SEO対策にはさまざまな方法がありますが、その中でも被リンクは非常に重要な要素です。
被リンクとは、外部サイトから自社サイトに貼られたリンクのことです。
なぜ被リンクはSEOで重要視されているのでしょうか。
この記事では、被リンクの基礎知識から、SEOで重要視されている理由、被リンクの質を判断する基準や、良質な被リンクを獲得するポイントまで、わかりやすく解説します。
この記事の内容
被リンクとは
被リンクは、他のウェブサイトからあなたのウェブサイトへ貼られたリンクのことを指します。
「バックリンク」「外部リンク」とも呼ばれます。
例えば、あなたが運営するラーメン屋のサイトがあるとします。
全国の美味しいラーメン屋を紹介している個人ブログから、「ここのラーメン屋は美味しいです」というコメントとともにあなたが運営するラーメン屋のリンクが貼られた場合、それが被リンクとなります。
他のウェブサイトから、自身のウェブサイトが紹介・引用・言及されたりすることで、外部サイトからの被リンクが発生します。
これは、他のサイトがあなたのコンテンツや情報を価値あるものと認め、それを自身のサイトで共有・紹介したいと考えていることを示します。
SEOで被リンクが重要視されている理由
SEO対策を始めると、一度は「被リンク」という言葉を耳にする方も多いのではないかと思います。
ではなぜSEOで被リンクが重要視されているのでしょうか?
それは、被リンクはウェブサイトの価値を示す指標とみなされているからです。
検索エンジンは、ウェブサイトの価値を判断する際に、被リンクの数や質を参考にしています。
ユーザーが自発的に他のウェブサイトにリンクを貼るのは、「そのウェブサイトが有益である」と考えているからこそ起こる行動です。
被リンクが多いウェブサイトは、ユーザーにとって有益なウェブサイトであると判断されます。
そのため、被リンクの数が多いほど、そのウェブサイトは他のウェブサイトから信頼されていると判断され、検索エンジンから高い評価を受けることに繋がります。
被リンクの数が多いということは、多くのユーザーが「このサイトは有益なコンテンツを提供している」とレコメンドしていると考えることでき、これがランキング要因の一つとなっているのです。
ただし、被リンク自体の質も関係する部分なので、「ただ単に被リンクの数が多ければ多いほど良い」というわけではないことを留意しておきましょう。(この点についてはこの後の「被リンクの質を判断するポイント」で詳しく解説しています)
被リンクを獲得することのメリット
SEOにおいて、被リンクを獲得することのメリットは、大きく分けて以下の3つです。
検索順位の向上
前述の通り、検索エンジンは被リンクの数や質をもとにして、ウェブサイトの価値を判断しています。
被リンクが多いウェブサイトは、他のウェブサイトから評価されているウェブサイトであると判断され、検索順位の向上が期待できます。
ドメインパワーの向上
ドメインパワーとは、ウェブサイトの権威性や信頼性を数値化して示したものです。
被リンクが多いウェブサイトは、ドメインパワーが高くなります。
ドメインパワーが高いウェブサイトは、検索エンジンからより高く評価され、検索順位が上がりやすい傾向にあります。
クローラビリティの向上
被リンクが多いウェブサイトは、検索エンジンのクローラーがウェブサイトを巡回しやすくなり、クローラビリティが高くなります。
サイトを公開しただけでは検索結果に表示されず、検索エンジンからの評価もありません。
クローラーがサイトを訪れることでそのサイトやコンテンツが評価され、検索結果に反映される仕組みになっています。
クローラビリティが高いウェブサイトは、検索エンジンからより早くクロールされ、検索結果に反映されやすくなります。
被リンクの質を判断するポイント
被リンクの数が指標の一つとなりますが、すべての被リンクが良い影響を与えるわけではありません。
中には質が低く、悪影響を与える被リンクもあり、質の悪い被リンクを大量に獲得してしまうと、むしろ検索順位を下げる原因になる可能性があります。
