モニタリング機能とは?メリットや設定方法などを解説

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公開日:2024/01/19

更新日:2024/01/19

モニタリング機能の概要

モニタリングは、広告の配信先やユーザーを絞り込まずに、どのようなターゲットに配信されたかのデータを確認できる機能です。これにより、配信面/配信ユーザーは絞り込まれずに配信が行われ、モニタリング設定したターゲット別の掲載結果レポートを確認できます。オーディエンスやプレースメント設定、リマーケティングリストなどはすべてモニタリングでも設定できます。

モニタリング機能を活用するメリット

モニタリング機能を活用すると、リーチは絞らずに配信層の分析を行えるため、反応のいい層を探して次の施策につなげることが可能です。また、モニタリングでも設定ターゲット単位で配信に強弱をつけることができるため、特定のユーザー層のみ配信強化/抑制をすることも可能です。

モニタリング機能とターゲティングの違い

Google広告における「ターゲティング」と「モニタリング」の違いについて説明します。ターゲティングは、広告の配信先やユーザーを絞り込む設定です。具体的には、「この人にだけ」や「このサイトにだけ」広告を表示したいという場合に使用します。主にディスプレイ広告で使用されますが、検索広告でも設定が可能です。ターゲティング設定を行わないと広範囲に広告が配信され、あっという間に予算を使い切ってしまう可能性があるため、特定の層にだけ広告配信を行いたい時は必須の設定となります。

一方、モニタリングは、配信先やユーザーを絞り込まずに広告が配信され、その上で配信された広告のデータを確認できる設定です。これにより、どのようなターゲットに広告が配信されたかのデータを把握することができます。また、リーチは絞らずに配信層の分析を行えるため、反応のいい層を探して次の施策につなげるという活用方法があるため、データに基づいたマーケティング施策を行いたい広告主様には最適な設定です。

モニタリング設定は主に検索広告にて活用することが推奨となっております。ディスプレイ広告はオーディエンス数が多いためターゲティング設定をし、広告を配信するユーザーを絞ることで効率的な運用が可能になります。

しかし検索広告についてはすでに検索というアクションを行っているユーザーのみに広告が配信されるため、ターゲティング設定を使用すると広告表示対象となるユーザーがかなり絞り込まれてしまい、広告がほとんど出ないという事態に陥ります。

そのため検索広告においてはモニタリング設定が推奨となっております。

またモニタリング設定に関してはGoogleだけではなくYahoo!検索広告でも同様の機能がございます。※ターゲットリストの関連付け

Googleのように趣味嗜好や興味関心の設定はできないが、設定したターゲットリスト(例えばリマーケティングリスト等)は可能です。

モニタリング機能の設定方法

ターゲット設定を行いたいキャンペーンやグループで、「オーディエンス」を選択します。選択したら、左上の鉛筆マークをクリックし、「オーディエンスを編集」を選択します。開いた画面で、オーディエンスを「ターゲティング」「モニタリング」どちらで設定するか選択することができます。

そこから「モニタリング」を選択するとデフォルトのリストと作成済みのリストが表示されるため、そこから設定したいリストを選択すれば完了です。

モニタリング機能の有効的な活用方法

上述の内容はモニタリング機能の基本的な設定方法や概要のご紹介でした。

では実際にモニタリング機能を設定してどんなメリットや効果があるのかについてご紹介します。

まず、モニタリング設定すると各オーディエンスセグメントごとの数値からターゲットユーザーの解像度が上がります。

下記の画像を見ますと、このプロモーションでは「スポーツ・フィットネス」に関心があるユーザーのクリック率が最も高くなっております。コンバージョンでみると「買い物好き」のユーザーがコンバージョンとなっております。

このようにユーザーの属性や具体的なライフステージあるいは興味関心ごとに数値を把握することができ、ターゲットユーザーの解像度を上げることが可能です。

ユーザーの解像度があがれば、ディスプレイ広告やSNS広告のターゲティング設定にも役立てることができます。

また、コンバージョン数が多いセグメントに関しては、そのデータをもとにディスプレイ広告やSNS広告のターゲティングに活用することでCV数の増加を狙うことも可能となります。

2つめの有効活用の方法としては「スマート自動入札」と併用するということです。

スマート自動入札とはGoogle広告の自動入札戦略を指しており、具体的には「コンバージョン数の最大化」「目標コンバージョン単価」「コンバージョン値の最大化」「目標広告費用対効果」の4種類の自動入札のことを指しております。

モニタリング設定を使用する際はこの4種類のいずれかの入札戦略と併用するとより効果的です。理由は、自動入札戦略を使用すると設定しているオーディエンスセグメントも最適化のシグナルとして考慮し、自動で最適化をするように機械学習が機能します。そのため自動入札を実施する際はモニタリング設定を活用することをおすすめします。実際に自動入札で運用していたキャンペーンにモニタリング設定を行ったところCVRが1.5倍になったケースもありましたので設定を強くおすすめします。

まとめ

モニタリング機能は、広告の配信先やユーザーを絞り込まずに、どのようなターゲットに配信されたかのデータを確認できる重要なツールです。これにより、反応の良いユーザー層を見つけ出し、次の施策につなげることができます。また、特定のユーザー層のみに配信を強化/抑制することも可能で、これにより広告の効果を最大化することができます。ターゲティングとモニタリングは異なる機能であり、その違いを理解し、適切に設定することが重要です。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
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