求める人材へダイレクトに情報発信!効果の出る採用サイトの作り方とは?

  • 人材コンサルティング

公開日:2024/06/24

更新日:2024/06/24

最近は多くの企業が、自社のホームページ経由ではなく、ダイレクトにつながる採用サイトを公開しています。

しかも単なる求人ページではなく、各社ともにコンテンツに工夫を凝らしています。

スマートフォンが進化する中で、求職者は多種多様な情報から企業を選びます。

そのニーズに応えるためには、企業側もさまざまなメディアを活用しなければなりません。

採用サイトを比較してみると、各社それぞれ求職者以外が見ても魅力的な内容に仕上げています。

今回の記事ではその具体例を参考にしながら、効果の出る採用サイトの作り方について解説します。

採用サイトの特徴とメリット

例えばホームページで詳しい情報が得られるお店と、ホームページのないお店があったとすると、お客様はどちらを選ぶでしょうか。

スマートフォンで情報を探すことが常識になった現在、ユーザーが求める情報は当然そこにあるべきなのです。

企業の求人でも同じことがいえます。

多くの求職者が採用サイトを見て企業を選ぶ現状では、人材を求める企業側も採用サイトを公開することが当たり前になっています。

採用サイトは、その企業が主体的に運営するメディアであり、求人情報のほかにも各種PRやメッセージ性の高いコンテンツを掲載して、求職者に他社ではできない体験をしてもらう場です。

採用サイトを活用することで、企業にとっては以下のようなメリットが考えられます。

求職者へのPR度が高まる

現在多くの求職者は、給与や休日のような規定条件以外についても、就職先の企業について詳しく知りたがっています。

自分が働く環境や、一緒に働く仲間などについて事前にイメージするためです。

採用サイトで多様なコンテンツを配信することは、求職者の期待値を高める役割を果たします。

採用のミスマッチを防げる

採用サイトは一方的な情報発信の場ではなく、求職者からアプローチすることも可能です。

SNSと連携すれば、高い双方向性を発揮します。

事前に企業と求職者がお互いについてよく知ることにより、企業は必要な人材を的確に採用できます。

しかも内定後の辞退など、採用のミスマッチを大幅に減らすこともできるでしょう。

企業のPRにもつながる

各企業の採用サイトを見ると、採用情報以外も積極的に配信しています。

企業の魅力をPRすることは、ブランディング戦略の一環としても効果的です。

企業価値と魅力がアップすれば、就職先に選ばれる確率も高まるはずです。

効果の出る採用サイトの作り方

効果の出る採用サイトの条件は、求職者が求める情報が充実していることと、ズバリ面白いことです。

採用サイトはこの点を意識しながら作り上げる必要があります。

まず採用サイトの中身は、求職者がその中で体験を得られるものでなければなりません。

サイトの設計段階でユーザーのモデルを設定し、サイト内でどのような体験をしてもらうか、詳細にシミュレーションすることが重要です。

また現在はスマートフォンからの流入が大半なので、スマホで見やすいサイトを構築する必要があります。

求職者のイメージに、ダイレクトに伝わるコンテンツで組み立てることも重視すべきでしょう。

コンテンツには見て面白く、興味を高める要素も必要です。

これらの点を考慮すると、社内の人材だけで採用サイトを作ることは難しい場合もあるでしょう。

制作の一部を、専門業者に委託することも検討するべきかもしれません。

企業の採用サイト事例

効果の出る採用サイトのサンプルとして、ここで分野が異なる大手企業2社の採用サイトを紹介します。

そのエッセンスを、サイト作りの参考にしてください。

大手代理店の採用サイト

この企業では、サイト全体のテーマに「運命」を選んでいます。

メインには募集する職種の一覧ページと、各職種の担当者や具体的な内容のページを配しています。

特徴的なのは、入社1年目の社員どうしの対談コーナーと、充実した福利厚生制度を独立したページで紹介していることです。

説明会やマイページ登録も、すぐに専用ページから登録できるようになっています。

大手メーカーの採用サイト

この企業では「可能性」をテーマに採用サイトをデザインしています。

コンテンツは動画が中心になっており、同社の取り組みごとに映像で詳しい内容を見ることができます。

社員紹介やチームの座談会のコーナーがあるほか、自社商品のプロジェクトストーリーを配信している点が特徴的です。

全体的に、かなりボリュームのあるサイトに仕上がっています。

出典:

博報堂採用サイト

TOPPAN採用サイト

採用サイトの運用方法

どれだけ内容がよくても、採用サイトを開設しただけでは効果は出ません。

その先で重要なのは、採用サイトへの流入を増やす工夫です。

採用サイトをSNSと連携させたり、ほかの求人メディアとリンクさせたりして、認知度を高めなければなりません。

さらに運用効果を定期的に測定・分析したうえで、より効果的なサイトへの改善を継続することも重要です。

短期間で効果を上げることが目的ではないので、長期的計画にもとづいて、会社の資産としてサイトを育てる心構えが必要になるでしょう。

まとめ

将来にわたって安定的な人材確保を目指すなら、自社の採用サイトを開設することは、今や必須の取り組みといえるでしょう。

ただし効果の出る採用サイトになるかどうかは、その先の運用次第です。

大手企業の採用サイトでは、1つのテーマを中心にコンテンツを展開していました。

求職者に分かりやすい情報にすることと、企業のイメージを明確にする目的があると考えられます。

同業他社が採用サイトに力を入れる中で、自社のサイトで差別化を図ることは簡単ではありません。

場合によっては専門の業者に依頼したほうが、低コストで大きい効果が期待できるかもしれません。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
【公式X】はこちら → https://x.com/Mktg_Plus_One

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