オフライン調査とは、実際に対象者と対面しインタビューを行ったり、郵送で送ったサンプル品の使用感を伺ったりと、インターネットを介さずに行う調査手法です。
回答を深掘りしやすく、質の高い回答結果を集めやすい傾向にあります。
この記事では、オフライン調査の特性やメリット・デメリットを解説します。
また、オンライン調査との違いについても紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。
この記事の内容
オフライン調査とは?
オフライン調査とはインターネットを介さず、対面や郵送などで行う調査を指します。
実施する調査の種類は、回答用紙を郵送して行う「郵送調査」やグループで会話してもらう「グループインタビュー」、電話やファックスを用いて行う調査などがあります。
調査対象者の声を直接聞けるため、表情や仕草など言語外の情報を収集したいときにも取り入れられています。
オフライン調査の特性
オフライン調査の特性には以下のようなものが挙げられます。
- 利用者のニーズを生の声から探れる
- 事前に収集したプロフィールを基にヒアリングができる
- 消費者行動の根源にある心理や要因を把握できる
対面で行うオフライン調査では、担当者と対面することによって安心感を与えたり、密なコミュニケーションを図れたりと、調査対象者のニーズを探りやすいのが特性として挙げられます。
他にも商品やサービスの使用感を聞けるため、飲食物や生活用品などを利用した感想や評価などのデータを集めるのに適しています。
オンライン調査との違い
オンライン調査とはインターネットを介して行う調査方法を指します。
Web上にアンケートページを設置し、回答を収集するのが一般的です。
多数の調査対象者に向けてスピーディーに調査が実施でき、コストもリーズナブルに済むのがメリットだといえるでしょう。
しかし、調査対象者に偏りが生じやすい点や、正確性に欠ける回答を完全に排除できないことがデメリットです。
上手く使い分けるためにも、それぞれの特徴について正しく理解しておきましょう。
オフライン調査のメリット
オフライン調査は幅広いターゲット・年齢層に対して、満遍なく調査を実施できることが大きなメリットです。
高齢者や子どもなどのターゲット層によっては、オンライン調査よりも多くの回答を得られる場合があります。
また対面で行う調査の場合、商品やサービスで感じた生の声をたくさん集められやすいため、個人の感情や生活に密着した回答を得やすいでしょう。
そのため、質の高い回答結果から商品やサービスの改善や効果的なマーケティング施策立案につながりやすいメリットがあります。
オフライン調査のデメリット
オフライン調査はオンライン調査と比べると、準備から集計、分析結果のデータ化まで、調査工数が多く、コストや時間を必要とします。
さらに、調査場所や時間などに制限があるため、同じ費用をかけたとしてもオンライン調査よりも回答数が少なくなることも挙げられるでしょう。
まとめ
オフライン調査には対面インタビューや郵送アンケートなどがあり、調査対象者の意見や感情を収集しやすい手法です。
しかしオフライン調査よりもスピード面に劣り、コスト面が高くつく傾向にあるため、オンラインとオフラインでの調査を使い分けることが重要です。
マーケティングリサーチや市場調査は、リサーチ会社を活用すると、時間や手間を大きく削減できます。
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最後までお読み頂きありがとうございました。