広報・PRの仕事とは?仕事内容やスキル、働き方など徹底解説

  • マーケティング

公開日:2024/07/29

更新日:2024/07/29

企業やブランドのイメージアップ、製品・サービスの認知度向上、そして最終的には売上アップに繋げるために欠かせないのが、広報・PR活動です。

広報・PRは、企業と社会をつなぐ架け橋のような役割を担っており、マーケティング活動の中でも重要な位置づけを占めています。

今回は、広報・PR職の主な仕事内容や必要なスキル、やりがいや働き方までを詳しく解説していきます。

広報・PR職の主な仕事内容

広報・PRの仕事は、企業やブランドのイメージを世の中に発信し、ステークホルダー(株主、顧客、従業員、地域社会など)との良好な関係を構築することです。

具体的な仕事内容は以下の通りです。

企業・ブランドイメージの醸成

広報・PR担当者の主な仕事の1つは、企業やブランドイメージの醸成です。

企業の理念や強みを効果的に発信し、顧客や社会から良好な評価を得ることが重要です。

具体的には、プレスリリースの配信、メディア対応、SNSの運用、パブリシティ活動(企業や製品、サービスなどに関する情報を、広告ではなく報道機関を通じて無料で掲載・放送してもらうこと)など、様々なチャネルを活用して、企業やブランドの魅力を積極的に発信していきます。

ステークホルダーとの関係構築

企業にとって、株主、取引先、地域住民など、様々なステークホルダーとの良好な関係構築は重要です。

広報・PR担当者は、これらのステークホルダーとのコミュニケーションを密に取り、企業の情報を適切に開示したり、ステークホルダーの意見を収集したりする役割を担います。

危機管理対応

企業にとって、不祥事や事故への適切な対応は大きな課題です。

広報・PR担当者は、危機発生時に迅速かつ適切な情報開示を行い、企業イメージの悪化を最小限に抑える役割を担います。

危機管理マニュアルの作成や、メディア対応、SNSでの情報発信など、様々な対応策を立案・実行します。

マーケティング活動との連携

広報・PR活動は、マーケティング活動と密接に関連しています。

広報・PR担当者は、製品・サービスの訴求ポイントの発信や、キャンペーンの企画・実行など、マーケティング部門と連携しながら、企業の商品・サービスの認知度向上に貢献します。

広報・PR職に求められるスキル

続いて、広報・PRの仕事に求められるスキルについて見ていきましょう。

文章力

プレスリリースの作成やウェブサイトの更新、SNSの投稿など、広報・PR業務では文章作成が多く求められます。

メディアの動向を把握し、効果的な情報発信を行うには、論理的で分かりやすい文章を書く力が必要不可欠でしょう。

コミュニケーション力

広報・PR担当者には、社内外のステークホルダーとの円滑なコミュニケーションが求められます。

相手の立場に立って考え、相手の意向を汲み取りながら、企業の情報を適切に発信・共有する能力が重要です。

また、メディアとの良好な関係構築は、企業イメージの向上に欠かせません。

取材への適切な対応力も必要です。

企画力・提案力

単なる情報発信にとどまらず、企業の戦略に沿った効果的な広報・PR施策を企画・提案する力が求められます。

マーケティング部門との連携を密にし、顧客の反応を見極めながら、企業の目標達成に貢献できる提案力が重要です。

デジタルマーケティングに関する知識

近年、SNSやウェブサイトなどのデジタルチャネルが広報・PR活動の主要な手段となっています。

そのため、デジタルマーケティングの知識とスキルを持つことが求められます。

以上のように、広報・PR担当者には多岐にわたるスキルが求められます。

これらのスキルを磨き、企業の戦略的な広報活動を推進していくことが重要です。

広報・PRの仕事のやりがい

企業や組織の顔となる広報・PR職は、マーケティングの観点から見ても非常に重要な役割を担っています。

企業イメージの向上や製品・サービスの認知度向上、ブランディングなど、広報・PR活動は企業の成長に大きな影響を及ぼします。

企業価値の向上に貢献できる

広報・PR担当者は、企業や組織の情報を効果的に発信し、ステークホルダーとの良好な関係構築に努めます。

これにより、企業の知名度や信頼性の向上、ひいては企業価値の向上にも寄与できるのがやりがいの一つです。

自身の活動が企業の成長に直結しているという実感は、大きなモチベーションにつながります。

多様なスキルを活かせる

広報・PR業務には、ライティング、プレスリリース作成、メディア対応、SNSマーケティング、イベント企画など、幅広い業務が含まれます。

これらの業務を通して、コミュニケーション力、企画力、クリエイティブ力など、多様なスキルを磨くことができます。

自身の得意分野を活かしつつ、新しいスキルも習得できるのが魅力の一つです。

多様な業界・組織で活躍できる

広報・PR職は、企業、自治体、NPO、メディアなど、様々な業界や組織で活躍できます。

自身の興味関心や専門性に合わせて、働く場所を選択できるのも魅力の一つです。

新しい分野に挑戦し、キャリアアップを図ることも可能です。

広報・PRの仕事で大変なこと

一方で、広報・PR職には様々な課題や難しさも伴います。

特に、企業イメージの維持・向上や危機管理対応など、重要な責任を担っているため、大変さも大きいといえます。

ステークホルダーとの調整が難しい

広報・PR担当者は、経営陣、各部門、取引先、メディアなど、様々なステークホルダーとの調整を行う必要があります。

それぞれの利害関係や要望が異なるため、バランスを取りながら対応することが難しい場合があります。

広報効果の測定が難しい

広報・PR活動の効果を数値で示すことは容易ではありません。

企業イメージの向上や認知度の変化など、定性的な指標が多いため、効果の測定が難しいのが課題の一つです。

迅速な対応力が求められる

企業の危機管理や不祥事への対応など、緊急性の高い業務も広報・PR担当者の役割です。

状況の変化に素早く対応し、適切な広報活動を行う必要があります。

業務の性質上、緊急対応などもあり、ワークライフバランスの確保が難しい環境にあるのも、広報・PR職の課題の一つといえるでしょう。

広報・PR職の働き方

広報・PR職の働き方には、企業内勤務以外にも様々な選択肢があります。

自身のキャリアビジョンや得意分野に合わせて、最適な働き方を選択することが重要です。

企業内広報

企業の広報部門で勤務し、企業イメージの向上や製品・サービスの認知度向上などに取り組みます。

企業の経営戦略に沿った広報活動を行います。

PR会社・広告代理店

PR会社や広告代理店で勤務し、企業の広報・PR業務を代行する働き方です。

企業の広報戦略の立案から実行まで、幅広く担当します。

フリーランス

企業に所属せず、フリーランスとして働く方法もあります。

企業や団体などから個別のPR業務を受託して行います。

自信のスキルと経験を活かし、柔軟な働き方が可能です。

まとめ

広報・PR職は、企業の顔となり、世の中に情報を発信する重要な仕事です。

プレスリリースの作成・配信、メディア対応など、情報を効果的に発信する業務を行うほか、様々なステークホルダーとの関係構築も重要な仕事です。

このように、幅広い業務に携わるため大変な面もありますが、やりがいのある仕事でもあります。

広報・PR職に興味がある方は必要なスキルを身につけ、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
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