20代女性の消費意識や需要傾向など、ターゲットを深く知れば商品を広く知ってもらうための戦略を立てることや、新製品の開発が可能になります。
今回は実際の調査データをもとに20代女性の傾向について解説しますので、ぜひマーケティング施策に役立ててみてください。
この記事の内容
消費マーケットに占める20代女性の割合
全体の消費マーケットに占める20代女性の割合をまずはチェックしてみましょう。
- 20代前半:約80%が働くシングル層
- 20代後半:約40%弱が働くシングル層
20代女性は影響力があるのはもちろん、ネットやSNSを駆使した口コミなどの情報拡散力もあります。
時代の先端を行く存在でもあり、ブームの火付け役的世代でもあるのがこの世代だといえるでしょう。
参考:株式会社ハー・ストーリィ「20代前半~30代前半の働く独身女性に多いペルソナ”夢見るシングル”像とは?」
20代女性の消費意欲・需要傾向
20代女性の消費意識・需要傾向については、以下の4つをご紹介します。
- お金をかけたいもの
- ものに対する価値観
- 新しいサービスへの関心が高い
- 趣味や貯金・投資に関心
商品を売るための集客を考える場合、ターゲットの消費意識や需要傾向を知ることは大切です。
ここではそれぞれの詳細を解説しますので、参考にしてみてください。
参考:【ミレニアル世代】約7割が「ブランド価値よりパーソナライズ」を重視。20代男女の消費に関する意識調査|ECのミカタのコラムです
1.お金をかけたいもの
20代女性が「お金をかけていいと感じているもの」は、以下の通りです。
- ファッション用品:48.5%
- コスメ・美容グッズ:45.5%
- 食料・飲料・菓子:44.6%
- 旅行・アクティビティ:43.3%
- 外食・交際費:32.2%
上位の結果を見ると、女性は比較的身だしなみに関係するものに多くお金をかけたいと考える傾向にあることがうかがえます。
2.ものに対する価値観
ものに対する価値観については、「ブランド価値があるものが欲しい」と考える人が全体の10.3%、「ブランド価値より、自分に合ったものが欲しい」と考える人が78.6%でした。
20代女性は、ブランドよりも自分の個性や持ち味に合ったものを選ぶ傾向にあるようです。
企業を立ち上げたばかりでブランド名が知られていなくとも、商品が購入される可能性は高いといえるのではないでしょうか。
3.新しいサービスへの関心が高い
20代女性は例えばシェアリングエコノミーのような、サステナブルを意識した新しいサービスに敏感です。
シェアリングエコノミーについては、「とてもいいと思う」が16.0%、「いいと思う」が44.0%と、いいと回答した人が全体の60%となっています。
男性が51.9%を示しており、女性の方が新しいサービスへの関心が高いようです。
4.投資に関心
20代女性は、投資にも関心を示しています。年代別の資産運用状況を見てみると、何もしていないと答えた割合は20代が一番低く、何かしらの投資をしていることが分かりました。
資産運用の中でも一番多いのが「つみたてNISA」27%、次に「株式投資」、「iDeCo」が9%と続きます。今は低金利や円安の問題があり、お金への危機感が高まっていると考えられます。
参考:20代女性の資産運用はつみたてNISAが約3割!保険と資産運用に関するアンケートを実施
20代女性の意識や需要傾向
20代女性は、新しい自分になりたいという意識が強い傾向にあるようです。また需要傾向は、以下が挙げられます。
- 仕事でも普段着としても着られる服
- ユニセックスなアイテムにかわいさをプラス
- 春夏はパステル・ラテカラーなど明るいカラーが人気
- 秋冬はブラウン、カーキ、ボルドーが人気
- 髪はハイトーンカラー傾向
- アプリで健康管理などパーソナルコーチとして利用
まとめ
20代女性の消費意識や需要傾向について、調査データをもとに解説してきました。
女性はネットの利用や口コミ力があるため、他の世代への影響力が高いと考えられるのではないでしょうか。
以下に紹介するのはリサーチ会社が提供している”Z世代の現役女子大生に食品を始めとした値上げによる生活変容について”をインタビューしている動画です。
「20代女性の消費行動について知りたい方」に見て頂きたい動画です。
無料で見れるので是非参考にしてみて下さい。
⇒ Z世代の女子大生に調査「値上げ余波における一人暮らし実態」とは
また、こちらは20歳の女子大学生に対して普段の動画視聴方法やテレビへの考え方などについてインタビューした動画です。
20代へのマーケティングが上手くいけば、他の世代へ影響を与えられる可能性があるかもしれません。
30代【女性】の消費行動の特徴や考え方が気になる方は当サイトの次の記事を参考にしてみて下さい。
今回の調査結果をぜひ、自社のマーケティング施策に活かしてみてください。
最後までお読み頂きありがとうございました。