動画広告を魅力的にするために、BGMの挿入がポイントです。
しかし、適切な選び方がわからず、視聴者の共感を呼び起こせていなかったり、著作権的にグレーゾーンな曲を使ってしまっていたりする方も多いのではないでしょうか。
そこで、本記事では、動画広告においてBGMが持つ役割を解説し、具体的な選び方のポイントを紹介します。
さらに、著作権フリーで利用できるおすすめのBGMサイトを3つピックアップしていますので、ぜひ参考にしてください。
この記事の内容
動画広告におけるBGMの役割
動画広告におけるBGMにはさまざまな役割があります。
まずは世界観BGMであり、視聴者は動画の雰囲気をつかみます。
YouTuberが決まったBGMを使うのも、視聴者に安心感を与えるためです。
また、BGMで視聴者の感情を揺さぶり、購買意欲を掻き立てることもできます。
加えてマスキング効果への期待も大きくなります。
マスキング効果とは同じ周波数の音が重なると、一方が聞こえにくくなる現象です。
BGMでノイズが聞こえにくくなるため、ナレーションが聞き取りやすくなるのです。
このように、動画広告のBGMは、世界観と共感で視聴者を引き込み、マスキングでメッセージをクリアに伝える効果が期待できます。
動画広告のBGMの選び方
動画広告のBGMを選ぶ際のポイントを具体的にご紹介します。
動画に適するものを選ぶ
まず動画の内容からイメージを膨らませましょう。
ホテル予約の動画なら落ち着いた高級感、就活動画なら明るい勢いなど、そこから連想される音楽ジャンルで検索キーワードを設定します。
次に参考になる既存動画を視聴し、どんな効果音が効果的かチェックしてください。
たとえば、注目したいポイントには「ドドン!」といったインパクトのある音、感情表現には歓声や拍手といった人の声を利用するといいでしょう。
多数の効果音サンプルから探すのは大変です。
まず動画で伝えたいこと、視聴者の感情を考えてジャンルを絞り込み、効率よく探しましょう。
著作権や商用利用可能かを確認する
基本は著作権フリーの素材を選んでください。
著作権や商用利用に触れる場合は、著作権者などから使用許諾を得る必要があります。
著作権があるBGMを利用したい場合は、JASRACに登録されていれば、使用料を支払って利用できます。
JASRACの検索サイトJ-Widで調べましょう。
登録外の場合は直接作曲家と交渉するしかありません。
いずれにせよ適切な手続きを踏まずに未許諾の曲を使えば、著作権法違反に問われかねません。
動画を公開する際にトラブルが起きないよう、利用条件を確認しましょう。
BGMに関する動画編集時のポイント
BGMの入れ方次第で動画のクオリティも大きく変わります。
動画編集時にBGMを入れるときのポイントを2点に絞って解説します。
最低限、押さえて欲しいポイントであるため、動画編集時に意識しましょう。
音量を控えめにする
BGMが大きすぎると人の声が聞こえにくくなるため、できるだけ控えめにしましょう。
ナレーションが理解できなくなれば動画の価値は下がります。
目安として、人の声の音量を100%とした場合、BGMは20%程度が適切です。
大きすぎず小さすぎない、ちょうどいい大きさを目指してください。
映像のタイミングに合わせる
動画広告の長さはそれぞれで異なるため、動画の秒数に合わせて曲をトリミングしましょう。
特に長尺の曲を入れる際は、聴き所であるサビが途中で止まらないよう、動画の長さに応じてBGMの使用部分を選ぶことが大切です。
効果音も映像とタイミングを合わせる必要があります。
BGMを入れ終わったら再生して耳でチェックし、音と映像のずれがないか確認しましょう。
少しでも違和感があれば、位置や長さの調整が必要です。
動画広告向けのおすすめBGMサイト3選
動画広告におすすめのBGMサイトを厳選して3つご紹介します。
どれも無料かつ、商用利用が可能なサイトとなっているため、ぜひご活用ください。
YouTube Audio Library
YouTube Audio Libraryは、YouTubeが提供するBGMの無料ダウンロードサイトです。
YouTubeアカウントがあれば誰でも利用でき、ジャンルも豊富なうえ視聴後に選ぶことができます。
公式サイトだからこそ、著作権面でも安心して使えます。
さらに、YouTube動画にBGMをつける場合、再生時の処理負荷が少ないこともメリットです。
手軽にさまざまなBGMを試すことができるので、ぜひ活用したいサイトです。
DOVA-SYNDROME
DOVA-SYNDROMEは、著作権フリーのBGMや効果音を1万5000曲以上提供している大手の素材サイトです。
検索機能が充実していて、曲調や人気順から探せるうえ、さまざまなジャンルのプロ作曲家が多数参加しています。
必要なシーンにぴったりの音楽が見つかるでしょう。
手軽に試聴でき、しかも著作権フリーなので使い放題です。
動画制作者にとって嬉しい汎用性の高いサイトといえます。
効果音ラボ
効果音ラボは、効果音専門の個人事業主が運営する素材サイトです。
テレビやCM、ゲームでも使用実績のある、品質の高いオリジナル音源が、2,000種類以上あります。
カテゴリ分けがしっかりしているうえ、効果音を制作しているプロだからこそ表現できるリアルな音が魅力です。
演出を盛り上げたい場合はまずこちらのサイトをチェックすることをおすすめします。
参考:効果音ラボ
まとめ
動画広告の配信効果を高めるためには、BGMの選び方も大事です。
BGMは無料で利用できるサイトもあり、著作権フリーや商用利用可能となっているものも多数あります。
今回は効果音や音楽の入れ方も解説しました。
BGM選びに加えて、編集時のポイントも踏まえて実践していきましょう。
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