Meta Advantage+ カタログ広告とは?フォーマットやメリット・デメリット、活用方法、設定方法を解説

  • SNS広告

公開日:2024/05/14

更新日:2024/05/14

InstagramやFacebookをWebマーケティングに活用する場合、Meta Advantage+ カタログ広告を活用するのが有効です。

しかし、1度も利用したことがない場合は、種類も多いため大変かもしれません。

そこで今回は、Web広告やWebマーケティングの運用を担当する方のために、Meta Advantage+ カタログ広告がどのようなものなのか、フォーマットやメリット・デメリット、活用方法、設定方法をご紹介します。

Meta Advantage+ カタログ広告(旧ダイナミック広告)とは

Meta Advantage+ カタログ広告(旧称:ダイナミック広告)とは、ユーザーの興味、関心、意向、行動に基づいて、関連する商品のおすすめを自動的にユーザーに提供する広告形式です。

Facebook、Instagram、Messenger、Audience Networkを通じて、商品カタログを広告する機能が提供されています。

Meta Advantage+ カタログ広告は、大規模な商品フィードを持つ企業にとって効果的な広告手法です。

また、広告のクリエイティブ作成やカスタマイズに関するポイントも存在し、広告の効果を最大化するための工夫もできます。

これらの機能を活用することで、広告運用者やWebマーケティング担当者は、より効果的な広告運用を実現できるでしょう。

配信の仕組み

Meta Advantage+ カタログ広告では、機械学習がユーザーの興味関心や意向、行動に関連する商品やサービスをユーザーに自動的に配信します。

ユーザーがカタログ内の商品に興味や関心を示すと、そのユーザーに合わせた広告が自動生成され、モバイル端末やデスクトップで配信されます。

Meta Advantage+ カタログ広告のフォーマット

Meta Advantage+ カタログ広告は、シングル画像広告、カルーセル広告、コレクション広告の3つのフォーマットが利用可能です。

シングル画像広告

1枚の画像とテキストを組み合わせたシンプルなフォーマットです。

カルーセル広告

複数の画像を1つの広告に表示できるフォーマットで、横にスワイプして見ることが可能です。

コレクション広告

1枚のカバー画像や動画と、その下に複数の商品画像を一緒に表示できるフォーマットです。

Meta Advantage+ カタログ広告のメリット

Meta Advantage+ カタログ広告のメリットは、以下のとおりです。

ユーザーへの関連度が高い

ユーザーの閲覧履歴をもとにして広告を配信するため、ユーザーに関連度の高い広告を提供できます。

新たなユーザーにリーチできる

幅広いオーディエンスを対象に設定することで、Webサイトやアプリへの訪問履歴がない場合でも、自社の商品や類似した商品に興味や関心を示したことがある新規ユーザーにリーチできます。

広告作成の時間を削減できる

商品カタログから自動的に広告を生成するため、多数の広告を個別に作成する必要がなく、多くの商品を宣伝する際に時間を大幅に節約できます。

Meta Advantage+ カタログ広告のデメリット

Meta Advantage+ カタログ広告は非常に効果的な広告手法である一方で、以下のようなデメリットや注意点があります。

ターゲットの過度な絞り込み

ターゲティング設定を過度に絞り込むと、ターゲットユーザーが限定され、広告の表示回数は減少する可能性があります。

広告のリーチを制限し、広告の効果を低下させるリスクが高いでしょう。

不適切な広告クリエイティブ

商品の特性を強調するための専門的知識やテクニックを駆使する必要があります。

商品の画像選び、見せ方、キャッチコピーの工夫などが不可欠です。

これらが不適切であると、広告の効果が低下するリスクが高いでしょう。

広告予算の不足

広告の効果を最大限に引き出すためには、適切な広告予算が必要です。

予算が不足していると、広告の配信回数が限定され、広告のリーチや効果が低下する可能性があります。

Meta Advantage+ カタログ広告の活用方法

Meta Advantage+ カタログ広告の効果的な活用方法は、おもに以下の2種類があります。

リターゲティングによる配信

リターゲティングを目的としたMeta Advantage+ カタログ広告では、Webサイトやモバイルアプリの利用者に、以前に閲覧したが購入しなかった商品を思い起こさせ、その商品の購入や関連商品の提案を行います。

特定のオーディエンスを除外したり、直近の行動からの経過時間でオーディエンスをグループ分けしたりすることも可能です。

幅広いターゲットへの配信

地域やユーザーのデータなどのターゲット設定を利用します。

また、詳細なターゲット設定で「ターゲット設定の拡大」を選択することで、幅広いターゲット層にリーチしつつ、Metaが好ましい結果を得られると判断した場合には、オーディエンスが自動的に拡大されます。

ただし、類似したオーディエンスの利用や興味や関心に基づく設定を過剰に追加しないよう注意が必要です。

リーチの範囲は制限される可能性があります。

ユーザーへの訴求力向上

クリエイティブツールを活用することで、広告の効果を向上させることが可能です。具体的には、商品セットの画像を編集したり、カタログアイテムに枠線やロゴなどの目を引くグラフィックを追加したり、商品タグや価格、無料配送などの情報を含められます。

Meta Advantage+ カタログ広告の設定方法

Meta Advantage+ カタログ広告の設定方法は、以下のとおりです。

Facebook広告にログイン

Facebook広告にログインし、広告マネージャを開きます。

キャンペーン作成

「+作成」ボタンからキャンペーンを作成します。キャンペーン目的の「売上」「アプリの宣伝」「エンゲージメント」「リード」「トラフィック」の目的のうちいずれかを選びましょう。

カタログ選択

「広告設定」で「カタログ」を選択します。次に、「シングル画像または動画」、「カルーセル」または「コレクション」を選択しましょう。その後、カタログを選択し、宣伝する商品セットをカタログから選択します。

クリエイティブ編集 (任意)

「Advantage+ クリエイティブ」で「編集」を選択します。

これらの手続きを行うことで、Meta Advantage+ カタログ広告の設定が可能です。ただし、Meta Advantage+ カタログ広告を作成するためには、事前にカタログを作成し、MetaピクセルまたはSDKと連携しなくてはなりません。

まとめ

Meta Advantage+ カタログ広告は仕組みと種類を理解することで、以下のように活用できます。

  • リターゲティングによる配信
  • 幅広いターゲットへの配信
  • ユーザーへの訴求力向上

本記事の内容を参考に、Webマーケティングの効果向上につながれば何よりです。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
【公式X】はこちら → https://x.com/Mktg_Plus_One

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