コミュニケーションツールの強みを活かすLINEを活用した採用活動の進め方

  • 人材コンサルティング

公開日:2024/06/21

更新日:2024/06/21

コミュニケーションアプリのLINEは、およそ9,600万人が利用する国内最大のネットワークです。

主に個人間でやりとりするイメージがありますが、LINE公式アカウントを開設すれば、ビジネスで運用することも可能です。

さらに最近は、LINEを採用活動に利用するケースも増えています。

ユーザー数が非常に多いという利点に加えて、LINE独自の機能によって効率的な求人ができるからです。

では企業がLINEで採用活動を始める場合、まずは何から手をつければよいのでしょうか?

この記事ではLINE公式アカウントの機能と、LINEを活用した採用活動の進め方について解説します。

LINEを利用した採用活動のメリット

LINEでは1対1のコミュニケーションが基本であるため、採用活動でもまずは求職者に友だち登録してもらいます。

そこから徐々に関係を深めながら、お互いのマッチングを図ることになります。

LINEを使ったコミュニケーションの特徴は、緊密なやりとりが可能なことです。

採用活動に利用する場合にも、主に以下に挙げるメリットが考えられるでしょう。

求職者がLINEに慣れている

LINEはほとんどの世代が日常的に使っているため、もはやメールや電話よりもずっと身近なツールになっています。

友だち登録できれば、発信した情報を求職者が確認する確率は飛躍的にアップします。

特に若い世代ではLINEが日課になっているので、求人に関する情報もスムーズに認知されるでしょう。

求職者のリアクションを得やすい

LINEには既読の機能があるため、相手の反応を正確に把握できます。

しかも気軽に使うツールなので、情報を見た求職者も気がねなく返信や質問ができます。

メッセージのやりとりにより、情報発信する企業に興味を持ってもらえれば、採用につながる可能性も高まります。

質の高い情報を届けられる

コミュニケーションが密になると、求職者にマッチした情報を的確に届けられるようになります。

発信した情報に対してメッセージで質問が送られてくるようになると、それに返信する形で相手が求める情報をダイレクトに届けることもできます。

LINE公式アカウントの概要

LINEで採用活動をするためには、LINE公式アカウントを取得することをおすすめします。

無料版を利用することもできますが、機能やメッセージ数に制限があるので、本格的に採用活動で使うなら有料版で契約したほうがよいでしょう。

LINE公式アカウントでは、ターゲットを設定したメッセージ配信ができ、自社のWebサイトへの誘導なども可能です。

それ以外にも多数あるLINE公式アカウントの機能から、ここでは求人・採用に活用したい3つの機能を紹介します。

リッチメニュー

リッチメニューを設定しておくと、相手がトーク画面を開いた時に、下部にメニュー画面が展開します。

各メニューは外部サイトやツールとリンクでき、採用情報・採用相談・採用説明会などのメニューを作成して、求職者にアプローチすることが可能です。

LINE VOOM投稿

LINE VOOMとはユーザーとのコミュニケーションを深めるプラットフォームであり、ショート動画や写真などを投稿できます。

ここに社員の生の声や職場の動画を投稿すれば、求職者に自社の魅力を直接伝えることができるでしょう。

チャットタグ

この機能を使うと、例えば年齢や希望職種などで、求職者を属性ごとにグループ分けできます。

そのため効率的な情報発信が可能になり、無駄なメッセージを減らしてコスト削減にもつながります。

ほかにもLINE公式アカウントでは、日々の友だち追加数・メッセージ配信数・開封数・クリック数などのデータを分析できます。

採用業務の効率アップに活用できるでしょう。

LINE採用活動の導入方法

LINE公式アカウントの取得は、以下の手順で簡単に実行できます。

①アプリストアでLINE公式アカウントのアプリをダウンロードします。

②「LINE公式アカウントをはじめる」のボタンから、LINEビジネスIDを登録します。

③アカウント作成フォームで必要情報を入力し、アカウント認証申請~取得を行います。

④管理画面にログインできればアカウント取得は完了です。管理画面で基本情報を登録します。

手続きは簡単にできますが、LINEを使ってどのように採用活動を進めるのか、事前に詳細な計画を立てておく必要があるでしょう。

採用業務の規模によって、担当者の役割を決めておくことも重要です。

LINEで採用を成功させるポイント

LINEを活用するには、何よりもお友だち登録が必須条件です。

求人情報や求人サイト、企業説明会資料などからLINE登録を促す必要があります。

配信するコンテンツについては、堅苦しい内容にしてしまうと逆効果です。

まずは求職者が求める情報を、簡潔にまとめることが重要です。

短時間の動画を上手に使って、職場の雰囲気を伝えたり、社員へのインタビューを配信したりすることで、親近感を抱いてもらうという方法も好まれています。

LINE公式アカウントには、無料版でも多様な機能が備わっています。

その機能を採用活動で使いこなすには、ある程度の知識と経験が必要かもしれません。

社内で明確な運用ルールを定め、何人かの担当者によって管理体制を構築し、充実した情報のやりとりができるようにしましょう。

まとめ

LINEが持つ最大の強みは、ユーザーの日常習慣にまで浸透している点です。

そのため一度友だち登録されれば、企業が発信した情報は高い確率で求職者に届きます。

このメリットを活かすためには、相手側からのメッセージを見落とすことなく、必要な情報をスピーディーに提供する仕組みづくりが重要になるでしょう。

また、LINE公式アカウントの各種機能は、採用活動の効率と効果を大きく高めてくれる可能性があります。

ただし成果につなげるためには、機能を使いこなす一定のスキルが必要と言えるでしょう。

リスティング広告チェックリストを無料配布中!

リスティング広告チェックリストをPDF形式で無料でダウンロードいただけます。広告代理店が教えるリスティング広告の基礎を使ってあなたのビジネスの集客アップにご活用ください。

執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
【公式X】はこちら → https://x.com/Mktg_Plus_One

この記事のキーワード

scroll to top TOP