問い合わせが取れるページを用意して欲しいと言われた。押さえておくべきポイントは?

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公開日:2024/01/19

更新日:2024/01/19

問い合わせを取るためのLP(ランディングページ)とは

「問い合わせを取るためのページ」と、カタログスペックやカスタマーサポート系の情報を掲載しているページは、役割が大きく異なります。あなたが求められた「問い合わせが発生するページ」というのは、一般的に「LP(ランディングページ)」と呼ばれるもので、WEB広告のリンク先になって、リードを刈り取るための機能が必要なページです。「今までカタログページやプレスリリースページしか作ってこなかった」という方にとっては、あまりピンとこないものかもしれません。

問い合わせを発生させるということは「人を動かす」ということ

ホームページを用いてリードを獲得するということは、そのページを見た人に「アクション」を起こしてもらう必要があります。記してある情報を通じて興味を持ってもらい、何らかの期待感と共にメールアドレスや氏名などの個人情報を送信してもらう必要があるのです。

すなわちそれは「人を動かす」ことになります。アクションを起こしたくなるような「エモーショナル」なWEBページとして作成する必要があります。

この記事では、どのような部分に気を付ければリードを量産できるLPが作成できるのかのポイントをご紹介します。

前提として、LPは隅から隅まですべて見ていただけるわけではないということ

現代人はとても忙しいものです。ご自身の行動としても振り返ってみると実感できると思いますが、日常的に溢れる情報、特にWEB広告などで流れてくる情報に対して、隅から隅まで細部を確認するようなことはあまりないのではないでしょうか。

日々多くの情報が私たちの目に飛び込んできます。私たちは日頃、無意識のうちにそれらを選別し、必要のないものや興味を持たなかったものは瞬時に忘れていくものです。少し気になって広告をクリックしたとしても、期待が外れたり興味のないものだとわかったりすると、即座にそのページは閉じるはずです。あなたがこれから用意するLPも、そのような扱われ方をします。

第一印象ですべてが決まる

沢山の情報が溢れる現代においては、ターゲットとする人に対して一瞬で「これはあなたに必要なものです」ということをLP上で伝える必要があります。つまり、ページが表示された瞬間に、訴求している製品やサービスの「価値」を一撃で伝える必要があるのです。

ページが表示された瞬間に目に入る部分を「ファーストビュー」と言います。このファーストビューの部分で、リードを獲得できるかどうかが大きく変わってきます。

「刺さる」訴求とは何か

突然ですが、あなたは何か悩みを抱えていませんか。その悩みが、信頼できる確かな方法、納得できる費用で解消されるのだとしたら、興味を持ちませんか。概要は●●です。詳細は担当者から丁寧に案内するので、連絡先だけ書いてください。

唐突でしたが、上記がエモーショナルな訴求です。どのようなプロモーションにおいても適用できるメソッドになります。この流れをLPで再現すれば、ある程度リードを獲得することが可能になります。

強いLPの構成

問い合わせをたくさん産むことができるLPには、一定の法則があります。図で表します。

ポイントは「起承転結」ではないということです。次項から順を追って解説します。

結 : 誰に対してどのような「価値」を提供するのか(看板画像で表現)

もっとも重要な「第一印象」の部分です。ここで失敗する多くのパターンとして挙げられるのが、訴求する製品やサービスの「スペック」をアピールしてしまうということです。そのスペックが明らかに革新的である場合や、業界初である場合など、記すことで人の期待感を大きく高めることができるのであればNGではないのですが、その場合でも一瞬で見て理解してもらうことが必要なため、専門用語の羅列では効果がでません。

本来この冒頭の「結論」部分には、「価値」を書くべきです。訴求している製品やサービスを購入した結果、「どうなるのか」ということを強調して表現してください。

起 : ターゲットとする人が抱えている課題と、自社の信頼性を書く

個人・法人問わず、何の理由もなく無駄にお金を使ってしまうことは稀です。理由があってそれが欲しかった、もしくは欲しくなったから対価を支払うのです。

そしてもうひとつ重要なことは、「怪しい相手」に対しては恐ろしく警戒します。ですので、信頼できることをしっかりと表現しましょう。企業名として認知度が高いわけではない場合、例えば導入実績や口コミの件数などです。新規立ち上げの商材でそのような情報が用意できない場合は著名人からの推薦や、公的機関・研究機関などでの検証実績などを掲載しましょう。

承 : 製品やサービスの「概要」を簡潔に記す

LPの目的はリードを獲得することです。この部分で重要なポイントは、「詳細を書きすぎない」ということです。Eコマースではない場合、LP上で決着をつける必要はありません。リードとして情報を獲得して、その先はコールセンターの担当者や営業マンが対応を進めることになります。

ただ、あからさまに何も情報が無いと、見ている人にかえって不信感を抱かせてしまうため、ある程度の情報は記しましょう。料金体系であれば一番安い価格帯を表記する等です。

転 : 入力フォームでは入力情報を欲張らないこと

後々の営業活動のことを考えて、顧客の細かい情報を取得しようと思うのは当然のことです。ですが、入力フォームが煩雑になればなるほど、「フォーム離脱」が発生します。情報は最低限に留めましょう。

また、フォームの付近に問い合わせした後にどのような流れで顧客にコンタクトを取ることになるのかも簡単に表現しておきましょう。電話でコンタクトを取る場合はそのように記しましょう。すると、備考欄などに午前中の連絡を希望などと具体的な要望を記して頂ける可能性が上がります。

問い合わせ率(CVR コンバージョンレート)の相場とは

どのように優れたLPでも、100%の問い合わせ率は起こりえません。個人向けのLPであれば1%、法人向けのLPであれば0.5%が目安です。

この水準よりも著しく低い場合は改善が費用ですし、良い場合は「何が刺さっているのか」の検証を行うことを推奨します。それはリードが発生した後にヒアリングするような形でも可能です。

この記事を読んだ方は、是非LP制作・企画にここで紹介したメソッドを適用してみてください。もちろん、魅力をしっかりと伝えるデザインも重要です。ご自身とは別にデザイナーがいる場合はこの構成をしっかりと共有して制作にあたりましょう。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
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