会場調査とは?特徴や活用シーン、基本的な流れを紹介します!

  • 会場調査

公開:2022/09/28

更新:2023/05/25

会場調査は、調査対象者のリアクションを生で観察でき、短時間で多数のデータを収集しやすい調査手法です。

当記事では、会場調査の特徴や基本的な流れなどについて紹介します。

また、メリットとデメリットについても詳しく紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。

会場調査とは?

会場調査は事前に設定した会場に調査対象者を集め、アンケートやインタビューを行い、商品やサービスの意見や使用感を調査する手法です。

販売ディスプレイを再現したブースを設けたり、映像を見てもらったりと、環境を整え調査を実施します。

食品や化粧品などでは、試供品をその場で試してもらうため、アンケートで得られる回答以外にも、調査対象者の生の反応が収集可能です。

会場調査の主な特徴

会場調査は1箇所に調査対象者を集めて行うため、商品パッケージやCMなどの印象調査にも有用です。

また、すべての調査対象者に同じ条件で調査が行えるため、全体の傾向が把握しやすいのも会場調査の特徴といえるでしょう。

他にもテスト品の紛失や破損を避けられるのも大きな特徴です。

会場調査の活用シーン

会場調査は競合の製品との比較や、商品の仕様やパッケージ、ネーミングなどの反応を直接的に収集したいシーンに活用することの多い調査手法です。

さらに、一度に多くの調査対象者を集められやすいため、短時間で多数の回答や全体の傾向を把握したい時にも向いています。

会場調査を実施するメリット

会場調査は会場に集まった調査対象者に同じ条件で調査が行えるため、企業側の意向に沿った使用方法で商品やサービスを試してもらった上での意見が収集できます。

また、言葉や選択肢以外にも、表情や仕草など言語外の反応も観察できるのがメリットです。

曖昧な回答があった場合に直接深掘りできることや、提供した情報や資料を100%回収できることから、紛失や破損、情報漏洩などのリスクを排除できる点もメリットといえます。

会場調査を実施するデメリット

会場調査は会場手配や商品搬送を始め、調査対象者の募集など、時間やコストがかかりやすい点がデメリットです。

他にも調査対象者が会場という特殊な環境に置かれることで、普段とは異なる回答が得られる可能性がある点もデメリットといえます。

コスト面や調査対象者の状況を踏まえ、ホームユーステストも合わせて検討するとよいでしょう。

会場調査の基本的な流れ

会場調査の基本的な流れは以下の通りです。

  1. 調査企画
  2. リクルーティング
  3. 会場手配・実施
  4. 集計と分析

調査対象者を集めるリクルーティングは、仮に自社で会場調査を行う場合でも、調査会社に依頼する場合が多いです。

会場手配・実施では、収容人数や立地、環境について条件が整っている場所を選びましょう。

会場調査実施時には、調査対象者の表情などの反応も観察しつつ、調査対象者が答えやすいアンケートやインタビューを行う環境を整えることが重要です。

会場調査では言語外の情報を集計することから、会場調査後に行う集計と分析には専門的な知識やスキルが必要です。

調査会社に依頼すると、高度な集計ツールを利用した結果を提供している場合があるため、事前に相談しておくとよいでしょう。

まとめ

会場調査の特徴や活用シーン、基本的な流れについて解説しました。

会場調査は効率的に調査対象者の反応やデータを集計できる手法で、実施前の調査企画やリクルーティングが調査成功のポイントです。

マーケティングリサーチや市場調査は、リサーチ会社を活用すると、時間や手間を大きく削減できます。

さらに、リサーチ会社では下記のような会場調査に関する資料を無料で提供しております。 

下記に当てはまる方に
ぜひ読んでいただきたい資料です。

  • 試食・試飲テストを検討している
  • パッケージや広告などの評価を取りたい
  • 発売前等の機密性が高い製品のテストをしたい
  • 会場調査のことを詳しく知りたい

⇒ 失敗しない会場調査 6 つのポイント

最後までお読み頂きありがとうございました。

執筆者

光田直史

高校卒業後、地元の運送業界や不動産業界に従事し、以後8年をIT企業の製造部門で勤務。事業部長と内部監査室長も兼任した。
その経験を活かし、2020年よりライターとして活動開始。
ビジネス、金融、IT、マーケティング、不動産、農業など複数ジャンルでの記事執筆を手がけている。

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