Amazonスポンサーブランド広告の活用法!ブランド力向上のための広告設定と始め方を解説

  • Web広告

公開日:2024/05/09

更新日:2024/05/16

Amazon広告には、目的に合わせた複数の掲載方法があります。

その中で商品やサービスと同時に、自社ブランドの認知度向上に効果を発揮するのが「Amazonスポンサーブランド広告」です。

ブランド力を高めることは、長期的な戦略として重要であり、顧客との強い信頼関係を築くうえでも有効に作用します。

ブランドの認知度が高まれば、それだけ広告の宣伝効果もアップします。

今回はAmazon広告の中から、Amazonスポンサーブランド広告にテーマを絞って解説します。

具体的な掲載方法や出稿手順についても参考にしてください。

Amazonスポンサーブランド広告の特徴

現代ビジネスの特徴の1つとして、顧客体験の重要性が挙げられます。

単発の商品を選ぶだけではなく、ブランド全体の魅力を体験できれば、顧客満足度も向上するでしょう。

それを可能にする仕組みがAmazonスポンサーブランド広告です。

Web広告でもモバイル広告でも、Amazonスポンサーブランド広告は以下の4つのパターンで表示されます。

( )内のフォーマットについては、この後で解説します。

  • 検索結果の上部と下部(ストアスポットライト、カスタム画像)
  • 検索結果内(動画)
  • 商品詳細ページ(動画、カスタム画像)
  • トップページ(カスタム画像)

スポンサーブランド広告を利用するためには、まず大前提としてAmazonに出店・出品する必要があります。

さらにAmazonブランド登録も必須です。

そのうえで、大口出品者、取引企業、書籍取引企業、代理店であることも条件です。

広告の特徴は、ブランドロゴとカスタム見出しに加えて、複数の商品紹介を柔軟にカスタマイズできる点にあります。

顧客が検索したタイミングで、これらの広告が目立つ位置に表示されるため、ブランディングとともに高い訴求効果が得られるのです。

基本的に広告のクリック位置でリンク先は決まっています。

ブランドロゴもしくはカスタム見出しをクリックすると、Amazonストアか専用ランディングページに移ります。

商品をクリックすると、商品詳細ページに移動します。

ブランディング・アップにつながる3つのフォーマット

Amazon広告では、さまざまな要素から構築される広告パターンを「クリエイティブ」と呼びます。

Amazonスポンサーブランド広告には、基本になる3つのクリエイティブが準備されています。

ここで、各フォーマットの概要をつかんでおきましょう。

商品コレクション広告フォーマット

このフォーマットでは、同時に最大で3点の商品をカスタム画像で紹介できます。

ブランドイメージにつながる画像や、商品の使用状況の画像などを使用して、顧客にブランドと商品を強く印象づけることができます。

クリックした時のランディングページは、シンプルタイプもしくはカスタムタイプ、そしてストアから選択可能です。

ストアスポットライト広告フォーマット

顧客をストアに導くためのフォーマットです。

固有の商品が掲載された、最大で3つのストアサブページを紹介できます。

ブランドロゴの表示のほか、見出しや画像のカスタマイズも可能です。

スポンサーブランド動画広告フォーマット

このフォーマットでは、商品検索ページなどで6秒から45秒の動画が自動で再生されます。

短時間で顧客の興味を引き、テキストよりも多くの情報を伝えることができます。

動画をクリックすると、商品詳細ページに誘導します。

これらの広告を有効に活用するためには、狙ったターゲットに見てもらう必要があります。

Amazonスポンサーブランド広告では、2種類のターゲティング方法が選択できます。

購入する商品を探している顧客に認知されやすいのが、キーワード・ターゲティングです。

自社商品と検索キーワードを連動させることで、検索結果の上部に広告が表示されやすくなります。

広範囲な潜在的顧客に対しては、商品ターゲティングが向いています。

Amazonが提案する商品ページなどで、それに関連する自社商品を表示させてブランドや商品に興味を抱かせることができます。

Amazonスポンサーブランド広告の出稿手順

1つの広告を設定して配信するまでの単位を「キャンペーン」と呼びます。

Amazonスポンサーブランド広告を始める前に、キャンペーンの目標を明確にしておくことが重要です。

目標設定ができたら、次の手順に従って広告を配信します。

①キャンペーンの作成

キャンペーン名、開始日(終了日)、1日の予算を決定します。

②広告フォーマットとリンク先の設定

前述した3種類の広告フォーマットを選択し、そのリンク先を設定します。

③商品の選択

商品コレクション広告フォーマットを選択した場合、宣伝する商品を3点以上(100点以下)選ぶ必要があります。

同一カテゴリーで、類似したキーワード商品を選ぶことがポイントです。

④クリエイティブの作成

ブランド名とロゴ、見出し、商品、カスタム画像などを設定します。

⑤ターゲティングの設定

2種類のターゲティング方法から1つを選択します。除外商品と除外キーワードも設定できます。

⑥審査レビュー

ひと通りの設定が完了したら、審査チームによる確認と承認を得る必要があります。

⑦広告の配信

広告の設定内容に問題がなく審査チームの承認が得られたら、設定した日付に従って広告配信がスタートします。

まとめ

Amazon広告の中でも、ブランド力を向上させてチャンスを広げるのがAmazonスポンサーブランド広告の役割です。

商品広告だけではなかなか効果が現れない場合には、ブランドイメージと連携した宣伝方法を検討するべきかもしれません。

スポンサーブランド広告を設定するには、ある程度の基礎知識と経験が必要です。

また商品やリンク先を変更したり、細かいターゲティングを設定したりする場合は、その都度キャンペーンを更新しなければなりません。

もしもWeb広告の運用に不安を感じる場合は、広告代理店に任せることも1つの選択肢です。

Heart Fullでは、現在運用中のサイトを詳細に分析して、最適な施策をご提案いたします。

「Web広告をこれから始めたいが、どこから手をつければいいか分からない」など、ちょっとした課題や悩みにも対応いたしますので、お気軽にご相談ください。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
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