Instagramのリマインダー広告とは?作成方法や活用事例などを解説

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公開日:2024/06/21

更新日:2026/05/07

Instagramのリマインダー広告は、イベントやライブ配信などの施策において、ユーザーの行動を後押しできる広告手法です。通知によって見逃しを防げるため、参加率や視聴数の向上につながりやすい点が特徴です。

一方で、通常の広告とは仕組みや使い方が異なるため、「どのように設定するのか」「どんな場面で活用すべきか」が分かりにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、リマインダー広告の仕組みや設定方法、注意点、活用のポイントまでを分かりやすく解説します。これから導入を検討している方はもちろん、すでに運用している方にも役立つ内容となっています。 

Instagramのリマインダー広告とは?

Instagramのリマインダー広告は、イベントや配信など「特定の日時にユーザーへ行動を促したい場面」で活用される広告手法です。ここでは、まずリマインダー機能そのものの仕組みを整理したうえで、リマインダー広告がどのようにユーザーに届くのかを解説します。

Instagramのリマインダー機能とは

Instagramのリマインダー機能とは、投稿に設定したイベント日時にあわせて、ユーザーへ通知を送る機能です。ユーザーは気になるイベントに対してリマインダー登録を行うことで、イベントの開始前や当日に通知を受け取ることができます。

リマインダーの通知は、イベントの開始日時を基準に配信されます。基本的には「イベントの1日前」と「開始時刻」に通知が届き、加えて「開始15分前」や「イベント後のフォロー通知」などを任意で設定することも可能です。

これらの通知は、アクティビティフィード(いいねやコメントなどが表示される画面)やプッシュ通知としてユーザーに表示されます。

リマインダー広告の仕組み

リマインダー広告とは、このリマインダー機能を広告として活用したものです。広告主が設定したイベントの開始日時に合わせて、リマインダー登録を行ったユーザーに対して通知が配信されます。

ユーザーは広告や投稿を通じてリマインダー登録を行うことで、イベント前や当日に通知を受け取ることができます。単に広告を表示するだけでなく「後から思い出させる」ことができる点が特徴です。

ただし、ユーザーがリマインダー登録を行わなければ通知は届きません。そのため、広告バナーや広告文の中でリマインダー登録を促す訴求を行うことが欠かせません。

リマインダー広告のメリット

リマインダー広告は、ユーザーに「あとから思い出してもらう」ことに特化した広告フォーマットです。他の広告と比べた際の主なメリットを解説します。

まず、大きなメリットは、イベントの見逃しを防ぎ、参加率を高められることです。通常の広告では、一度見ただけで終わってしまうケースも多い一方で、リマインダー広告ではイベントの開始前や当日に通知が届くため、ユーザーに再度アプローチでき、行動につなげやすくなります。

また、関心度の高いユーザーに絞ってアプローチできる点も大きなメリットです。リマインダー登録はユーザーの能動的な行動であるため、興味を持っているユーザーに対して効率的に情報を届けることができます。

リマインダー広告の配信前に必要な準備

リマインダー広告を配信するためには、事前にいくつかの準備が必要です。通常の広告とは異なり、「リマインダー付き投稿」をベースに配信されるため、アカウント設定や権限の整備が求められます。ここでは、スムーズに配信を開始するために押さえておきたい3つの準備について解説します。

プロアカウントの設定

リマインダー広告を配信するには、Instagramのプロアカウント(ビジネスアカウントまたはクリエイターアカウント)を使用する必要があります。リマインダー付きの投稿はプロアカウントでのみ作成できるため、個人アカウントのままでは広告配信を行うことができません。

現在個人アカウントを利用している場合は、事前にプロアカウントへ切り替えておきましょう。切り替えはアカウント作成後、Instagramの設定画面から簡単に行うことができます。

プロアカウントへの切り替え手順は以下の通りです。

  1. 「プロフィール」または右下にあるプロフィール写真を選択しプロフィールに移動
  2. 「その他」を選択し「設定とアクティビティ」に移動
  3. 「アカウントの種類とツール」を選択し「アカウントタイプ」を選択
  4. 「アカウントタイプを切り替える」を選択
  5. 切り替え先のアカウントの種類を選択
  6. 「切り替える」を選択

