動画アクションキャンペーンとは?入稿規定や配信方法について解説

  • Web広告

公開日:2024/06/27

更新日:2024/06/27

Web広告やSNS広告の作成・運用に携わっている方は、「動画アクションキャンペーン」という単語を見聞きした経験があるかもしれません。

動画アクションキャンペーンは、Googleの広告サービスの一種です。

さまざまなメリットを享受できるので、活用を検討してはいかがでしょうか。

本記事では、Google広告の動画アクションキャンペーンについて徹底解説します。

入稿規定や配信方法をご紹介するので、広告運用を担当している方は、ぜひ参考にしてください。

動画アクションキャンペーンとは

動画アクションキャンペーン(Video Action Campaign、以下「VAC」と略記)とは、Googleが提供する広告サービスの一種です。

1つのキャンペーンを使用して、YouTubeなどでコンバージョンを促進できるため、シンプルでコスト・パフォーマンスに優れます。

キャンペーンとは広告を管理する単位で、予算やターゲット地域などを設定し、商品・サービスのカテゴリごとに作成するのが一般的です。

動画アクションキャンペーンのメリット

VACを活用して広告を配信するメリットには次のようなものがあります。

単価を抑えつつ、多くのコンバージョンを獲得できる

VACを活用すれば、広告費用(単価)を最小限に抑制しつつ、多くのコンバージョンを獲得することが可能です。

なお、Googleは、2020年8月~2021年1月のデータに基づいて、「VACを活用した広告主は、活用しなかった広告主に比べて、コンバージョン数が50%以上、コンバージョン率が40%以上向上した」という主旨の発表をしています。

シンプルな設定で、さまざまな広告枠に配信できる

VACでは、1つのキャンペーンで、スマートフォンやパソコンといった多様なデバイスなどに向けて広告を簡単に配信できます。

個別に入札単価や予算を設定する必要はありません。

なお、YouTubeやGoogle動画パートナー(YouTube以外の動画配信サイト・アプリ)などの広告枠を併用して、既存ユーザーだけではなく、新規ユーザーにもリーチすることが可能です。

動画アクションキャンペーンの入稿規定

VACでは、以下の2種類のフォーマットを利用して入稿を実施します。

  • 「スキップ可能なインストリーム広告」用のフォーマット
  • 「インフィード動画広告」用のフォーマット

前者のフォーマットは、YouTube(およびGoogle動画パートナーのサイト・アプリ)で配信される動画の再生前後、または再生中に広告を表示する場合に使用してください。

後者のフォーマットは、ユーザーが動画コンテンツを見つける場所(YouTubeの検索結果画面や関連動画の横など)で広告を配信したい場合に使用しましょう。

下表に、入稿規定をまとめました。

動画の長さ10秒以上
行動を促すフレーズ全角5文字(半角10文字)まで
広告見出し(インストリーム広告の場合)全角7文字(半角15文字)まで
長い広告見出し(インフィード動画広告の場合)全角45文字(半角90文字)まで
商品・サービスの説明文全角35文字(半角70文字)まで

なお、インストリーム広告に関しては、上記のほかに、任意のオプション項目(サイトリンク表示オプションなど)に関する規定があることにご留意ください。

動画アクションキャンペーンを活用して広告を作成・配信する方法

以下は、VACを活用して広告を作成・配信する流れです。

  1. 管理画面のセクションメニューで「キャンペーン」をクリックし、さらに「プラスボタン」をクリックしたうえで、「新しいキャンペーンを作成」を選択する
  2. 目標として「販売促進」「見込み顧客の獲得」「ウェブサイトのトラフィック」のいずれかを、キャンペーンタイプとして「動画」を選択する
  3. サブタイプとして「コンバージョンの促進」が自動的に選択されるので、「続行」をクリックする
  4. キャンペーンの名前を入力し、入札戦略や予算タイプ、予算金額、キャンペーンの開始日・終了日を設定する
  5. ターゲットとする地域・言語を選択し、広告を掲載する場所を設定する
  6. 広告グループ名を入力し、ターゲットとするユーザー属性などを選択する
  7. エディタを使用して広告を作成し、「YouTubeチャンネルの動画から自動生成される画像」または「手動でアップロードした画像」を選択する
  8. 広告の名前を入力し、「キャンペーンを作成」をクリックする

なお、上記は概略であり、省略可能な手順は掲載しておりません。

詳細については、Google公式サイト(広告ヘルプ)の「動画アクションキャンペーンを作成する」のページでご確認ください。

まとめ

GoogleのVACを活用すれば、シンプルな設定でYouTubeなどに広告を配信することが可能になり、コンバージョン数が増加するでしょう。

本記事でご紹介した入稿規定や手順を参考にして、動画アクションキャンペーンを活用した広告配信に挑戦してはいかがでしょうか。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
【公式X】はこちら → https://x.com/Mktg_Plus_One

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