【事例紹介】Qoo10メガ割で成果を出すためのインフルエンサー施策|準備・投稿設計・効果測定までのステップ

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公開日:2025/10/15

更新日:2025/10/15

Qoo10メガ割は、特に美容系商材にとって最大級の販促イベントです。短期間で売上を最大化するためには、SNSを通じて話題を生み出すことが欠かせません。中でも、購買行動の起点となる「インフルエンサー施策」は、商品認知を高めるうえで重要な役割を果たします。

本記事では、Qoo10メガ割におけるインフルエンサー施策の進め方を、準備・選定・投稿設計・効果測定・事例紹介の流れで解説。初めてインフルエンサー施策を検討している担当者から、より成果を上げたい方まで参考になる実践的な内容となっているので、ぜひ参考にしてください。

なぜ今「メガ割×インフルエンサー施策」が注目されているのか

Qoo10メガ割は、韓国コスメや美容ブランドにとって最大の販売チャンスです。年に4回開催されるこの大型セールでは、多くのブランドが限られた期間に売上を集中させるため、SNS上での話題化が極めて重要になります。

特に若年層を中心に購買行動がSNSから始まるケースが増えた今、インフルエンサーによるプロモーションは、商品の信頼性と購入意欲を高める有効な手段です。

Qoo10メガ割は、年4回開催される最大級の販促イベント

メガ割は年4回開催されるQoo10最大のセールイベントで、各ブランドが最も注力する期間です。特に韓国コスメやスキンケアなど、美容系商材の売上が大きく伸びる傾向にあります。

期間中は値引き率も高く、購入の後押しをするためにSNSプロモーションを組み合わせるブランドが増えています。

美容系商材がSNSプロモーションに力を入れる理由

特に美容系商材は、ビジュアル訴求と体験シェアが購買意欲を左右するため、インフルエンサーとの親和性が高いジャンルです。SNS上で実際の使用感やビフォーアフターを伝える投稿は、広告よりも信頼を得やすく、消費者の「買ってみたい」を促します。

メガ割期間中は消費者の購買意欲が高まるため、インフルエンサーの発信が売上に大きく影響します。

メガ割成功の鍵は「2か月前準備」

Qoo10メガ割でのタイミングでプロモーションを成功させるには、開始2か月前からの準備が不可欠です。

Qoo10メガ割はおよそ2か月周期で開催されます。メガ割りの開催日が直前まで正式発表されないことも多く、経験則から逆算して早めに動くことを意識しましょう。次のメガ割を見据え、常に準備を並行して進められるとベストです。

2か月前から動くべき理由:選定・連絡・撮影・確認に時間がかかる

インフルエンサーへの依頼は、インフルエンサーのフォロワー規模や事務所所属有無などにもよりますが、SNSでのDMが主流です。返信までに数日を要することも多く、連絡の往復だけで1週間以上かかることもあります。

さらに、インフルエンサーへの商品発送、インフルエンサーによる投稿動画の撮影・編集、投稿内容チェックを経るため、2か月前に着手することでようやく余裕を持てます。インフルエンサーの選定から契約、商品発送、投稿確認までの全工程を考えると、2か月という準備期間が現実的な目安といえます。

準備が遅れると、希望するインフルエンサーのスケジュールがすでに埋まっていることが多く、代替候補を探す時間も限られてしまいます。その結果、訴求力が弱い投稿やスケジュールのずれが生じ、思うようなインフルエンサー施策が実施できないケースが発生します。

【選定~交渉】ターゲットに合わせたインフルエンサー選定

インフルエンサー施策の中でも、最も重要なのがインフルエンサーの選定と交渉です。ブランドの世界観とマッチする人材を選ぶことが成果を左右しますが、膨大な候補者との調整が求められます。

まずは、「こういう人に届けたい」というイメージをもとに、候補者をピックアップします。ブランドの方向性やトレンドに応じてターゲットを再設定するケースもあります。

候補者をリストアップしたら、次に交渉です。主にDMでのやり取りが中心となるため、インフルエンサー一人ひとりとの調整に時間を要することもあります。工数が多く発生する部分でもあるため、スムーズな進行を重視する場合は、代理店を活用して交渉や調整を任せるのも効果的です。また、候補者全員と成約に至るとは限らないため、リストアップ段階で余裕を持った人数を確保しておくのも良いでしょう。

費用は、1フォロワーあたりのフォロワー単価が一般的です。事務所所属のメガ~ミドルインフルエンサー(10万人以上のフォロワーを持つインフルエンサー)は単価が高くなる一方で、マイクロインフルエンサー(1万~10万程度のフォロワーを持つインフルエンサー)はコストを抑えやすい傾向があります。予算や目的に応じて層を使い分けることが重要です。

▼関連記事「マイクロインフルエンサーとは?メリットや起用方法、成功事例を紹介」

【投稿設計】効果的なインフルエンサー投稿

投稿の質と設計は、インフルエンサー施策の成果に直結します。直近のトレンドとしては、リールを中心に、フォロワー外へのリーチを狙う戦略が主流です。

拡散力を高めるなら“リール動画”が必須

Instagramでは、リール投稿がアルゴリズム的にも有利で、フォロワー外への露出を大きく増やせます。特にメガ割のような短期販促では、短い時間で商品の魅力を伝えるリール動画が有効です。

