【海外進出】世界ゲーム市場の概況|ローカライズの成功事例もご紹介

  • 世界ゲーム市場

公開:2023/06/22

更新:2023/10/25

ゲーム市場は、近年急速に成長を遂げています。

そこで本記事では、世界のゲーム市場の概況と、広く販売するために欠かせないローカライズの成功事例をご紹介します。

海外進出を検討する際、ぜひ参考にしてみてください。

世界ゲーム市場の概況

世界ゲーム市場の概況を、市場規模と国別ランキングに分けてそれぞれ解説します。

世界のゲーム市場の規模

statistaの分析によると、2021年のゲーム市場の収益は約1,553億USドルになると予測されています。

年間成長率は9.72%になると推定されており、2025年には2,250億USドルの市場に成長する見込みです。

また、アジア全体には約14億8,000万人のゲーマーが存在するとされ、世界最大の市場となることが見込まれています。

さらに、2021年は新型コロナウイルスの影響により、引きこもり需要が増加しました。

そのため、デジタルゲーム収益についても増えています。

2021年の市場規模の上位国を見てみると、中国が最大の規模を誇っており、収益は493億ドルになると推定されています。

今後も成長し続けると見られており、2025年には712億ドルにまで達すると予測されているなど、魅力的な市場となるでしょう。

日本の市場規模については3位(182億ドル)と増加傾向にあり、2025年には240億ドルを超えると見られています。

参考:世界のゲーム市場2025年予測とゲーム翻訳

世界ゲーム市場規模のTOP10

世界のゲーム市場の上位10カ国は以下の通りです。

  • 1位:中国
  • 2位:米国
  • 3位:日本
  • 4位:韓国
  • 5位:英国
  • 6位:インド
  • 7位:フランス
  • 8位:ロシア
  • 9位:ドイツ
  • 10位:メキシコ

世界のゲームソフトの売り上げの約7割はモバイルゲームが占めており、この傾向は中国(84%)・メキシコ(74%)において特に顕著となっています。

参考:世界のゲーム市場トップ10【2021年8月20日】

ゲームローカライズ2つの成功事例

世界の市場で売れるためにはローカライズが重要です。

ここではローカライズに成功した事例を2つ挙げてご紹介します。

事例1:任天堂

任天堂は、世界中でゲームを販売しています。

そのため、ローカライズへ対応しているといえるでしょう。

具体的なゲーム名を挙げると、2020年3月に発売された「あつまれ どうぶつの森」があります。

日本でも歴史的な売り上げを記録しましたが、9つの言語で展開しているため、あらゆる地域の人が同時に楽しまれています。

また、2020年の米大統領選挙では選挙キャンペーンとして、どうぶつの森の中にバイデン氏とハリス氏の島を作り、ゲーム内から訪れられるようにする取り組みも話題となりました。

参考:仕事を読み解くキーワード:世界で受け入れていただくために

事例2:WinZO

インドのゲーム市場は6位となり、デリーに拠点がある企業「WinZO」は、注目されている企業です。

WinZOは、スマートフォンでプレイできるゲームを10以上の言語のユーザーが楽しむことができるプラットフォームを提供しています。

特徴として、プレイヤー同士が交流・対戦を楽しめるコミュニティーが構築されていることとなり、ユーザーの好みに応じてカスタマイズすることも可能です。

WinZOが成長した背景には、ゲーム業界のローカライズの重要性と成功に密接な関係があることを示しています。

参考:インドのコンテンツ産業市場調査

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まとめ

世界のゲーム市場の概況とローカライズに関することを解説しました。

ゲーム市場は急成長しており、人気があるタイトルはあらゆる国と地域で楽しまれています。

つまり、1つのタイトルが日本で成功すれば、世界中を相手にビジネスが成立する可能性を秘めているといえます。

しかし、ローカライズは「ただ翻訳すればよい」というものではないことに注意が必要です。

ぜひ、この記事を参考にして海外進出を検討してみてください。

最後にゲームと子供に関するアンケート調査データを紹介します。

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ゲームと子どもに関するアンケート調査

スマホゲームの課金に関する調査

マーケティング活動のお役に立てれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

執筆者

光田直史

高校卒業後、地元の運送業界や不動産業界に従事し、以後8年をIT企業の製造部門で勤務。事業部長と内部監査室長も兼任した。
その経験を活かし、2020年よりライターとして活動開始。
ビジネス、金融、IT、マーケティング、不動産、農業など複数ジャンルでの記事執筆を手がけている。

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