Google 広告のオーディエンスターゲティングとは？種類や設定方法、注意点を解説

Web広告やWebマーケティングを担当する方は、Google広告の運用結果をKPIにしているケースも多いでしょう。

Google広告のパフォーマンスを向上させるために欠かせないものが、オーディエンスターゲティングです。

ここでは、Google広告のオーディエンスターゲティングがどのようなものなのか、種類や設定方法、注意点などをご紹介します。

オーディエンスターゲティングの種類とは

Google広告のオーディエンスターゲティングは、ユーザーの属性や興味、行動などに基づいて適切な広告を提示する手法です。

以下で、Google広告のオーディエンスターゲティングで設定可能なおもな項目の種類をご紹介します。

ユーザー属性

年齢、性別、子どもの有無、家計収入など、基本的なユーザー属性を指定します。

詳細なユーザー属性

子どもの年齢、配偶者の有無、教育レベル、住宅所有状況、就業状況など、より詳細なユーザー属性を指定します。

アフィニティ

ユーザーの興味や関心に基づいて広告を提示します。

例えば、「スポーツやフィットネス」、「旅行」、「楽器や音楽の関連用品」などがあります。

購買意向の高いユーザー層

特定の商品やサービスの購入を検討しているユーザーをターゲットにします。

カスタムオーディエンス（カスタムセグメント）

自社商品やサービスに関連する言葉、Webサイトのアドレス、アプリを特定します。

ライフイベント

マイホームの購入や引越しなど、人生の重要なイベントに関連するユーザーにアプローチします。

リマーケティング

自社サイトを訪れたことがあるユーザーに対して広告を提示します。

類似ユーザー

既存の顧客リストと似た特性を持つ新たなユーザーに広告を提示します。

オーディエンスターゲティングの活用メリット

Google広告のオーディエンスターゲティングを適切に設定することで、広告効果の向上が期待できます。

また、これらのターゲティング手法はディスプレイ広告だけでなく、Googleの検索広告でも利用できます。

これにより、広告の効果が高まり、ユーザーにとっても関心や興味に合った広告が表示されるのがメリットです。

オーディエンスターゲティングの設定方法

Google広告のオーディエンスターゲティングを設定する手順は、以下のとおりです。

1.Google広告の管理画面にログインします。

2.左側のメニューから「オーディエンス」を選択します。

3.「オーディエンスセグメントの編集」をクリックします。

4.オーディエンスターゲティングを適用するキャンペーンまたは広告グループを選択します。

5.ターゲティングまたはモニタリングのいずれかを選択します。ターゲティングは広告を表示するユーザーを特定し、モニタリングは広告のパフォーマンスを測定するための設定です。

6.オーディエンスの種類（ユーザー属性、詳細なユーザー属性、アフィニティ、購買意向の強いユーザー層、カスタムセグメント、ライフイベント、リマーケティング、類似ユーザー）を選択し、詳細な設定を行います。

7.設定が完了したら「保存」をクリックします。

これらの設定を行うことで、広告は選択したオーディエンスに対して配信されます。また、設定内容はいつでも変更可能であり、広告のパフォーマンスに合わせて最適化するのがおすすめです。

オーディエンスターゲティング利用時の注意点

Google 広告のオーディエンスターゲティングを活用する際には、以下のような注意点があります。

• 訪問者数に留意
• 検索広告での活用
• 相性の良くない商材をジャッジ
• 最適化されたターゲティングに注意

これらの注意点を把握し、適切な設定と運用を行うことで、オーディエンスターゲティングを最大限に活用することが可能です。

以下で、それぞれの内容を確認しておきましょう。

訪問者数に留意

オーディエンスターゲティングは、訪問者数が多いほど効果的です。

訪問者が1,000人未満の場合、大きな変化は起こりにくかったり、訪問者が減ったりする恐れがあります。

検索広告での活用

訪問者が1,000人未満の場合、検索広告でのオーディエンスターゲティングの活用はおすすめできません。

相性の良くない商材をジャッジ

オーディエンスターゲティングは、すべての商材に対して効果的とは限りません。

商品やサービスの性質によっては、オーディエンスターゲティングよりも他のターゲティング手法の方が効果的な場合もあることを覚えておきましょう。

最適化されたターゲティングに注意

Google 広告では、最適化されたターゲティングを利用できますが、これは広告の配信範囲を自動的に拡大する機能です。

しかし、広告の配信が意図しないユーザーにまで広がってしまう可能性があるため、注意しなくてはなりません。

まとめ

Google広告のオーディエンスターゲティングを有効活用することで、Webマーケティングの効果向上が期待できます。

まだ利用したことがない場合は、本記事の内容を参考に設定を行い、すぐに使ってみましょう。