Google 動的検索広告(DSA)とは?3つのメリットや設定方法、運用時のポイントを解説

  • Web広告

公開日:2024/06/21

更新日:2024/06/21

Web広告やWebマーケティングを担当する方は、さまざまな媒体の運用を行う必要があります。

そのため、業務効率化につながる取り組みは非常に重要です。

Google広告を効率よく運用したい場合には、Google 動的検索広告(DSA)を活用することをおすすめします。

ここでは、Google 動的検索広告(DSA)がどのようなものなのか、3つのメリットや設定方法、運用時の注意点を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

Google 動的検索広告(DSA)とは

Googleの動的検索広告(Dynamic Search Ads、略称DSA)とは、Google広告の一種で、Webサイトのコンテンツに基づいて自動的に広告を生成し、配信するシステムです。

通常の検索広告とは異なり、キーワードを登録する代わりに、対象となるページを登録して広告を配信します。

そのため、広告運用者は広告の見出しや遷移先URL、キーワードの登録を行う必要がなく、時間と労力を節約することが可能です。

Google 動的検索広告(DSA)を活用する3つのメリット

Google 動的検索広告(DSA)を活用することで、具体的にどのようなメリットが得られるのでしょうか。

ここでは、3つのメリットをご紹介します。

メリット1.関連性の高い広告見出しが動的に生成される

Google 動的検索広告(DSA)は、ユーザーの検索クエリに最も関連性が高いWebページのコンテンツを分析し、その情報に基づいて広告の見出しをリアルタイムで生成する仕組みです。

ユーザーが求めている製品やサービスに直接リンクする広告を表示できるため、クリック率の向上が期待できます。

また、広告文の作成にかかる時間と労力を削減し、運用担当者がより戦略的なタスクに集中できるようになるのもメリットです。

メリット2.キーワードの登録では網羅できない検索語句にも広告を表示できる

従来のキーワードベースの広告では、予測できない新しい検索クエリやニッチなクエリに対応することが難しいですが、Google 動的検索広告(DSA)ではGoogleの強力な検索アルゴリズムを利用して、これらの検索クエリにも自動的に対応できるのがメリットです。

これにより、広告のリーチを拡大し、潜在顧客にアプローチする機会を増せます。

メリット3.広告を配信するまでの時間を節約できる

Google 動的検索広告(DSA)は、広告の見出しやランディングページURLを自動生成するため、広告運用者はこれらの要素を手動で設定する必要がありません。

キャンペーンの立ち上げが迅速になり、市場の変化に素早く対応することが可能です。

また、広告の最適化にかかる時間も短縮され、運用の効率化が図れます。

Google 動的検索広告(DSA)の設定方法

Google 動的検索広告(DSA)の設定は、以下の手順で行います。

ステップ1.新しいキャンペーンの作成

Google 広告管理画面にアクセスし、「新しいキャンペーンの作成」を選択します。

キャンペーンの目標を選び、「検索」キャンペーンタイプを選択した後、「キャンペーン設定を選択する」まで進みましょう。

ステップ2.キャンペーン設定

キャンペーン名、配信地域、予算などの基本的なキャンペーン設定を行います。

サイトのドメインとターゲティングソースを設定することが必要です。

通常は「ウェブサイトの Google インデックスを使用する」を選択しますが、インデックスされていないページを対象にする場合は、ページフィードを作成し、ターゲティングソースを変更する必要があります。

ステップ3.広告グループの設定

広告グループを「動的広告」に設定して、使用するページを選択しましょう。

選択肢には「お客様のサイトにおすすめのカテゴリ」「特定のウェブページ」「すべてのウェブページ」があります。

配信から除外したいページがある場合は、「特定のウェブページを対象とするルールを新しく設定します」を選択し、配信に含めたいページのみを登録しましょう。

ステップ4.広告の作成

最後に、広告の説明文を設定します。説明文1と説明文2を記載し、商品やサービスの説明を加えなくてはなりません。

このとき、どちらも半角90文字以内である必要があります。

Google 動的検索広告(DSA)を運用するときのポイント

Google 動的検索広告(DSA)を効果的に運用するためのポイントは、以下のとおりです。

適切なターゲティング設定をする

Google 動的検索広告(DSA)は、Webサイトのコンテンツを基に自動で広告を生成しますが、すべてのページが広告に適しているわけではありません。

そのため、商品やサービスに関連性の高いページをターゲットに設定し、不要なページは除外することが重要です。

配信の対象外にしたいキーワードやページの除外設定をする

Google 動的検索広告(DSA)では、時に予期しないキーワードで広告が表示されることがあります。

これを防ぐために、除外キーワードを設定し、望まない広告表示を制御することが大切です。

サーバーエラーを事前に解決しておく

Webサイトにアクセスできない、またはコンテンツが正しく表示されない場合、Google 動的検索広告(DSA)の効果は著しく低下します。

サーバーエラーやページのロード問題を事前に解決し、常に最適な状態を保つことが必要です。

広告配信が最適化されているか確認する

Google 動的検索広告(DSA)の設定後は、定期的に広告のパフォーマンスをチェックし、必要に応じてターゲティングや除外設定を調整しなくてはなりません。

これにより、広告の効果を最大限に引き出せます。

通常の検索広告よりも低い入札額からスタートする

Google 動的検索広告(DSA)は新しいキーワードを発見するためのツールであり、最初は低い入札額から始めて、徐々に最適な入札額を見つけることが有効です。

予算を効率的に使用しながら、広告のリーチを拡大できます。

まとめ

Google動的検索広告(DSA)は、Webサイトのコンテンツに基づき自動で広告を生成・配信するシステムです。

メリットとして、関連性の高い広告の自動生成、未知の検索語句への対応、迅速な広告配信が挙げられます。

設定は新しいキャンペーン作成から始め、適切なターゲティングと除外設定が運用の鍵です。

本記事の内容を参考に、実践してみてはいかがでしょうか。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
【公式X】はこちら → https://x.com/Mktg_Plus_One

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