かすことで、特定の商材や目的と非常に高い親和性を持つ広告フォーマットです。ここでは、どのような商材・活用シーンで効果を発揮しやすいのかを整理します。

EC・通販商材

アパレル、コスメ、雑貨、家電などのEC商材は、インスタントエクスペリエンスと特に相性が良い分野です。商品画像や動画を複数配置しながら、特徴や利用シーンを直感的に伝えられるため、ユーザーは購入前に十分な情報を見ることができます、

ストアフロントやライフスタイルカタログを活用することで、商品一覧から詳細確認、購入ページへの遷移までをスムーズにつなげられる点が強みです。

ブランド訴求・認知拡大

ブランドの世界観やストーリーを伝えたい場合にも、インスタントエクスペリエンスは有効です。ストーリーテリングを使うことで、単なる商品紹介ではなく、ブランドの価値観や背景を視覚的に表現できます。

リード獲得・サービス訴求

BtoBサービスや高単価商材、不動産、教育サービスなど、検討期間が長い商材では、顧客獲得テンプレートを活用したリード獲得が効果的です。サービス内容や導入メリットを段階的に説明したうえで、資料請求や問い合わせにつなげられます。

外部のランディングページを使わずに完結できるため、ページ読み込みによる離脱を抑えやすい点も特徴です。

新商品・キャンペーンの訴求

新商品のローンチや期間限定キャンペーンの告知にも、インスタントエクスペリエンスは適しています。多くの情報をまとめて伝えられるため、商品の魅力やキャンペーン内容を効率的に訴求できます。

製品の販売(カタログなし)テンプレートを活用すれば、カタログ未整備の段階でもスピーディーに広告配信を開始できます。

インスタントエクスペリエンスの作成方法

インスタントエクスペリエンスは、Meta広告マネージャーから通常の広告作成フローの中で設定できます。ここでは、公式手順をもとに、作成ステップをわかりやすく解説します。

1. Meta広告マネージャーで広告を新規作成する

Meta広告マネージャーを開き、画面上部の[+作成]をクリックします。広告の目的は、[認知度][トラフィック][エンゲージメント]のいずれかを選択します。

2. 広告セットで基本設定を行う

広告セットレベルまで進み、配信先や予算、ターゲット設定などを行います。

[トラフィック]や[エンゲージメント]を選択している場合は、[コンバージョン]セクションでコンバージョンの場所として[ウェブサイト]または[アプリ]を選択します。広告の目的が[認知度]の場合、この設定は不要です。

3. 広告レベルでフォーマットを選択する

広告レベルの[広告設定]セクションまで進み、クリエイティブソースで[手動アップロード]を選択します。

続いて、広告フォーマットとして以下のいずれかを選びます。

  • シングル画像または動画
  • カルーセル
  • コレクション

※選択できないフォーマットがある場合は、広告の目的が対応していない可能性があります。また、[コレクション]が表示されない場合は[その他のオプション]から選択できます。

4. リンク先にインスタントエクスペリエンスを設定する

[リンク先]セクションで[インスタントエクスペリエンス]を選択します。広告フォーマットに[コレクション]を選んでいる場合は、この設定は自動で適用されるためスキップできます。

5. テンプレートを選択・作成する

[新規作成]をクリックし、利用可能なテンプレートの中から目的に合ったものを選択します。テンプレートをベースに、画像・動画・テキスト・CTAなどを編集することで、インスタントエクスペリエンスを作成できます。

テンプレート選びに迷った場合は、広告の目的(認知、CV、リード獲得など)や商材に応じて選択するのがポイントです。

テンプレートごとの作成手順については、以下を参考にしてください。

▶参考:Metaビジネスヘルプセンター「テンプレートを使用してインスタントエクスペリエンスを作成する」

インスタントエクスペリエンスの注意点

手軽に導入できるインスタントエクスペリエンスですが、注意点もあります。事前に注意点を把握しておき、運用時の対策を検討しておきましょう。

モバイル向けにしか配信できない

インスタントエクスペリエンスは、モバイル向けの広告フォーマットです。そのため、リーチ数や広告の表示回数は通常の広告よりも減少する可能性があります。

また、モバイルでの表示を意識してクリエイティブを作成することが重要です。ユーザーがスマートフォンやタブレットで広告を見る状況を想定し、視覚的に魅力的なコンテンツを制作しましょう。

レポートでわかりづらい数値がある

レポートで表示される「リンクのクリック」には広告とインスタントエクスペリエンスの両方を含んでいるため、クリック数が多く見える場合があります。ただし、Facebook以外の場所へ移動したした回数である「アウトバウンドクリック」を確認すれば正確な数値の把握が可能です。

確認する数値に注意すれば、広告やインスタントエクスペリエンスの成果を適切に評価し、効果的な戦略を立てられます。

まとめ

インスタントエクスペリエンスは、手軽にLPを作成してユーザーに訴求できます。テンプレートも豊富にあるので、自社の戦略に応じて使い分けられるでしょう。

ただし、モバイル向けの広告フォーマットである点やレポートの着目する数値には注意が必要です。インスタントエクスペリエンスの特徴を確認して、導入を検討してみましょう。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
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