オウンドメディアリクルーティングとは?活用のメリット・デメリットや立ち上げ・分析ポイントを解説

  • 人材コンサルティング

公開日:2024/07/02

更新日:2024/07/02

オウンドメディアリクルーティングは、これから定番になる採用活動の一つとして注目されています。

「オウンドメディアはどう運用すべき?」「立ち上げたけど分析の仕方がわからない」という方もいるかもしれません。

今回は、オウンドメディアリクルーティングとは何か、活用するメリットやデメリット、オウンドメディアの立ち上げ方や分析について解説します。

オウンドメディアリクルーティングとは

オウンドメディアとは、企業自身で保有し運営するWebメディアです。

オウンドメディアリクルーティングとは、自社の理念や魅力をそのオウンドメディアを活用して発信することで、採用活動を進めることを指します。

オウンドメディアリクルーティングは、外部の求人広告媒体とは異なり、掲載内容や期間に制限がありません。

そのため、自社に関するさまざまな情報を継続的にアピールできます。

また、自社で求めている有能な人材、つまりターゲットを絞ってメッセージを発信しやすく、ダイレクトにコミュニケーションを取れるのが特徴です。

このような特徴があることから、オウンドメディアリクルーティングは採用活動手法として注目を集めています。

オウンドメディアリクルーティングのメリット

オウンドメディアリクルーティングには、以下のようなメリットがあります。

ミスマッチを減らす

掲載内容に制限がないため、自社らしさを存分にアピールできます。

そのため、入社後のミスマッチを減らしやすいです。

より効果的に訴求できる

情報はいつでも更新できるため、PDCAを回しながら内容をブラッシュアップできます。

最新情報も即座に発信できるため、より効果的に求職者に対して訴求できます。

自社にとって財産になる

自社が保有するメディアであるため、永続的に運用できます。

時代やニーズに合わせて更新していけば、自社にとって大切な財産となることでしょう。

オウンドメディアリクルーティングのデメリット

一方で、オウンドメディアリクルーティングには以下のようなデメリットもあります。

即効性はない

どちらかというと中長期的な目線での運用になるため、即効性のある採用施策ではありません。

将来的な財産になることを意識し、長い目で運用することが大切です。

社内の協力・連携が必要

社員インタビューなど、オウンドメディアリクルーティングならではの情報発信が必要です。

そのため、社員の協力や部署ごとの連携体制を整えなければいけません。

メディア発信の知識が必要

自社で運用するメディアであるため、担当者にはサイト運営・マーケティングへの知識・経験が求められます。

オウンドメディアの立ち上げ方

オウンドメディアを立ち上げるには、大きく分けて3つの方法があります。

自社で一から作り上げる

Webサイト構築からコンテンツ作成まで、すべて自社でまかなう方法です。

細かいデザインからコンテンツの中身まで、すべて自由にイメージに合わせて作り込めます。

自社で完全運用しているため、分析やブラッシュアップしやすいのが特徴です。

ただし、担当者にはサイト制作やマーケティングに関する知識が必要ですし、コンテンツ作成にも時間を取られます。

そのため、担当者には多くの負担がかかりやすいでしょう。

社内にWeb関連のチームがない場合、学習コストがかかる点にも注意が必要です。

採用管理システムを活用する

採用管理システムによって、採用に特化したWebサイトをつくる方法です。

既存の採用管理システムを活用するため、一からWebサイトをつくるよりもスピーディーに制作できます。

採用管理システムそのものは、無料または低コストで運用できるため、費用もそれほどかかりません。

ただし、デザインなどは制限されやすく、自社に合わせて自由にカスタマイズできるわけではありません。

また、外部サービスの活用であるため、そのサービス内容に変更がある場合、またはサービスそのものの消失などによって、オウンドメディア運営の継続が難しくなる場合もあります。

外注サービスを利用する

Webサイト制作会社などにサイト制作を外注する方法です。

Webサイト制作のプロに任せることで、より質の高いオウンドメディアを立ち上げられます。

一からすべて任せることもできますし、リソースが足りない部分のみをアウトソーシングすることもできます。

たとえば、デザインの部分をプロのエンジニアに任せる、コンテンツ作成をプロのライターに任せるといった形です。

オウンドメディア運用のポイント

オウンドメディアを運用するにあたっては、以下のポイントを意識しましょう。

戦略を策定する

目的を定めて戦略を明確にすることで、やるべきアクションが明確化します。

KGIやKPIを設定し、向かうべきゴールを明らかにしましょう。

ターゲットを設定する

ターゲットを設定し、自社が求めるのはどのような人材であるかを明確にしましょう。

ターゲットが明らかになれば、コンテンツを誰に見せたいのかがわかり、メディア運用の方向性も明確化します。

オウンドメディアの分析について

オウンドメディアリクルーティングで中長期的に効果を高めるには、オウンドメディアの分析とブラッシュアップが重要です。

以下に、分析に使える代表的なツールを紹介します。

Google Analytics

ユーザーのサイト内での動きがわかります。

たとえば、応募した人としなかった人では、閲覧ページにどのような違いがあるのか、などが明らかになります。

Google Search Console

ユーザーがどのようにサイトに辿り着いたのかがわかります。

たとえば、どんなキーワードでサイトに訪れたのか、キーワードごとのサイトの順位はどれくらいかなどです。

これらの分析ツールを活用し、オウンドメディアをより質の高いものへ更新していきましょう。

まとめ

今回はオウンドメディアリクルーティングについて解説しました。

オウンドメディアリクルーティングは、自社が保有し運営するメディアを活用して採用活動を行うものです。

即効性はありませんが、ブラッシュアップし続けることで永続的に採用活動を行えます。

また、自社にマッチする人材へアプローチしやすいのが特徴です。

本記事を参考にオウンドメディアを活用し、満足できる採用活動を行ってください。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
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