売れるパッケージデザインの4つの特徴を紹介!制作時のコツも解説

  • パッケージデザイン

公開:2022/09/28

更新:2023/05/25

売れる商品作りに必要不可欠な要素の一つに「パッケージデザイン」があります。

この記事では、売れるパッケージデザインの特徴と制作時のコツを解説します。

そもそもパッケージデザインとは?

パッケージは、消費者が商品を見るとき最初に目にするものです。

人間の判断は視覚からの情報が87%を占めるとされており、パッケージデザインは購買意欲を高めるために重要な要素です。

そのため、商品のターゲットに合わせたデザインを慎重に検討する必要があります。

売れるパッケージデザインの4つの特徴

売れるパッケージデザインの特徴には以下の4つが挙げられます。

  1. 訴求したいターゲット層との親和性が高い
  2. 商品の価格帯とデザインが見合っている
  3. キャッチコピーから商品の良さが分かる
  4. シンプルかつ分かりやすさ

売れ筋商品にするためにも、その品質に応じた訴求力を持つパッケージデザインを意識しましょう。

特徴1.訴求したいターゲット層との親和性が高い

パッケージデザインは、商品を訴求したいターゲット層との親和性の高さが重要です。

色合い一つとっても、性別や年代によって効果的な色が変わると言われています。

商品をターゲット層へ効果的にアピールするために、ターゲット層の年代や性別にあった色合いをパッケージデザインに取り入れましょう。

特徴2.商品の価格帯とデザインが見合っている

商品の価格帯とパッケージデザインが見合っているかも、売れるために重要な点です。

お手頃価格が売りの商品に高級感のあるデザインを取り込んでも、ギャップが大きくなり売れにくくなるでしょう。

商品の価格や性質、ターゲット層などをきちんと把握し、商品の価格帯と違和感のないパッケージデザインにすることが大切です。

特徴3.キャッチコピーから商品の良さが分かる

パッケージにキャッチコピーを載せることで、商品の良さや特徴を短い文章でユーザーにアピールできます。

例えば量販店などで取り扱う商品の場合「100万本売上の大ヒット!」「この夏の公式飲料」などの宣伝文句がパッケージに入っていると、消費者の目に留まりやすくなります。

キャッチコピーをパッケージに入れる際は、目に留まりやすい位置へ、違和感なくレイアウトしましょう。

特徴4.シンプルかつ分かりやすさ

パッケージデザインは訴えたいことが消費者の心に残るよう、シンプルで分かりやすいデザインを心がけましょう。

一番伝えたい内容や独自性のある内容に絞ることで、商品の魅力がより伝わりやすくなります。

伝えたい情報を、限られたパッケージのスペースに盛り込み過ぎるのはよくある失敗です。

パッケージにおける情報過多は、アピールポイントがぼやけやすく、商品購買につながりにくくなるため注意しましょう。

売れるパッケージデザインを制作するためのコツ

売れるパッケージデザインを制作するためのコツは、以下の2つが挙げられます。

  1. 商品や戦略に関する情報を抜き出す
  2. 抜き出した情報からパッケージの要素を絞り込む

それぞれの詳しい内容を解説します。

1.商品や戦略に関する情報を抜き出す

売れるパッケージデザインを制作するには、デザイン制作前にあらかじめ商品や戦略に関する情報を抜き出しましょう。

パッケージデザインを制作する上で必要な事項は主に以下の4点です。

  • 商品の特徴
  • ターゲット
  • 目標
  • 販売チャネル

これらをあらかじめ明確にしておくことで、ターゲット層が決定でき、売れ筋商品が作れる可能性を高められます。

2.抜き出した情報からパッケージの要素を絞り込む

抜き出した情報をもとにパッケージの要素を絞り込みます。

絞り込む際は以下の7点を基準にすると良いでしょう。

  • 商品名:ロゴやキャッチコピーも含む
  • 素材:コンセプトに沿った風合いや手触り
  • 形や大きさ:陳列の印象・流通の観点から設定する
  • 色:価格感やターゲットに合わせる
  • イメージ:ターゲットに合わせて購買意欲を高められるように
  • 機能性:使い勝手や梱包しやすさを考える
  • 記載内容:法律で定められた通りに記載しているか
  • コスト:コストバランスも考慮する

パッケージデザインを制作する際のフロー

パッケージデザインを制作する際のフローは以下の通りです。

  1. 問い合わせとヒアリング:外注先に問い合わせ・ヒアリングを受ける
  2. 制作スタッフとの打ち合わせ:スタッフと打ち合わせを行い、商品ネームや企画概略についてより細かなアイデアを伝える
  3. 候補となるデザインの確認:複数の候補からイメージに近いものを選び確認する
  4. 確認と校正:印刷用データを校正、完成データを確定する
  5. 納品:校正完了後、商品パッケージの生産に入る

まとめ

売れるパッケージデザインを制作する際は、パッケージに記載する情報を選んだ上で、商品のメインターゲット層や価格帯に見合うデザインを意識することが重要です。

既存商品でもパッケージデザインを新しくすることで、売上や商品価値を高められる可能性があります。

また最近ではパッケージデザインの好感度をAIが判断してくれるようにもなっています。

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最後までお読み頂きありがとうざいました。

執筆者

光田直史

高校卒業後、地元の運送業界や不動産業界に従事し、以後8年をIT企業の製造部門で勤務。事業部長と内部監査室長も兼任した。
その経験を活かし、2020年よりライターとして活動開始。
ビジネス、金融、IT、マーケティング、不動産、農業など複数ジャンルでの記事執筆を手がけている。

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