“Monthly Media Update” は、Web広告やSNSなど、各媒体の直近のアップデート情報や仕様変更をまとめてお届けする月刊シリーズです。2026年2月号では、主要Web広告媒体において配信面や数値の可視化などに関するアップデートを中心にまとめました。
各媒体ともに、広告配信の広がりやレポート粒度の拡張を通じて、運用状況をより把握しやすくする方向性がうかがえます。
【Yahoo!ディスプレイ広告】TVer・ABEMAなど動画配信面へ配信拡大
Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)において、TVerやABEMAといった動画配信サービスへの広告配信が可能になりました。 これまでYahoo!広告のディスプレイ配信は、Yahoo! JAPAN関連サービスや提携サイトが中心でしたが、今回の対応により、動画視聴環境への接点が新たに追加された形です。
配信面の選択肢が広がることで、これまでとは異なる視聴シーンで広告が表示される可能性が出てきています。
参考:LINEヤフー for Business「【ディスプレイ広告(運用型)】インストリーム広告でABEMAへの配信に対応」
【Yahoo!検索広告】新指標「クリックシェア」で表示機会の把握が可能に
Yahoo!広告の検索広告において、新たに「クリックシェア」という指標が追加されます。
クリックシェアは、”クリック機会の総数のうち、実際に獲得したクリック数の割合を示す推定指標”を指します。(参考:Yahoo!広告 検索広告 クリックシェアの提供について)
これまで主に表示回数やクリック数といった絶対値で確認していた配信状況に対し、クリックシェアでは、獲得できていないクリック機会の存在を相対的に把握できるようになります。たとえば、クリック数自体は一定水準にあっても、クリックシェアが低い場合、市場全体の中でまだ伸ばせる余地が残っている可能性があると読み取ることができます。
また、クリックシェアをインプレッションシェアや平均クリック単価、コンバージョン関連指標などと併せて確認することで、現在の予算配分や入札設定、ターゲティング条件が妥当かどうかを判断するための材料としても活用しやすくなります。単一指標では見えにくかった配信の偏りや制限要因を、多面的に捉えやすくなる点が特徴です。
実施日(予定)
2026年2月12日(木)
【Yahoo!検索広告】対象外キーワードをリスト管理できる機能を追加
Yahoo!広告の検索広告において、対象外キーワードをリストとして管理できる機能が追加されました。
これまではキャンペーンや広告グループ単位で設定する必要がありましたが、リスト化することで、複数のキャンペーンに同じ対象外キーワードを適用しやすくなります。個別に設定する対象外キーワードも引き続き利用可能です。
参考:LINEヤフー for Business「【検索広告(ショッピング)】対象外キーワードリスト機能の追加について」
【Yahoo!検索広告】広告表示に使えるビジネス名アセットを追加
Yahoo!広告の検索広告において、新たに「ビジネス名アセット」が利用できるようになります。 このアセットを設定することで、広告表示時に事業者名(サービス名)を補足情報として掲載できるようになります。

画像出典元:LINEヤフー for Business「【検索広告】ビジネス名アセットの追加について」
従来の広告文のみの構成と比べ、広告表示の要素が増える点が変更点であり、表示内容の構成に幅が出ることが予想されます。
実施日(予定)
- 2026年3月上旬ごろ ビジネス名アセットの入稿を開始
- 2026年3月下旬ごろ ビジネス名アセットの掲載を開始
【Google広告】P-Maxのチャネル別実績がレポートで確認可能に
Google広告において、P-Max(パフォーマンス最大化)キャンペーンのチャネル別パフォーマンスレポート(β版)がフルローンチされました。
これまでP-Maxでは配信チャネルごとの詳細な成果を確認しづらい状態でしたが、本アップデートにより、どのチャネルでどのような実績が出ているかをレポート上で把握できるようになっています。レポートの可視性が高まった点が大きな変更です。
参考:Google広告ヘルプ「P-MAXのチャネルパフォーマンスレポートについて」
【Google広告】通算予算設定が全キャンペーンで利用可能に
Google広告で、通算予算の設定がすべてのキャンペーンメニューで利用できるようになりました(β版)。
これまで一部キャンペーンに限定されていた設定が拡張されたことで、期間全体での予算管理がしやすくなっています。日別予算とは異なる考え方での管理が可能になった点が、従来との違いといえます。
参考:Google広告ヘルプ「キャンペーンの合計予算額について」
【Google広告】Microsoft Clarityとの連携に対応
Google広告が、Microsoft Clarityとの連携に対応しました。
これにより、Google広告経由で訪問したユーザーの行動を、Clarity上で確認できるようになります。これまで両ツールは独立して利用されることが多かったため、広告クリック後のユーザー行動を別の視点で把握できる点が新たな要素です。
参考:Clarity Blog「Unlock Deeper Insights with Microsoft Clarity’s Google Ads Integration」
【Meta広告】内訳に「Conversion count(コンバージョン数)」を追加
Meta広告のレポート内訳に、「Conversion count(コンバージョン数)」という新しい分け方が追加されました。
従来の内訳では確認しづらかったコンバージョン数の切り口で、成果を分解して見ることが可能になります。レポートの集計軸が増えたことで、数値の見え方がこれまでと変わる場面も考えられます。
まとめ
以上、直近の最新アップデートをいくつかピックアップしてお届けしました。いずれも運用の前提を大きく変えるものではありませんが、設定や数値の見え方に影響する変更が含まれており、従来との違いを把握しておくことが重要になりそうです。
自社の広告運用・コンテンツ戦略・SEO戦略を見直すヒントとして、ぜひ今回の内容をご活用ください。Marketing+Oneでは各媒体のアップデート・最新情報を定期的にお届けしています。引き続き最新情報をお見逃しなく、効果的なWebマーケティング施策を実施していきましょう。

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