また、TikTokも相性が良く、フォロワー外へのリーチや拡散力の高さから、同様に注目されています。メガ割では「リール×TikTok」の両軸で展開することで、相乗効果を狙うブランドも増えています。

投稿内容は指定?おまかせ?成果を分ける違い

ブランド側が細かく指定する「指定型」は、消費者へ伝えたい情報を確実に届けられますが、PR感が強く出る傾向があります。一方で、ある程度のオリエンは作成した上でインフルエンサーの色を出す投稿は、より自然な発信が可能で、エンゲージメント率が高くなる傾向があります。目的に応じた使い分けが重要です。

オリエンシートでは「伝えたい情報」を明確にしつつ、表現の自由を残すことが大切です。商品の特徴やブランドトーンを伝えつつ、インフルエンサーの個性を活かすことで自然なPRが可能になります。

【効果測定】インフルエンサー施策の成果をどのように見るか

効果測定は施策の改善に欠かせません。ただ、インフルエンサー施策を実施する上で難しい点が、「効果を可視化しにくい」という点です。

メガ割では、「認知拡大」や「購買意欲の醸成」を重視する指標設計が求められます。

インフルエンサー施策は、売上との直接的な因果が見えにくい

インフルエンサー施策は直接どのくらい売上に繋がったのかまで追うことは難しく、「肌感」で効果を感じるケースが多いのが現実です。明確な数値を可視化するというより、効果測定では「売上以外の価値」――すなわち認知度向上・話題性・ターゲット層拡大といった指標を重視する姿勢が重要になります。

たとえば、以下のような指標です。

  • ブランド認知度
  • UGC(ユーザー投稿)数
  • 新規フォロワー獲得
  • 投稿の表示回数
  • タグ付き投稿数の増加
  • 指名検索数の増加

これにより、売上以外の側面から成果を可視化できます。

投稿(ポストやリール)のデータは、投稿から1週間を目安に、リーチ数・インプレッション・エンゲージメントなどを分析します。これらの数値を比較することで、投稿内容や媒体ごとの傾向を掴めます。

▼関連記事「UGCを増やすには?企業アカウントが取り組みたい施策と成功事例」

インフルエンサー施策で発生する工数と代理店活用のメリット

インフルエンサー施策は想像以上に細かい管理業務が発生します。特に複数インフルエンサーを同時に起用する場合、進行管理と確認作業の負担は非常に大きくなります。

たとえば、投稿前には、商品名やカラー番号、型番などの表記をすべて確認する必要があります。誤りがあるとブランドイメージの毀損につながるため、細部までチェックが欠かせません。

さらに、投稿タイミングの調整や、ハッシュタグの統一など細かな投稿管理が求められ、時間的・人的コストが膨らみます。

こうした際に検討したいのが、代理店の活用です。代理店はインフルエンサーの選定・交渉や進行、投稿後の分析までを一括管理し、トラブルを防ぎながら円滑に進行してくれます。

特にメガ割のような短期集中型キャンペーンでは、外部パートナーの力を借りることで精度とスピードの両立が可能です。

【事例紹介】Qoo10メガ割でのインフルエンサー施策

最後に、メガ割でのインフルエンサー施策を成功させたHeart Fullの取り組み実績を紹介します。目的やフェーズによって効果的なアプローチは異なりますが、どのケースにも共通しているのは「明確な目的設定」と「継続的な発信」です。

【事例①】ブランド初期フェーズで“数”のインフルエンサー施策を実施

あるコスメブランドでは、ブランド立ち上げ初期ということもあり、まずは多くの人に知ってもらうことを目的として、“数”を重視したインフルエンサー施策を展開しました。

最大で200人以上のマイクロインフルエンサーを起用し、定期的に投稿を実施。短期間で大量の投稿を拡散させることで、商品の露出と話題化を狙いました。

結果として、UGCの増加やSNS上での認知拡大に成功し、ブランドの立ち上げ期における効果的なPR事例となりました。

次のフェーズでは、ある程度インフルエンサーを絞り、個々の拡散力を重視した施策を実施。継続することで、どの投稿やリールがより反応が良いのかを把握し、次の施策に活かすことができるようになりました。

インフルエンサー施策は単発で終わらせず、フェーズごとに目的を変えながら継続的に行うことが、成果を最大化する運用のコツです。

【事例②】新ターゲット層へのアプローチとしてインフルエンサー施策を実施

別の美容系商材ブランドでは、既存の顧客層とは異なる新しいターゲット層を狙った新ブランドをローンチ。新たな層への認知を広げるため、これまで依頼してきたインフルエンサーとは異なる層のインフルエンサーを起用しました。

結果として、これまで届かなかった層へのリーチを実現。代理店のネットワークを活用することで、自社だけでは難しい新規インフルエンサーの開拓とターゲット拡張を達成した事例です。

まとめ

Qoo10メガ割で成果を上げるためには、早めの準備、継続的な改善、効果的な投稿設計が欠かせません。この記事で紹介したポイントを参考に、Qoo10メガ割でのインフルエンサー施策に挑戦してみましょう。

自社だけで運用が難しい場合は、専門の代理店に相談して効率的に進めるのも一つの方法です。短期集中のキャンペーンだからこそ、戦略的な取り組みでブランド価値を最大化しましょう。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
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