広告運用において、ユーザーへ広告を的確に届けられるかがポイントです。
また、必要な情報を届けられるかも大事でしょう。
そこで、有効なのがInstagramのリマインダー広告です。
本記事では、Instagramのリマインダー広告の基本的な知識や事前準備、作成方法などを解説します。
Instagramの広告運用や、効果的に広告を運用したい場合は、ぜひ参考にしてください。
この記事の内容
Instagramのリマインダー広告とは?
リマインダー広告とは、広告主が設定したイベントの開始日時に合わせて、ユーザーに対しプッシュ通知で知らせる広告です。
リマインダーの設定ではイベントの24時間前や15分前、そしてイベント時刻に、アクティビティフィード(いいねやコメントなどが表示される個所)のお知らせとして表示されます。
ユーザーはこの通知を受信するとともに、プッシュ通知も受け取ることが可能です。
ただし、ユーザー自らリマインダーの設定をしておかないと、広告を配信しても届きません。
広告バナーや広告文にリマインダー登録を促す内容を入れることで、効果的にユーザーにアプローチできるでしょう。
リマインダー広告運用の事前準備
リマインダー広告運用するにあたり、事前準備が必要です。
今回は3つの内容について、解説します。
ビジネスアカウントの用意
リマインダー広告を配信するためにリマインダー付きの投稿を作成し、それを広告として配信する必要があります。
ただし、リマインダー付きの投稿の作成はビジネスアカウントでのみ可能です。
個人アカウントの場合は、リマインダー広告を配信する前にビジネスアカウントに切り替える必要があります。
広告代理店に依頼している場合は、クライアントにビジネスアカウントへの切り替えをお願いしましょう。
以下のページをもとに依頼すると、広告代理店も対処しやすくなります。
Facebook広告やInstagramページなどに権限を付与する
リマインダー広告の配信にあたり、Facebook広告アカウント、Facebookページ、Instagramページに権限を付与しておきましょう。
まず、Facebook広告アカウントの権限は、ビジネスマネージャーのメニューから「ビジネス設定」「広告アカウント」と進み「キャンペーンの管理」がオンになっているかを確認してください。
次に、Facebookページの権限も同様に「ビジネス設定」から「ページ」を選択し「広告」「インサイト」のアクセス権がオンになっているか確認します。
最後に、Instagramページアカウントも同様に「ビジネス設定」から「Instagramアカウント」を選択し「広告」「インサイト」のアクセス権がオンになっているか確認しましょう。
これでリマインダー広告の配信に必要な権限の設定は完了です。
リマインダー付きの投稿を作成する
Instagramでリマインダー広告を配信する手順は以下のとおりです。
- Instagramフィードに新しい投稿を作成
- 「リマインダーを追加」を選択
- イベント名の入力
※は全角60字(半角120字)
- 開始日時を選択。1時間後から3ヶ月後の間で選択でき、5分単位での設定が可能
- 希望があれば任意で終了日時を選択
- 「シェア」を選択して完了
以上の手順により、ユーザーにリマインダーが送られ、イベントの開催を通知できます。
リマインダー広告の作成
投稿を作成したら、リマインダーの設定に進みましょう。
- 広告マネージャを開き、キャンペーンを作成
- キャンペーンの目的でトラフィックを選択
- 広告セット設定では、コンバージョンの場所をWebサイトにしパフォーマンスの目標はリンククリック数の最大化に設定
- 広告のスケジュールを設定(イベント開始日時の1時間前に終了)
- 配置は「Advantage+ 配置」を選択
- インスタグラムのリマインダー付きの投稿を選択
- 既存の投稿を使用し広告クリエイティブで投稿を選択
これでリマインダー広告の配信準備は完了です。
リマインダー広告の注意点
リマインダー広告を実施する際に把握しておきたい注意点があります。
リマインダー広告はWebサイトへの誘導ができません。
これによって広告運用の戦略が変わる可能性もあるでしょう。
また、リマインダーの設定はイベント開始の3ヶ月前から1時間前の間に設定しなければなりません。
それから、リマインダー広告は利用者それぞれの地域の時刻で表示されるため、海外のユーザーに対しては時差を考慮した配信が必要です。
これらのポイントを把握して、効果的にリマインダー広告を展開することが大切です。
リマインダー広告の成果や効果を確認する方法
広告運用は、配信だけでなく、リマインダー広告の効果測定も重要です。
広告管理画面では、リマインダー通知の設定数を確認できます。
ただし、ユーザーがリマインダーをオンにした後にオフにした場合はカウントされません。
具体的な手順は以下のとおりです。
- 広告マネージャでリマインダー広告キャンペーンを選択
- 「列をカスタマイズ」の選択
- 「リマインダー: オン」を選択
なお、リマインダー広告は、配信された広告経由で行われた数がカウントの対象です。
広告の効果を測定し、次の施策に活かすためにも、定期的な確認が大切です。
まとめ
リマインダー広告は、ユーザーにプッシュ通知として情報を届けられます。
情報過多といわれる時代でありながら、ユーザー一人ひとりの画面に直接情報を届けられる点がメリットです。
ブランドの注目を集めたい大きなイベントや特定のタイミングでユーザーに思い出してほしい場合には、向いているでしょう。
新しいコミュニケーション手段として、リマインダー広告すれば効果的な情報発信が可能です。
この機会にInstagramのリマインダー広告を運用してみてはどうでしょうか。
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