アメリカで市場調査を実施するには?調査方法や注意点、マーケティングトレンドについて徹底解説

  • アメリカで市場調査

公開:2023/06/20

更新:2023/10/25

アメリカは、先進国のなかでも人口増加率が高く、内需が強い傾向の国です。

また、世界最大の市場となっており、世界中の国がアメリカへ進出しています。

この記事では、アメリカへの進出を検討している企業向けに、市場調査の実施方法からマーケティングのトレンドまで解説します。

海外市場調査とは?

まず市場調査とは、課題解決やマーケティング戦略を構築するために、消費者などから意見を収集・分析する調査です。

市場調査には以下のような種類があります。

  • ネットリサーチ
  • アンケート
  • 会場調査
  • ホームユーステスト
  • インタビュー

これらの調査は、価格や満足度、ブランドイメージなどを把握するために行われます。

海外における市場調査は、進出するか否かを判断するために実施され、現地の市場規模やニーズ、商慣習などを把握することが目的です。

アメリカの市場調査を実施する4つの方法

アメリカの市場調査を実施する方法は、以下の4つが挙げられます。

  • インターネットリサーチ:コストを抑えて調査できる
  • 海外進出支援機関を利用する:ジェトロや商工会議所
  • 民間調査会社を利用:あらゆる調査手法・データ解析を期待できる
  • 現地在住者に依頼:コストを抑えながらトレンドを掴める

予算や目的に応じて適切な方法を選んでみてください。

アメリカで市場調査をする際の3つの注意点

アメリカで市場調査をする際の注意点は、以下の3つが挙げられます。

  • 費用や納期:国内で調査をするよりも費用や納期がかかる
  • 統計データの正確さ:基礎情報の取得に時間を要する
  • 商習慣の違い:現地の独自の商習慣から有効な情報を取得できないおそれがある

これらの注意点を理解したうえで、市場調査を実施しましょう。

海外調査のノウハウが知りたい方

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という方は是非、読んでみてください。

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【2023年】アメリカのマーケティングトレンド

最新のアメリカのマーケティングトレンドを3つに分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。

1.動画マーケティングが主流

動画コンテンツは、消費者の注目を集めるのに効果的な手段です。

動画によるマーケティングは、新型コロナウィルスの世界的流行以前から明らかな手法でした。

さらに現在では、この傾向は強まっているといえます。

Lemonlight社の調査によると、回答者の94%が購買の意思決定に動画を利用したことがあると答えているようです。

また、動画に注目する時間の平均はミレニアル世代で約12秒、Z世代では約8秒とされています。

参考:67 Video Marketing Stats You Need to Know for 2023 (Updated) – Lemonlight

2.マイクロインフルエンサー・ナノインフルエンサーの活用

インフルエンサーマーケティングは、新規顧客を獲得するために重要な手法です。

ミレニアル世代及びZ世代は、近しい人からすすめられるのと同じくらい、インフルエンサーの意見に耳を傾ける傾向があります。

規模から考えると、フォロワーが多いインフルエンサーに宣伝を依頼することが一般的かもしれません。

しかし、フォロワーを数百万人単位で獲得しているマクロインフルエンサーを起用した場合、エンゲージメント率は低い傾向にあります。

一方、フォロワー数が1,000人から10万人程度のマイクロインフルエンサーは、ファンコミュニティがあり、投稿のエンゲージメント率は高い傾向です。

さらに、マイクロインフルエンサーを起用した場合、マクロインフルエンサーと比較すると費用が安く済みます。

3.顧客との関係構築

顧客は、企業対客ではなく「1人の人間として自分のことを考えてほしい」と望むようになっています。

現在、テクノロジーを活用して、潜在顧客のデータを収集・欲しいものを提供できる体制が構築されています。

しかし、データを収集するには透明性を担保しなければなりません。

そのためには、収集する情報・使用目的などを明確に示す必要があります。

つまり、顧客1人ひとりと誠実に向き合う姿勢を見せることが重要です。

まとめ

アメリカで市場調査を実施する方法や注意点、マーケティングのトレンドに関することを解説しました。

アメリカは世界最大の市場を有し、今後も成長が見込まれています。

さらに、IT技術の発展による労働生産性の高さも見逃せません。

アメリカへの進出を検討している企業は、自社の商材やサービスが現地に受け入れられるかを明確にするため、市場調査を実施しましょう。

最後にアメリカでの市場調査にプラスして役立つ訪日アメリカ人に対するアンケート調査データを紹介致します。

リサーチ会社が無料で提供しているデータなので是非ご活用ください。

訪日(旅行)外国人に関する調査【アメリカ】

マーケティング活動のお役に立てれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

執筆者

光田直史

高校卒業後、地元の運送業界や不動産業界に従事し、以後8年をIT企業の製造部門で勤務。事業部長と内部監査室長も兼任した。
その経験を活かし、2020年よりライターとして活動開始。
ビジネス、金融、IT、マーケティング、不動産、農業など複数ジャンルでの記事執筆を手がけている。

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