“Monthly Media Update” は、Web広告やSNSなど、各媒体の直近のアップデート情報や仕様変更をまとめてお届けする月刊シリーズです。2026年1月号 #2では、Web広告の配信手法や審査基準、計測・コントロール機能の見直しなどを中心にまとめました。全体として「配信の選択肢拡張」と「統制・判断材料の整理」が同時に進んでいる流れがうかがえます。
また、SEO領域でのコアアップデート情報もまとめていますので、あわせて参考にしてください。
【Yahoo!ディスプレイ広告】LINE公式アカウント友だち追加広告を提供開始
Yahoo!ディスプレイ広告では、スマートフォン版Yahoo! JAPANトップページにおいて、「友だち追加広告」の配信がβ版として開始されました。これにより、LINE公式アカウントの友だち追加を目的とした広告が、Yahoo! JAPANトップページという新たな掲載面で配信可能になります。
本広告は、スマートフォン環境での配信を前提としており、ウェブ版に加えてiOS・Androidのアプリにも対応しています。キャンペーン目的は「友だち追加」に限定され、広告タイプはレスポンシブ(画像)のみが対象となります。対応するアスペクト比は1:1および1.91:1で、レスポンシブ(動画)やカルーセル形式は対象外とされています。
なお、本機能はβ版として段階的に提供が進められており、今後は順次配信量が拡大される予定です。正式版の提供開始時期については、2026年2月頃が予定されていると案内されています。
参考:LINEヤフーforBusiness「【ディスプレイ広告(運用型)】Yahoo! JAPANトップページへの「友だち追加広告」の配信開始(β版)」
【Yahoo!ディスプレイ広告】オーバーレイ形式の広告掲載を開始
Yahoo!ディスプレイ広告では、コンテンツ上に重ねて表示されるオーバーレイ広告の掲載が開始されました。これまでのバナー枠中心の表示形式とは異なり、ユーザーの閲覧中コンテンツに重なる形で広告が表示される点が特徴です。


画像出典元:LINEヤフーforBusiness「【ディスプレイ広告(運用型)】Yahoo! JAPANトップページへのオーバーレイ広告掲載開始」
広告の視認性や表示体験という観点で、従来とは異なる接触のされ方になる可能性があります。
対応フォーマット
対応フォーマットは以下の通りです。
▼スマホ版で入稿可能な広告タイプ・フォーマット
| 広告タイプ | 対応フォーマット |
| バナー(画像) | アスペクト比 16:5アスペクト比 32:5 |
| レスポンシブ(画像) | アスペクト比 1:1アスペクト比 1.91:1 |
| 動的ディスプレイ | ― |
| テキスト | ― |
▼PC版で入稿可能な広告タイプ・フォーマット
| 広告タイプ | 対応フォーマット |
| バナー(画像) | アスペクト比 728:90 |
| レスポンシブ(画像) | アスペクト比 1:1アスペクト比 1.91:1 |
| 動的ディスプレイ | ― |
| テキスト | ― |
【Yahoo!ディスプレイ広告】配信結果を試算できるシミュレーション機能を提供
Yahoo!ディスプレイ広告において、配信前に一定の条件下で結果を試算できるシミュレーション機能の提供が開始されました。
▼表示される画面
- キャンペーンから広告までの一括作成画面
- 広告グループ作成画面
- 広告グループ編集画面
▼対象のキャンペーン目的
- 全てのキャンペーン目的(PayPayギフトは除く)
これにより、配信設定を行う前の段階で、想定される配信規模や数値感を確認できるようになります。これまで実配信後にしか見えにくかった要素を、事前に把握するための機能が追加された形です。
参考:LINEヤフーforBusiness「【ディスプレイ広告(運用型)】シミュレーション機能の提供開始」
【LINE広告】過去の違反実績を考慮した広告審査を実施
LINE広告では、広告審査において、過去の違反実績をふまえた判断が行われるようになりました。これまでの個別広告単位での審査に加えて、アカウントや出稿履歴の文脈が考慮される形となります。
審査プロセスそのものが変わるというより、判断材料が拡張された対応といえそうです。2026年1月26日より適用が開始されます。
参考:LINEヤフーforBusiness「【Yahoo!広告、LINE広告】違反実績をふまえた広告審査のお知らせ(2026/1/26 適用開始)」
【LINE広告】新しい計測タグの提供を開始
LINE公式アカウントでは、従来提供されてきた「LINE Tag」に加えて、新たに「計測タグ」が利用可能となります。この計測タグは、LINEヤフーのさまざまなサービスを横断したパフォーマンス計測を目的としたもので、Yahoo!広告のディスプレイ広告ではすでに先行提供されている仕組みです。
参考:LINEヤフーforBusiness「【ディスプレイ広告】計測タグの提供範囲拡大に伴うディスプレイ広告への影響について」
