来店コンバージョンとは?計測の仕組みや要件、計測可能なGoogle 広告の配信方法

  • Web広告

公開日:2024/06/19

更新日:2024/06/19

飲食店や小売店といった店舗ビジネスの場合、顧客に実際に店舗へ足を運んでもらえなければ、収益は上りません。

そのため、店舗ビジネスのWeb広告やWebマーケティングを担当している方にとっては、来店コンバージョンが重要なKPIです。

ここでは、来店コンバージョンの概要や計測の仕組み、要件、計測が可能なGoogle広告の配信方法をご紹介します。

来店コンバージョンとは

来店コンバージョンとは、オンライン広告のクリックや閲覧が実際に小売店や飲食店、自動車販売店などの実店舗への来店につながっているかを把握するための指標です。

Web広告運用者やWebマーケティング担当者にとって、この指標はオンラインでの広告効果をオフラインの実店舗への来店という形で測定するために非常に重要です。

来店コンバージョンのデータは、広告の自動入札機能に必要なデータとしても活用され、広告運用の最適化に役立てられます。

したがって、実店舗を持つビジネスにとって、来店コンバージョンの計測は広告戦略を練る上で非常に重要な要素といえるでしょう。

来店コンバージョンを計測する仕組み・要件

来店コンバージョンは、どのように計測するのでしょうか。

ここでは、来店コンバージョンを計測する仕組みと要件をご紹介します。

来店コンバージョンを計測する仕組み

具体的には、Google広告などのオンライン広告プラットフォームを使用して、顧客が広告をクリックした後に店舗を訪れたかどうかを追跡します。

これにより、広告キャンペーンが実店舗へのフットトラフィックを増やすのにどれだけ効果的であるかを評価する仕組みです。

また、来店コンバージョンの計測はGPSシグナルやWi-Fiからのシグナルを組み合わせた三角測量によって行われ、匿名で収集されたデータに基づいて「推定」されます。

特定の店舗に滞在したかどうかを、精度高く把握することが可能です。

来店コンバージョンを計測するための要件

来店コンバージョンを計測するためには、以下の要件を満たす必要があります。

  • GoogleビジネスプロフィールとGoogle広告アカウントの連携
  • 十分な量のクリックやインプレッションが発生していること
  • 住所表示オプションを有効にしていること

来店コンバージョンを計測可能なGoogle広告の配信方法

来店コンバージョンを計測できるGoogle広告の種類には、おもに以下の3つの配信方法があります。

それぞれの特徴を確認しておきましょう。

1.ローカル検索広告 (検索広告)

ローカル検索広告は、Google検索結果やGoogleマップ上で表示される広告です。

特に地域密着型のビジネスにとって非常に有効で、検索者が近くにいるときに店舗情報を表示できます。

例えば、レストランや美容院などのビジネスが、地域のキーワード検索に関連して広告を表示させることが可能です。

2.ディスプレイロケーション広告 (ディスプレイ広告)

ディスプレイロケーション広告は、Googleのディスプレイネットワーク上で展開されるバナー広告です。

店舗の住所や地図を表示するオプションを追加でき、顧客が広告を見た際に店舗の場所を容易に確認できるようになります。

顧客が実際に店舗を訪れる可能性が高まるでしょう。

3.動画広告

動画広告は、YouTubeなどのプラットフォームで配信される広告です。

バンパー広告やTrueView広告など、さまざまな形式があります。

視聴者の興味を引き、ブランド認知を高めることで、間接的に来店コンバージョンに貢献する効果が期待できます。

4.ローカルキャンペーン

ローカルキャンペーンは、Google検索ネットワーク、Googleマップ、YouTube、Gmail、Googleディスプレイネットワークなど、Googleが提供する複数のプラットフォームにわたって、店舗への来店を促す広告を配信するキャンペーンです。

顧客が検索やマップで店舗情報を探している際に、広告を通じて店舗の所在地を伝え、来店を促せます。

5.ローカル在庫広告

ローカル在庫広告は、店舗の周辺でGoogle検索を行っている買い物客に対して、商品と店舗の情報を表示する広告です。

顧客は店舗詳細ページで在庫情報や営業時間、店舗までの道順などを確認でき、実店舗への来店を促すことが可能になります。

6.ローカルカタログ広告

ローカルカタログ広告は、ディスプレイ広告を通じて、顧客にリーチし、商品情報や価格をアピールすることで、実店舗への来店を促す効果がある広告です。

ローカル在庫広告からフィードデータを使用して、顧客がディスプレイ広告を見ている際に、店舗への来店を促します。

まとめ

来店コンバージョンとは、オンライン広告が実店舗への来店につながっているかを測る指標です。

計測するためには、Googleビジネスプロフィールと広告アカウントの連携、十分なクリック数、住所表示オプションが必要です。

また、配信方法にはローカル検索広告、ディスプレイロケーション広告、動画広告、ローカルキャンペーン、ローカル在庫広告、ローカルカタログ広告があります。

本記事の内容を参考に、来店コンバージョンを向上させ、収益アップにつなげてもらえれば何よりです。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
【公式X】はこちら → https://x.com/Mktg_Plus_One

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