参考:Instagramヘルプセンター「Instagramプロアカウントを設定して、ビジネスツールやクリエイターツール、管理機能にアクセスする」

また、広告代理店に運用を依頼している場合は、クライアント側でプロアカウントへの切り替えが必要になるケースもあるため、事前に確認しておきましょう。

各種アカウントの権限付与

リマインダー広告を配信するためには、以下3つのアカウントに対する設定・権限の整備を確認しておく必要があります。

  • Facebook広告アカウント:「キャンペーンの管理」権限がオンになっているか
  • Facebookページ:「広告」「インサイト」へのアクセス権がオンになっているか
  • Instagramアカウント:「広告」「インサイト」へのアクセス権がオンになっているか

ビジネスマネージャの「ビジネス設定」から、それぞれのアカウントに対して必要な操作権限が付与されているかを確認してください。

リマインダー付き投稿の作成

Instagram上でリマインダー機能を設定した投稿を作成する必要があります。

基本的な手順は以下のとおりです。

  1. Instagramで新規投稿を作成
  2. 「リマインダーを追加」を選択
  3. イベント名を入力(全角60文字・半角120文字以内)
  4. 開始日時を設定(投稿作成時点から1時間後〜3ヶ月後の間、数分単位で設定可能)
  5. 必要に応じて終了日時を設定
  6. 投稿をシェア

参考:Metaビジネスヘルプセンター「イベントのリマインダー付きのInstagram投稿を作成する」

この設定を行うことで、ユーザーは投稿からリマインダー登録ができるようになり、イベント前に通知を受け取ることが可能になります。

リマインダー広告の設定方法

リマインダー付き投稿を作成したあとは、広告マネージャを使用して広告として配信する設定を行います。

  1. 広告マネージャを開き、キャンペーンを作成
  2. キャンペーンの目的で「エンゲージメント(Engagement)」を選択
  3. 広告セット設定では、コンバージョンの場所を「あなたの広告(On your ad)」に設定
  4. エンゲージメントタイプで「設定済みリマインダー(Reminders set)」を選択
  5. パフォーマンスの目標で「リマインダーの設定数を最大化(Maximise reminders set)」を選択
  6. 広告のスケジュールを設定
  7. 配置は「Advantage+ 配置」または「手動配置」を選択し、作成済みのリマインダー付き投稿を広告クリエイティブとして指定

参考:Metaビジネスヘルプセンター「広告マネージャでリマインダー広告を作成する方法」

以上でリマインダー広告の配信準備は完了です。

リマインダー広告の表示形式とユーザー体験

リマインダー広告は、まずInstagramのフィードやストーリーズなどに通常の広告として表示されます。この段階では、ユーザーは広告を見てイベントの内容を知り、「リマインドを受け取る」といったボタンからリマインダー登録を行うことができます。

ユーザーがリマインダー登録を行うと、その後はイベントの開始日時にあわせて通知が配信されます。通知は主に、アクティビティフィードやプッシュ通知として表示され、ユーザーにイベントの開催を知らせます。

また、通知をタップすると該当の投稿に遷移し、そこからライブ配信の視聴やイベント内容の確認ができます。

リマインダー広告の注意点・制約

リマインダー広告は「あとで通知を受け取る」ための広告であるため、クリックしてすぐにWebサイトへ移動させることを目的とした使い方には向いていません。

また、リマインダーの設定期間にも制約があります。リマインダーはイベント開始の3ヶ月前から1時間前までのタイミングで作成した投稿に対して設定する必要があります。スケジュールには余裕をもって準備しておきましょう。

さらに、海外ユーザーを対象とする場合は特に注意が必要です。リマインダー広告はユーザーごとの地域(タイムゾーン)に合わせた時刻で表示される仕組みになっているため、時差を考慮したイベント設定や配信設計が求められます。

これらの注意点や制約を事前に把握したうえで運用することで、リマインダー広告の特性を活かした効果的な配信につなげることができます。

リマインダー広告の効果測定方法

広告マネージャでは、リマインダー通知の設定数を確認することができ、どの程度ユーザーの関心を獲得できたかを把握できます。

具体的な確認手順は以下のとおりです。

  1. 「リマインダー」を表示
  2. 広告マネージャで対象のリマインダー広告キャンペーンを選択
  3. 「列」を選択
  4. 「列をカスタマイズ」を選択
  5. 「リマインダー:オン(純)」を検索し選択

