20代女性の化粧品に対する意識は? かけるお金や時間に関することも紹介!

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公開:2022/09/28

更新:2023/05/30

コロナ禍を生きる20代の女性たちは、化粧品やスキンケアに関してどのような意識を持っているのでしょうか?

この記事ではアンケート調査の結果を基に、20代女性の化粧品に対する意識やお金・時間の使い方について紹介します。

コロナ禍で20代女性の化粧品への意識はどう変わった?

コロナ禍を経て変化したスキンケア化粧品に関する意識についての質問に「特に変化はない」と答えた女性の割合は52.3%でした。

対して、47.7%の女性には意識の変化が見られます。

この中でもっとも多かった回答は「予算・かけるお金が減った」の21.5%です。

この背景には、コロナ以前よりも「デパート・百貨店」での化粧品購入率が下がっていることが挙げられるでしょう。

また、デパートや百貨店以外でも、店舗へ足を運んだり店員へ相談したりする機会が減少傾向にあります。

その代わりに、アプリやオンラインを通じた診断を受ける人が増えているようです。

参考:スキンケア化粧品購入意識調査、ニューノーマル時代のスキンケアはどう変わった?

20代女性の化粧品に対する意識

20代女性の化粧品に対する意識は、以下の3つに着目するとよいでしょう。

  • メイクするシーン
  • マスク着用時や在宅勤務
  • 男性のメイクについて

コロナ禍において、メイクする機会や意識について20代の女性には大きな変化が見られます。

化粧品に関する考え方や意識についてそれぞれに分けて紹介しますので、見ていきましょう。

1.メイクするシーン

メイクするシーンでもっとも多かったのは「同性の友人と会う・遊ぶとき」でした。

女性がメイクをするときは、同性の目が特に気になるようです。

続いて「異性の友人と会う」「デートのとき」が多くなりますが、年代によって傾向が異なります。

中高齢層ほど、日常的に化粧している割合が高くなっています。

メイクする理由や目的についての質問には「エチケット、身だしなみだから」と「肌をきれいに見せるため」の2つに半数以上の人が回答しています。

参考:メイクに関する意識調査(20代以上の女性対象)

2.マスク着用時や在宅勤務

マスク着用時のメイクについては「手抜きメイクやノーメイクが増えた」「薄化粧になった」と70%以上の人が回答しています。

これには、顔が半分隠れてしまうことで、人から見える眉・アイメイク以外に力を入れなくなっていることがよくわかる結果といえるでしょう。

在宅勤務時のメイクについては「在宅ワーク中はメイクしない」がもっとも多かった回答(23.0%)です。

これには「肌へかかる負担を軽減したい」との意見がありました。

しかし、メイクする人も全体の17.4%を占めており、気持ちの切り替えや習慣になっている人も一定数いる印象です。

参考:メイクに関する意識調査(20代以上の女性対象)

3.男性のメイクについて

男性のメイクは、若い世代の間で少しずつ浸透してきています。

しかし、全世代で見るとまだまだ一般的ではないため、自宅・外出時も「メイクしてほしくない」との回答が多数です。

ただし、自宅と外出時の数値を比較すると「メイクしてほしい」との意見が7.2%から17.6%に増加しています。

身だしなみ程度のメイクであれば、男性にも化粧してほしいと肯定的に捉える女性は増えていきそうです。

参考:メイクに関する意識調査(20代以上の女性対象)

20代女性が化粧品にかけるお金や時間

20代女性が化粧品にかけるお金や時間についても見ていきましょう。

以下の3つに分けてアンケート結果を基に解説します。

  • 情報収集はネットで
  • プチプラ化粧品の浸透
  • 手早く30分以下で済ませる

効率的に情報収集し、お金・時間もあまりかけない傾向にあることが浮き彫りとなりました。

それぞれに分けて、行動や考え方についてチェックしてみてください。

1.情報収集はネットで

スキンケア化粧品の情報収集源の割合を見ていくと「Instagram」や「YouTube」で調べている20代女性が多くいます。

コロナの影響で、店頭に訪れて商品や店員と触れる機会が減り、代わりにネットで情報収集したり、アプリなどで肌診断を行ったりする人が増えていると考えられるでしょう。

また、情報サイトにおいては「@cosme」が全年代を通じて高い認知率・利用率となっていました。

参考:スキンケア化粧品購入意識調査、ニューノーマル時代のスキンケアはどう変わった?

2.プチプラ化粧品の浸透

「メイク用品に1か月あたりかけている費用」についての回答を見ると、20代は1,000円未満がほぼ半数(51.8%)を占めています。

プチプライスのメイク用品が若年層ほど浸透していることが要因と考えられるでしょう。

また、加齢とともに経済的な余裕が生まれることや、エイジング対策をするようになることから、メイクにかける費用は増加する傾向にあります。

参考:メイクに関する意識調査(20代以上の女性対象)

3.手早く30分以下で済ませる

メイクにかける時間については「30分未満」が90%以上を占め、短時間で手早くメイクをしている女性が多いことがわかります。

年代が若いほど「20分以上30分未満」の割合が高く、上の年代よりもメイクに時間をかけていますね。

その中でも「デートのとき」には「20分以上30分未満」の比率が増えています。

反対に「10分未満」がもっとも高かったシーンは「近所に買い物にいくとき」となり、20代では100%の回答でした。

参考:メイクに関する意識調査(20代以上の女性対象)

まとめ

20代女性の化粧品に対する意識やお金・時間に関することを紹介しました。

他の世代と比較すると、ネットから情報を得たりプチプラ化粧品を駆使したりして、時間やお金をかけずに化粧品を活用している人がたくさんいます。

コロナ禍においてさまざまな生活変化がありましたが、20代女性は「効率よく情報収集し、お金をかけずに、手早く」美しさを楽しんでいるようです。

最後にリサーチ会社が美容に関するアンケート調査結果を無料で提供しているサービスをご紹介いたします。

⇒ スキンケアに関するアンケート調査

⇒ 素肌美人に関するアンケート調査

⇒ メイクに関するアンケート調査

個人の化粧品に関する消費行動に興味のある方は是非ご覧ください。

最後までお読み頂きありがとうございました。

執筆者

光田直史

高校卒業後、地元の運送業界や不動産業界に従事し、以後8年をIT企業の製造部門で勤務。事業部長と内部監査室長も兼任した。
その経験を活かし、2020年よりライターとして活動開始。
ビジネス、金融、IT、マーケティング、不動産、農業など複数ジャンルでの記事執筆を手がけている。

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