被リンクの質を判断するポイントは、大きく分けて以下の2つです。
自然リンクかどうか
自然リンクとは、ユーザーが自発的に貼ったリンクのことです。
対して、SEO対策のために意図的に貼ったリンクは人工リンクと呼ばれています。
人工リンクはGoogleからペナルティを受ける可能性もあるので、注意しましょう。
関連性が高いかどうか
関連性の高いサイトからの被リンクは、検索エンジンから高く評価されます。
例えば、ラーメン屋のサイトに、他のラーメン屋のサイトからリンクが貼られた場合、関連性の高い被リンクとなります。
一方、ラーメン屋のサイトからいきなり美容院のリンクが貼られた場合、関連性は低く、かつ不自然な流れで貼られているので、良質な被リンクとは言えません。
良質な被リンクの特徴
- 関連性の高い被リンク
- 権威性の高いサイトからの被リンク
- 自然な流れで貼られたリンク
- 被リンク元のサイトのコンテンツと、被リンク先のサイトのコンテンツが関連する箇所に貼られたリンク
質が悪いとされる被リンクの特徴
- 関連性の低い被リンク
- 不自然な流れで貼られたリンク
- 被リンク元のサイトのコンテンツと、被リンク先のサイトのコンテンツが関連しない箇所に貼られたリンク
- 相互リンクやリンク交換、自動生成されたコンテンツからのリンクなど、SEO対策のために意図的に貼られた人工リンク
- ユーザーから見えない部分に貼られたリンク(隠しリンク)
上記のような特徴に当てはまる被リンクは、質が悪く、Googleからペナルティを受ける可能性があります。
こういった被リンク獲得は、プラスではなくマイナス評価になり得るため避けましょう。
被リンクの量も重要な要素ですが、質よりも量を重視することはリスクが大きいです。
良質な被リンクを獲得するようにしましょう。
被リンクを獲得する方法
被リンクを獲得する方法としては、ユーザーのサイトやブログからの被リンク、SNSからの被リンク、業界の関連サイトからの被リンクなどがあります。
いずれにしても、質の高い被リンクを獲得するためには、以下のポイントを意識しましょう。
ユーザーにとって有益なコンテンツを作成する
SEOの根幹とも言える部分ですが、ユーザーにとって有益なコンテンツを作成することが最も重要です。
ユーザーにとって有益なコンテンツを作成することで、ユーザーが自発的にリンクを貼ってくれる可能性が高まります。
具体的には、以下のポイントを意識してコンテンツを作成しましょう。
- ユーザーの検索意図(ニーズ)を満たすコンテンツにする
- 専門性を活かしたコンテンツにする
- 最新の情報を盛り込む
- データ等を引用するときは根拠となる出典元を明示する
- わかりやすい図解やイラストなどを用いる
- わかりやすい文章で書く
SNSやブログなどで積極的に情報発信をする
SNSやブログなどで積極的に情報発信することで、ユーザーとの接点を持つことができ、リンクを獲得する機会が増えます。
また、SNSやブログでの情報発信は、アクセスを増やすことにつながるため、被リンク獲得のみならずSEO全体の対策としても効果的です。
具体的には、以下のポイントを意識して情報発信しましょう。
- ユーザーの興味を引くようなコンテンツを投稿する
- 定期的にSNSやブログで投稿する
- 他のユーザーと交流する
これらのポイントを踏まえながら、被リンクの獲得に積極的に取り組むことで、ウェブサイトのSEOパフォーマンスを向上させることができます。
まとめ
被リンクは、SEO対策において重要な要素です。
ユーザーにとって有益なコンテンツを作成したり、SNSやブログで積極的に情報発信したりすることで、自然な被リンクを獲得しやすくなります。
被リンクを獲得する際には、質と量の両方に注意し、良質な被リンクを獲得するように心がけましょう。
自社でこのような対策を実施することが難しい場合は、SEO対策の専門家に依頼するのも一つの方法です。
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