参考:Instagramヘルプセンター「イベントのリマインダー付きのInstagram投稿を作成する」

この設定を行うことで、広告経由でどれだけリマインダー登録が行われたかを確認できます。なお、この数値はあくまで「広告を経由して登録された数」のみが対象となります。

配信して終わりではなく、その後の成果を確認し、改善につなげていく姿勢が成果向上につながります。

リマインダー広告の活用事例

リマインダー広告は、実際にどのようなシーンで活用されているのか、代表的な事例を紹介します。

活用事例①:イベント・セミナー集客

リマインダー広告は、オンライン・オフラインを問わずイベントやセミナーの集客に適しています。

通常の広告では「興味はあったが忘れてしまった」というケースも多く見られますが、リマインダー広告を活用することで、開催前に通知が届くため、見逃しを防ぐことが可能です。特に、無料セミナーやウェビナーなど、参加ハードルが低い施策と相性が良いといえるでしょう。

活用事例②:ライブ配信・インスタライブの告知

Instagramライブなどのリアルタイム配信はその場限りのコンテンツであるため、ユーザーにタイミングよく知らせることが重要です。

リマインダー広告を活用することで、事前に興味を持ったユーザーに対して配信直前に通知を送ることができ、視聴率の向上につながります。また、フォロワー以外のユーザーにもリーチできるため、新規ユーザーの獲得にも活用できます。

活用事例③:新商品・キャンペーンの告知

新商品の発売日や期間限定キャンペーンの開始告知にも活用できます。

事前にリマインダー登録を促しておくことで、販売開始やキャンペーン開始のタイミングでユーザーに通知が届き、初動のアクセスや購入につながりやすくなります。人気商品や数量限定の施策など、「見逃したくない」と思わせる内容と組み合わせることで、より効果を発揮します。

リマインダー広告の運用で失敗しないポイント

リマインダー広告は設定するだけでも一定の効果が期待できますが、運用の工夫によって成果を大きく高めることができます。

効果を高めるクリエイティブのコツ

リマインダー広告では、通常の広告以上に、”今登録する理由”を明確に伝えるクリエイティブが必要です。

特に日時が重要なため、ユーザーが一目でスケジュールを認識できるようにすることがポイントです。「〇月〇日開催」「あと◯日」といった日時を強調する表現に加えて、「限定」「先着」「見逃し厳禁」などの要素を訴求することで、ユーザーの行動を後押しできます。

リマインド設定(タイミング)の最適化

リマインダー広告では、通知のタイミング設計も重要なポイントです。

例えば、参加ハードルが低いイベントであれば、開始15分前の通知が参加の後押しになることがあります。一方、事前準備が必要なセミナーなどの場合は、1日前の通知が効果的なケースもあります。

イベントの内容やターゲットに応じて、「どのタイミングで思い出してもらうのが最適か」を意識して設計することが成果につながります。

参加率を高める訴求ポイント

リマインダー広告は、最終的に「イベントへの参加」や「配信の視聴」につなげることが目的です。そのため、単にリマインダー登録を促すだけでなく、その先の行動を意識した訴求が求められます。

「参加すると何が得られるのか」を明確に伝えましょう。セミナーであれば学べる内容やメリット、ライブ配信であれば見どころや特典などを具体的に示すことで、参加意欲を高めることができます。

まとめ

リマインダー広告は、イベントの開始日時にあわせてユーザーへ通知を届けられる広告手法であり、情報量が多い現代において、ユーザーの画面に直接リマインドできる点は大きな強みといえるでしょう。

一方で、Webサイトへの直接誘導ができないなどの制約もあるため、「イベント参加や視聴を促す広告」として適切に活用することが求められます。

また、リマインダー広告は設定するだけでなく、クリエイティブや配信タイミング、訴求内容を工夫することで成果を高めることができます。

リマインダー広告は、ユーザーに「あとから思い出してもらう」ための新しいコミュニケーション手段です。自社の施策に合った形で取り入れ、効果的な情報発信に活用してみてはいかがでしょうか。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
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