LINE公式アカウントにおいては、計測タグを用いることで、コンバージョン計測やウェブトラフィックをもとにしたオーディエンスの蓄積が可能になります。計測タグは、LINE公式アカウントと接続しているビジネスマネージャー上で作成・管理する形となっており、利用にあたっては、認証済みの組織と接続されていること、かつ認証済アカウントまたはプレミアムアカウントであることが条件とされています。
なお、これまで利用されてきたLINE Tagについては、将来的に提供終了が予定されています。今後、タグを利用した計測を予定している場合には、計測タグの利用を検討することが推奨されています。
ただし、計測タグとLINE Tagではコンバージョンの計測方法が異なる点が示されており、注意が必要です。
参考:LINEヤフーforBusiness「【お知らせ】LINE公式アカウントにおける計測タグの提供開始について」
【LINEヤフー広告】広告アカウント審査基準と掲載基準を統一
Yahoo!広告とLINE広告は、広告プラットフォームの統合により、新たに「LINEヤフー広告」として提供されることになりました。これに伴い、これまで別々に運用されてきた広告アカウント審査基準、広告掲載基準、審査判断基準が統一されます。
統一後の基準は、2026年春頃からの適用開始が予定されています。今回の対応では、両媒体の基準を一本化した「LINEヤフー広告の広告掲載基準」として、ウェブ上で公開される予定です。全体の方針としては、概ね従来のYahoo!広告の広告掲載基準をベースに整理されるとされています。
この基準統一により、今後は媒体ごとに広告表現を個別に調整する必要がなくなり、同一の広告表現でYahoo!広告・LINE広告双方への出稿が可能になります。
参考:LINEヤフー広告アカウント審査基準・広告掲載基準の統一について(PDF)
【Google広告】ブランド適合性コントロールの設定範囲を拡大
Google広告では、ブランド適合性コントロールにおいて、設定できる範囲が拡大されました。
これまでGoogle広告では、YouTube動画の再生ページなど一部の掲載面に対して、「特定テーマのコンテンツには広告を表示しない」といったブランド適合性コントロールの設定を行うことができました。一方で、YouTubeのホームフィードや「次のおすすめ」、Googleアプリに表示されるDiscoverといった“おすすめ型のフィード面”については、設定が十分に適用されていないのが現状でした。
今回のアップデートにより、こうしたフィード面に広告が掲載される場合でも、従来と同様のブランド適合性コントロールが段階的に適用されるようになります。すでにDiscoverでは「除外したいコンテンツテーマ」の設定が有効になっており、今後はYouTubeのホームフィードや次のおすすめフィードにも拡大される予定です。
これにより、広告が表示されるコンテンツ環境に対するコントロール項目が増え、従来より細かな指定が可能になります。既存機能の延長線上で、調整の幅が広がったアップデートです。
参考:Google広告ヘルプ「YouTube フィードと Discover の新しいブランド適合性コントロール」
【SEO】12月にGoogleコアアップデートを実施
SEO領域では、12月12日にGoogleのコアアップデートが実施されました。
本アップデートについては、前回と同様に「あらゆる種類のサイトの検索者にとって、関連性が高く満足度の高いコンテンツをより良く提示するための定期的な更新」であると説明されています。そのため、検索アルゴリズムの方針自体に大きな変更が加えられたものではないと考えられます。
なお、本コアアップデートは、2025年12月29日(太平洋時間)に展開が完了。特定の業種や施策を対象とした変更内容が示されているわけではなく、検索結果全体の品質調整を目的とした更新である点は、これまでのコアアップデートと共通しています。
【関連情報】Instagram機能アップデートの動向もあわせて確認
本記事では、主要なWeb広告媒体およびSEO領域を中心にアップデートを整理しましたが、SNS領域でも継続的な仕様変更や機能追加が行われています。
Instagramの直近の変更点については、「【2026年1月号】Instagramの最新情報・アップデートまとめ」にて整理していますので、あわせて参考にしてください。
まとめ
以上、直近の最新アップデートをいくつかピックアップしてお届けしました。2026年1月時点のアップデートでは、新しい広告フォーマットや機能追加による選択肢の拡張と、審査・基準・コントロール面での整理などが進んでいることが分かります。いずれも即座に結論を出す類の変更ではなく、今後の運用や判断の前提として、段階的に理解していく必要がありそうです。
自社の広告運用・コンテンツ戦略・SEO戦略を見直すヒントとして、ぜひ今回の内容をご活用ください。Marketing+Oneでは各媒体のアップデート・最新情報を定期的にお届けしています。引き続き最新情報をお見逃しなく、効果的なWebマーケティング施策を実施していきましょう。

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