外国人が驚く日本の風習・文化とは?生活・マナー、ビジネスの観点で紹介します!

  • 日本と外国の違い

公開:2022/09/28

更新:2024/01/18

日本の文化は、外国から見ると異質な風習・文化であると見受けられるものがあります。

この記事では、外国人が驚く日本の風習や文化を「生活・マナー」と「ビジネス」に分けて紹介します。

【生活・マナー】日本と外国の風習や文化の違い

まずは生活やマナーにおける、日本と外国の風習や文化の違いを以下の4つに分けて紹介します。

  • チップの習慣
  • 家の中でも靴を脱がない
  • 湯船の使用
  • 電車や地下鉄の到着時間

違いごとの詳しい内容を見ていきましょう。

1.チップの習慣

海外のホテルやレストランでは、サービスのお礼としてチップを渡す習慣がある国が多い傾向にあります。

日本にも心付けの習慣はあるものの、普段ホテルやレストランを利用する際にチップを渡すのは一般的ではありません。

海外でチップを渡す習慣がある国では、サービス料が会計に含まれていない場合、チップを渡すのがマナーとされています。

チップはサービスの内容・業種によって、おおよその相場が決まっています。

例えばアメリカでは、レストランでのチップは食事代の15〜20%、ホテルなどで荷物を運んでもらった場合のチップは1〜2ドルが相場です。

2.家の中でも靴を脱がない

日本の住環境はもともと、床に畳が敷かれている場合が多い一方、欧米諸国ではフローリングが普及しており室内でも靴を脱がずに過ごす場合がほとんどです。

トイレや自室でも靴を脱ぐことは少なく、靴を脱ぐのは入浴時や入眠時と限られた場合が一般的です。

最近では欧米諸国でも、日本と同じように靴を脱いで生活する人も増えていますが、玄関で靴を脱ぐ習慣はあまり普及していません。

3.湯船の使用

日本では湯船に浸かるのが古くから習慣化されていますが、世界的に見るとこうした習慣を持つ国は少数派といえます。

湯船に浸かる文化があるアジア圏でも、毎日湯船に浸かる習慣はない国がほとんどです。

湯船に浸かる習慣のない国は、入浴ではシャワーだけで済ませることが多いです。

日本の湿った気候と異なり空気が乾燥した国では、毎日丁寧に体を洗わなくても大丈夫な条件が揃っているためといわれています。

4.電車や地下鉄の到着時間

日本では電車や地下鉄が遅れるのは稀なことであり、混んでいる時間帯でさえほぼ正確なダイヤで運行しています。

過去、出発ダイヤよりも数十秒早く出発したことを鉄道会社が謝罪したニュースが海外でも話題になったほどです。

しかし、海外では電車や地下鉄が定刻通りに運行することが珍しく、時間通りに到着する電車に感動する人さえいるようです。

【ビジネス】日本と外国の風習や文化の違い

ビジネスシーンにおける、日本と外国の風習や文化の違いを以下の3つに分けて紹介します。

  • 「すみません」の使い方
  • あいづちへの認識
  • 「はい」と「いいえ」の受け取り方

それぞれ詳しく解説します。

1.「すみません」の使い方

日本では日常的に使われる「すみません」も、頻繁に謝っているようで不思議に思う外国人も多いようです。

海外では人に声をかけるときや自分に非があるとき以外に「すみません」の意味を持つ言葉を使わない国が多い傾向にあります。

日本人は感謝の意味を伝えるときにも「すみません」を使う人も多いため、外国人から見ると頻繁に謝っているように感じるようです。

2.あいづちへの認識

日本では、相手の話を聞いていることを伝えるため、話の合間にあいづちを打つのがマナーとされています。

しかし外国人の場合、話の合間にあいづちを打たれると、腰を折られたように感じ、気分を害する人もいるようです。

あいづちは日本独自の「空気を読む」「相手への配慮」が表された文化であり、外国人への多用は控えると良いでしょう。

3.「はい」と「いいえ」の受け取り方

日本は直接的な表現を避け、間接的に伝える文化があります。

そのため直接「いいえ」と伝えることを避ける人も少なくなく、口で「はい」と言っても、実は拒否していることもよくあります。

一方欧米諸国を中心とした外国では、「はい」「いいえ」をはっきりと伝えるのが一般的で、どちらとも取れる返事は好まれない傾向にあります。

まとめ

外国人が驚く日本の風習や文化を「生活・マナー」と「ビジネス」に分けて紹介しました。

日本文化は、海外の風習や文化とは異なる点が多いことがわかります。

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最後までお読み頂きありがとうございました。

執筆者

光田直史

高校卒業後、地元の運送業界や不動産業界に従事し、以後8年をIT企業の製造部門で勤務。事業部長と内部監査室長も兼任した。
その経験を活かし、2020年よりライターとして活動開始。
ビジネス、金融、IT、マーケティング、不動産、農業など複数ジャンルでの記事執筆を手がけている。

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