Google広告のカスタムテストとは?設定方法や注意するべき点を詳しく解説

  • Web広告

公開日:2024/06/28

更新日:2024/06/28

Web広告の運用を担当している方やWebマーケティングに興味・関心がある方は、Google広告に「カスタムテスト」という機能があることを見聞きした経験があるでしょう。

ただし、どのような機能なのかを正確に把握している方は少ないかもしれません。

そこで、本記事ではWeb広告の運用担当者やWebマーケティング全般に興味・関心がある方に向けて、Google広告のカスタムテストについて詳しく解説します。

テストを設定する方法や注意するべき点をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

Google広告のカスタムテストとは

カスタムテストとは、以下に示す4種類のキャンペーンに対して実施できるテスト機能(広告施策の効果検証機能)です。

  • 検索キャンペーン
  • ディスプレイキャンペーン
  • 動画キャンペーン
  • ホテル広告キャンペーン

「元のキャンペーン」と「テストシナリオ(入札戦略・配信時間など、各種要素を変更・調整したもの)」のパフォーマンス推移(広告効果)を比較・検証することが可能です。

広告施策の改善に役立つので、ぜひ活用をご検討ください。

なお、以前は「下書きとテスト」という名称でしたが、2022年1月19日に実施されたアップデートにより、現在の名称にリニューアルされました。

カスタムテストの設定方法

以下は、テストを設定する大まかな手順です。

  1. 管理画面上にあるキャンペーンのアイコンをクリックし、セクションメニューの「コンバージョン」プルダウンをクリックしたうえで、「テスト」をクリックする
  2. 「すべてのテスト」の上のプラスボタンをクリックし、「カスタムテスト」を選択する
  3. 「カスタムテスト(すべてのキャンペーン向けに、複数のキャンペーンの最適化を試す)」を選択したうえで「続行」をクリックし、「テストの設定」でテストの名称(キャンペーンやほかのテストとは異なる名称)と説明文(省略可能)を入力する
  4. 最大で2つの目標(「クリック数」「増加」など)を選択する
  5. 「テストのスケジュール設定」の「テスト期間」で開始日と期間を選択して「保存」をクリックすると作成が完了し、実行可能な状態になる

実行結果に満足した場合は、テストの内容を元のキャンペーンに適用(または、テストを新しいキャンペーンに変換)することが可能です。

なお、テスト結果は、管理画面で「キャンペーン」アイコンをクリックし、「セクションメニュー」にある「キャンペーン」プルダウンをクリックしたうえで、「テスト」をクリックすることで確認できます。

設定方法に関して、より詳しい情報を知りたい場合は、「カスタムテストを設定する」および「テストの結果を確認する」のページをご覧ください。

カスタムテストに関する注意点

以下、テストを作成・実行する際に注意するべき点を4つご紹介します。

アプリキャンペーンとショッピングキャンペーンではカスタムテストを作成できない

上述したように、テストは以下のキャンペーンでのみ作成可能です。

  • 検索キャンペーン
  • ディスプレイキャンペーン
  • 動画キャンペーン
  • ホテル広告キャンペーン

アプリキャンペーンとショッピングキャンペーンでは、テストを作成できません。

同時に1つのカスタムテストしか実行できない

1つのキャンペーンに対して、最大で5つまでテストのスケジュールを設定することが可能です。

そのため、「複数のテストを同時に実行したい」とお考えになるかもしれません。

しかし、同時に実施できるテストは1つのみとされていることにご留意ください。

複数のテストシナリオを試したい場合は、1つのテストが完了してから、別のテストを実行しましょう。

時間的な余裕を持たせてカスタムテストの開始日を設定する

広告の審査手続きが完了して実際に配信されるまでには、一定の時間を要する場合があることを認識しておきましょう。

審査が完了する前にテストがスタートしてしまわないように、開始日を数日後に設定しておくことをおすすめします。

元のキャンペーンを変更しても、変更内容はカスタムテストに反映されない

元のキャンペーンに変更を加えても、変更した内容はカスタムテストに反映されません。

テストが実施されている状況で元のキャンペーンに変更を加えてしまうと、結果を正確に分析できなくなる可能性があるのでご注意ください。

まとめ

Google広告のカスタムテスト機能を活用すれば、現時点で実施している施策に変更を加えることなく、テストシナリオの効果を検証できます。

元のキャンペーンとテストシナリオのパフォーマンス推移(広告効果)を比較し、施策の改善に役立てましょう。

Web広告の運用を担当している方は、施策を改善するために、本記事でご紹介した設定方法を参考にしてテストに挑戦してはいかがでしょうか。

なお、設定する方法や注意するべき点に関して、より詳しい情報を知りたい場合は、Google広告公式サイトのヘルプページをご覧ください。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
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