自社の商品やサービスのブランド力を把握するためには、定期的にユーザーへのアンケートなどを実施するのが効果的です。
FacebookやInstagramなど、Meta社のSNSや広告を運用している場合は、ブランドアンケートテストの活用をおすすめします。
ここでは、Metaのブランドアンケートテストがどのようなものなのか、特徴や作成・利用方法、注意点をご紹介します。
この記事の内容
Metaのブランドアンケートテストとは
Metaのブランドアンケートテストは、広告がブランドの認知度、ブランドの印象、ブランド想起に与える影響を測定するためのツールです。
以下で、おもな特徴を解説します。
Metaのブランドアンケートテストの特徴
ブランドアンケートテストには、おもに以下のような特徴があります。
ブランドリフトの測定
広告を見たユーザーが、実際にどのようなアクションを起こしたのかを確認できます。
認知度が目的のキャンペーンの効果を検証することが可能です。
自社で実施可能
Meta社に依頼しなくても、自社で管理画面から通常の広告メニューと同じように実施できます。
リフトテストの利用
ユーザーを、広告の閲覧有無に応じて2グループに分け、それらのパフォーマンスの差を比較できます。
結果の可視化
ブランドアンケートテストの結果は、広告管理画面のテストメニューから確認することが可能です。
広告管理画面にログインし、テストメニューにアクセスすることで、詳細な結果を確認できます。
質問のカスタマイズ
ブランドアンケートでは、最大3問まで設定が可能で、質問の細かい言い回し等はカスタマイズが可能です。
Metaのブランドアンケートテストの作成・利用方法
Metaのブランドアンケートを実際に利用したい場合は、どうすればよいのでしょうか。
ここでは、作成・利用方法をご紹介します。
ブランドアンケートテストの作成
ブランドアンケートテストを作成するには、まず十分な予算を設定したMeta広告キャンペーンを作成します。
その後「テスト」へ移動し、「ブランドアンケート」を見つけて「スタート」をクリックしましょう。
テスト範囲の選択
ブランドアンケートテストを特定の広告アカウントのMeta広告すべてについて実施する場合は「アカウント」を選択しましょう。
一方、特定の広告キャンペーンのみについて実施する場合は「キャンペーン」を選択します。
地域と業界の選択
結果の比較のために利用する地域と業界を選択します。
広告の効果に関する背景情報を得ることが可能です。
テスト期間の設定
ブランドアンケートテストの開始日と終了日を設定します。
250件以上の回答を得られるように、実行期間を長く設定するのがポイントです。
アンケートの作成
ブランドアンケートで使用する言語を選択し、最大3問の質問を作成できます。
テストの完了後、結果に基づいて戦略を検討しましょう。
ブランドリフトテストの結果を理解することで、より効果的なマーケティング戦略を展開することが可能です。
Metaのブランドアンケートテストの注意点
Metaのブランドアンケートテストを実施する際には、以下の点に注意が必要です。
- 十分な予算の確保
- テスト期間の設定
- クリエイティブの準備
- オーディエンスの年齢制限
- 質問の設定
- ブランドの種類
これらを把握し、適切に設定を行うことで、Metaのブランドアンケートテストを最大限に活用できます。
以下で、それぞれの内容を確認しましょう。
十分な予算の確保
テスト期間中はアカウントの合計予算が$15,000を上回らなくてはなりません。
十分な結果を得られるだけの予算を設定することが重要です。
テスト期間の設定
テスト期間は最低14日以上必要です。250件以上の回答を得られるようにするため、テストの実行期間を長くしましょう。
また、他の実施中のテストと期間が重複してはなりません。
クリエイティブの準備
ブランド名やロゴを目立つ場所に配置するなど、ブランドを強調したクリエイティブを用意することも重要です。
これにより、視聴者の目に留まりやすくなり、ブランド認知度を高める効果が期待できます。
また、ブランドのメッセージを明確に伝えるデザインを採用することも大切です。
オーディエンスの年齢制限
18歳未満の方はブランドアンケートテストの対象外になるため、キャンペーンのオーディエンスに18歳以上の方を含めることが必須です。
質問の設定
ブランドアンケートテストでは、最大3問まで設定が可能で、質問の細かい言い回しなどは自由に設定することが可能です。
ただし、商品アンケートを実施する場合、Facebookページ名が会社名になっていると、質問が商品ではなく会社名に関するものになってしまうため注意しなくてはなりません。
ブランドの種類
ブランドの種類によっては、ブランドアンケートテストを実施できないページもあります。
例えば、アルコールを販売しているブランドの場合、一部の地域では実施できません。
まとめ
Metaのブランドアンケートテストは、簡単かつすぐに実施できるため、同社のSNSや広告を運用している場合は、利用するのがおすすめです。
ただし、いくつか注意点もあるため、事前に内容を把握しておきましょう。
本記事の内容が、今後の戦略検討の一助になれば何よりです。
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