総合的な情報発信で人材を確保!採用オウンドメディアを活用するメリット

  • 人材コンサルティング

公開日:2024/06/21

更新日:2024/06/21

企業がインターネット上で自主的に運営するオウンドメディア(owned media)の中で、人材採用を目的にしたものが採用オウンドメディアです。

求人方法の多様化にともない、現在採用オウンドメディアを利用する企業が増えています。

採用オウンドメディアを有効に活用するためには、一般的な求人サイトとは異なる運営ノウハウが必要です。

そこで今回の記事では、採用オウンドメディアを構築する方法と、そのメリットを中心に解説します。

人材採用の成果を向上させるためのガイドとして役立ててください。

注目される採用オウンドメディア

採用オウンドメディアが注目される背景には、成熟したインターネットとスマートフォンのネットワークがあります。

求人は以前のように就職情報誌を頼りにせず、情報も一方通行ではなく双方向になりました。

このように採用の手法が変化するのと同時に、企業の人材不足は完全に慢性化しています。

そのため従来の人材採用法では、必要な人材の確保が非常に難しくなりました。

そのため企業は工夫をこらして、さまざまな方法を試みています。

今では求人情報サイト、人材採用サイト、求人広告などが複数のサービスを提供し、企業が求める人材を探していますが、他社と同様の方法では効果が出せません。

そこで差別化を図る目的で、最近は採用オウンドメディアの利用が活発化してきたのです。

採用オウンドメディアを利用するメリット

採用オウンドメディアは、自社のWebサイト、ブログ、SNSなどを含む総合的な媒体です。

しかも採用だけに限定した運用ではなく、幅広いコンテンツを含むという特徴があります。

その効果とメリットをまとめてみましょう。

長期的な採用力の向上

採用オウンドメディアは、短期的な効果よりも長期的な成果を目標にします。

担当者が採用方法について知識を蓄積し、自社の特徴と強みを理解しながらメディアを作りあげるので、徐々に効果を高めることが可能です。

マッチング精度の向上

採用オウンドメディアには、企業の社風や職場環境を相手に伝える役割もあります。

ここで高い双方向性が発揮され、企業と求職者はお互いについてよく知ることができます。

結果的に採用後のミスマッチを予防することになるでしょう。

企業の認知度向上

実際の運用では継続的な情報発信が必要になるため、採用だけでなく企業の知名度と認知度の向上にも貢献します。

通常の採用サイトでは難しい、潜在的な求職者へのアプローチも可能になります。

採用ノウハウの蓄積

採用人事を外部に委託した場合、ほとんどの採用ノウハウは社内に残りません。

それを毎年繰り返しても、企業にとっての成長にはつながらないでしょう。

採用オウンドメディアを利用すれば、社内でのノウハウ蓄積が可能になり、人材戦略にも大きなメリットをもたらします。

採用コストの削減

自社内で採用プロセスが完結することは、そのままコスト削減につながります。

メディア立ち上げの初期費用はかかりますが、長期的に考えればコストパフォーマンスは高いといえるでしょう。

採用オウンドメディアの始め方

採用オウンドメディアの導入を決めたら、大きく3つのステップで以下の流れに従い運用をスタートします。

計画立案と事前準備

まずは自社についての詳細な分析から始めます。

同時に採用計画を策定することも必要です。

求人のターゲットを決め、仮想の人物像(ペルソナ)を作成し、その人物にどのような体験を提供すべきかを検討します。

コンテンツの企画、メディアの選定などを含めて、最も時間がかかるステップになるでしょう。

メディアとコンテンツ作成

どのメディアをどのように組み合わせて、効果的な採用オウンドメディアにするのかを考えます。

コンテンツでは、動画を効果的に活用することも重要です。

社内での構築が難しい場合は、専門の業者にサポートを依頼することも検討するべきでしょう。

運用の開始

すべての準備が完了したら、計画に従ってメディアの配信を始めます。

運用を継続しながら、定期的に情報収集と効果の分析を実施します。

常に改善や工夫をしながら、長期的な視点から運用を続けることが重要です。

成功につなげるためのポイント

オウンドメディアの運用では、コンテンツを充実させることが第一のポイントです。

最近は動画が手軽に扱えるようになり、短時間で多くの情報を配信できるため、動画コンテンツは欠かせないでしょう。

動画の優れた点は、実際にその場にいるような体験が可能なことです。

社内で社員が働く様子や、経営陣または社員へのインタビューなどを通じて、求職者は貴重な体験を得ることができます。

これは求人・採用メディアにはできないことです。

ほかにも商品やサービスの紹介、社内イベントの報告をブログにしたり、SNSで相互にやりとりできる場を設けたりして、配信する情報に合ったメディアを活用することが重要です。

情報は常に更新することを心がけましょう。

特にブログやSNSは、日々チェックして新しい情報を提供する必要があります。

まとめ

企業にとっての人材採用は、経営継続のためにも最も重要な戦略の一つです。

企業が存続する限り続けることを考えると、自社内で有効な採用方法を構築するべきでしょう。

その選択肢の一つとして、採用オウンドメディアが注目されています。

もちろん運用開始から継続まで、多くの手間がかかるかもしれませんが、既存の求人・採用メディアとは違った効果が期待できます。

ただし成果が出るまでは、長期的な計画に従って運用を続ける必要があります。

情報を常に新しい状態に保つため、専任の担当者でチームとして運営することも必要になるでしょう。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
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