Googleのローカル検索広告とは?仕組みやメリット、活用のポイントを解説

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公開日:2024/06/05

更新日:2024/06/05

スマートフォンを手に近隣の店舗などを検索した時に、そのキーワードに関連する広告がディスプレイされますが、これはGoogleのローカル検索広告によるものです。

ユーザーの位置情報と連携しているため、広告宣伝効果を高めることができます。

実店舗を運営する場合、ローカル検索広告を活用することで、直接ユーザーを誘導できる可能性があります。

この記事ではローカル検索広告を始めるための基礎知識と、具体的な設定方法について解説します。

ローカル検索広告の仕組み

ローカル検索広告は、Googleが提供するモバイル端末専用のWeb広告です。

ユーザーがスマホなどでGoogle.comの検索を実行した場合や、Googleマップで検索を行った場合に表示されます。

ローカル検索広告はユーザーの検索キーワードと、GPSによる位置情報に連動します。

例えばユーザーがあるキーワードで店舗を検索すると、Googleがそれに関連する店舗情報を選び出し、ユーザーの現在地に近い店舗の広告を表示することができます。

Google.comでもGoogleマップでも、ローカル検索広告はユーザーの検索結果で最も上部に「広告」または「Ad」として表示されます。

パソコンの検索でも表示可能ですが、その場合ユーザーがキーワードに地名まで含めることが条件です。

広告で表示されるのは以下の項目です。

  • 店舗名や施設名
  • 営業時間
  • 住所
  • 顧客レビュー(評価数値のみ)
  • 電話発信ボタン(オプション)

ユーザーが広告をクリックすると、Googleマイビジネスで管理する情報が表示されます。

店舗情報のようなWebサイトをランディングページにすることはできません。

ローカル検索広告を利用するメリット

ローカル検索広告には、ユーザーにとってタイムリーな情報を提供できるという大きなメリットがあります。

その点も含めて、ここでローカル検索広告のメリットを紹介しましょう。

ユーザーのニーズとのマッチング

ユーザーが食事をしたい時に、その近くでキーワードの条件に一致するお店の広告が表示されれば、PR効果を最大限に発揮するでしょう。

ローカル検索広告はユーザーの目的とのマッチング率が高く、直接的にユーザーの行動を促すことが可能です。

来店や問い合わせの増加

Googleマップと連動することで、ユーザーに位置や経路を示せるため、直接来店する客数や問い合わせを増やすことができます。

ユーザーは店舗情報と同時に、地図上での正確な位置をつかむこともできます。

目立つ位置でのディスプレイ効果

情報を検索するユーザーは、必ず画面の上から結果を確認します。

近隣のほかの店舗よりも上部に表示されれば、それだけユーザーの興味を引く確率が高まるでしょう。

高い費用対効果

クリック課金型のため広告を掲載するだけではコストがかからず、ユーザーがクリックやルート検索などの行動をとった場合だけ費用が発生します。

運用の仕組みを効率化することで、高い費用対効果が見込めます。

ローカル検索広告の出稿方法

ローカル検索広告の出稿は、Google広告のオプションにある「住所表示オプション」を設定して行います。

準備も含めると、以下の手順に従って進める必要があります。

①Google広告で検索キャンペーンを作成

ローカル検索広告を利用するためには、Googleリスティング広告も掲載する必要があります。

すでに利用している場合は設定の必要がありません。

新たに作成する場合は、検索キーワードのみの設定でも利用可能です。

②Googleマイビジネスとの連携

Googleマイビジネスの編集画面で、実際に表示される情報を入力してから審査を受け、承認されるとGoogleマイビジネスとの連携が完了します。

③Google広告とGoogleマイビジネスとの連携

Google広告の管理画面から、Googleマイビジネスの情報へのリンクを行います。

④住所表示オプションの設定

最後にGoogle広告の「広告表示オプション」で、Googleマイビジネスの情報を設定すれば、ローカル検索広告とリスティング広告の運用がスタートします。

上記の方法以外でも、Google広告とGoogleマップの管理画面で、「住所アセット」を設定するとローカル検索広告が利用できます。

ローカル検索広告を利用するポイント

どのような広告でも、効果を高めるためには情報を充実させなければなりません。

ローカル検索広告はキーワードが重要なカギを握るため、キーワードの選定を重視して、効果が出ない場合は見直すことも必要です。

また表示される広告のベースになるGoogleマイビジネスは、常に最新の状態に保つ必要があります。

必要な情報を正確に記入し、内容を充実させておくことが重要です。

費用はクリック課金型ですが、ユーザーが以下の4つの行動をとった場合にそれぞれ課金されます。

  • 広告をクリックした時
  • ルート検索を実行した時
  • click-to-call(電話ボタン)をクリックした時
  • 広告にリンクされたWebサイトをクリックした時

こうした費用の面をチェックすると同時に、コンバージョンなどの効果を測定して、常にメンテナンスを行うことをおすすめします。

まとめ

店舗や宿泊施設などを運営する場合、最終的な目標は来客に結びつけることです。

ローカル検索広告は地図情報と連動するため、ユーザーの直接的な行動を促すことができます。

集客に限定するのであれば、商品を販売する場合と異なり、必要最小限の設定や項目入力で広告をスタートでき、複雑な手続きは必要ありません。

ただしホームページやリスティング広告と連携する場合や、なかなか効果が見られない場合などには、データの分析と広告の改善が必要になるかもしれません。

もしもWeb広告の運用に不安を感じる場合は、広告代理店に任せることも一つの選択肢です。

Heart Fullでは、現在運用中のサイトを詳細に分析して、最適な施策をご提案いたします。

「Web広告をこれから始めたいが、どこから手をつければいいか分からない」など、ちょっとした課題や悩みにも対応いたしますので、お気軽にご相談ください。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
【公式X】はこちら → https://x.com/Mktg_Plus_One

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