LINE広告の詳細マッチング機能について徹底解説!メリットや設定方法をご紹介

  • SNS広告

公開日:2024/06/28

更新日:2024/06/28

LINE広告には、「詳細マッチング(Advanced matching)」という機能があります。

SNS広告の運用担当者であれば、1度は単語を見聞きした経験があるかもしれませんが、「どのような機能なのか分からない」とお悩みの方もいるでしょう。

そこで、本記事では、LINE広告の詳細マッチング機能について徹底解説します。

メリットや設定方法をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

LINE広告の詳細マッチング機能とは

LINE広告の詳細マッチングとは、サイト訪問者の電話番号やメールアドレスを取得してLINEアカウントの情報と照合することによって、「配信の最適化」「コンバージョン計測精度の向上」「オーディエンス蓄積の増加」を実現する機能です。

なお、電話番号やメールアドレスは、「LINE Tag」というHTMLタグを経由して、ハッシュ化(暗号化)されたうえでLINEのサーバーに送信されます。

LINE広告の詳細マッチング機能の特徴

LINE広告の詳細マッチング機能では、端末やブラウザを跨いだコンバージョン計測やオーディエンス蓄積を実現できます。

スマートフォンでの閲覧ユーザーだけでなく、PCサイト閲覧ユーザーのオーディエンス蓄積や間接CVの計測も可能です。

また、クロスドメイントラッキングに対応していることも、LINE広告の詳細マッチング機能の特徴です。

プライバシー保護のためにサードパーティCookieを利用できない場合でも、ドメインを跨いで計測できます。

LINE広告の詳細マッチング機能のメリット

以下、LINE広告の詳細マッチング機能を活用するメリットをご紹介します。

ターゲティングの精度が向上する

詳細マッチング機能を活用すると、ユーザー行動に関するデータが増加します。

その結果、コンバージョン(購入・資料請求などのアクション)が見込まれる消費者に向けて、より高い精度で広告を配信することが可能になるでしょう。

コンバージョンの計測精度が高まる

Cookieだけでは計測できなかったコンバージョンデータを取得できるようになることも、詳細マッチング機能を活用するメリットです。

より正確にコンバージョンの計測(広告の効果の把握)が可能になり、施策の改善に役立つでしょう。

オーディエンスの規模を拡大できる

LINE広告の詳細マッチング機能では、Webサイトの訪問者の電話番号・メールアドレスが、LINEアカウントのデータと照合されます。

デバイスやブラウザを問わず、訪問者のデータを蓄積して広告配信に利用することが可能になり、オーディエンスの規模を拡大できるでしょう。

LINE広告の詳細マッチング機能の設定方法

LINE広告の詳細マッチング機能を利用する場合は、LINE Tagのベースコードに、以下のように追記しましょう(追記部分は太字)。

_lt(‘init’, { customerType: ‘lap’, tagId: ‘123abc’, tel: ‘{{phone number}}’, email: ‘{{email address}}’ });

上記はサンプルコードです。

「123abc」の箇所には、「アカウント固有のID」を記載してください。

なお、LINE公式アカウント管理画面で発行したタグの場合、customerTypeは、「’account’」になります。

また、phone numberやemail addressは動的に返るように実装してください。

下表に、2つのパラメーター(phone numberおよびemail address)の詳細をまとめました。

パラメーター注意事項
phone number+818012345678国番号を入れた電話番号の形式で送信(ハイフンは不要)
email addressexample@example.comメールアドレスをそのまま送信

電話番号やメールアドレスをLINE Tagで利用する際は、「https通信」を用いて、第三者に情報が漏洩しないように注意して実装してください。

詳細は、LINEヤフー for Businessの「Advanced matching(詳細マッチング)」のページに掲載されています。

不明な点がある場合は、「お問い合わせ」のページから質問・相談しましょう。

まとめ

LINE広告の詳細マッチング機能を活用すれば、高い精度でコンバージョンの見込みのあるユーザーにアプローチすることが可能になります。

広告の効果が向上し、より正確にコンバージョンを計測できるようになり、オーディエンスの拡大につながるので、本記事を参考にして設定してはいかがでしょうか。

昨今、プライバシーの保護が重視されています。将来的には、ユーザートラッキングに関する規制がさらに厳しくなるかもしれません。

実装する際には、「https通信」を用いるなど、個人情報の取り扱いに充分注意しましょう。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
【公式X】はこちら → https://x.com/Mktg_Plus_One

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