コールアウト表示オプションとは?基礎知識や使い方をご紹介!

  • Web広告

公開日:2024/06/12

更新日:2024/06/12

Googleで検索をすると、上位に表示されたそれぞれの広告に、短いキャッチコピーが並んでいることがあります。

これがコールアウト表示オプションで、Googleではコールアウトアセットとも呼ばれています。

この表示は簡潔でイメージしやすい表現が使われており、目的はひと目でユーザーに興味を抱かせることです。

シンプルですが効果的な機能なので、今回はこのコールアウト表示オプションについての、基本的な知識や使い方を紹介しましょう。

コールアウト表示オプションの基礎知識

「コールアウト(Callout)」とは印刷物の中で、図表などに目を向けてもらうために添える記号や短い言葉のことです。

コールアウト表示オプションも、検索結果の中で同様の働きをします。

検索結果に表示される広告文には文字数に限りがあり、長い説明文にすることができません。

そこでユーザーが短時間で確認する間に、広告文では伝えきれない商品やサービスの特徴を視覚的につかんでもらうため、コールアウト表示オプションをプラスするのです。

コールアウト表示オプションは、パソコンでもモバイルでも広告文に追記する形式で表示されます。

最大で10個のコールアウトを表示できますが、表示形式はデバイスやブラウザによって異なる場合があります。

1つのコールアウトは全角12文字(半角25文字)で、2個から10個の範囲で表示が可能です。

また、広告文と重なる内容は避けなければなりません。

あくまでもキャッチコピーであり、「送料無料」や「お客様満足度95%」のように、商品のメリットや品質などを瞬間的に伝えられる内容にする必要があります。

コールアウト表示オプションを利用するメリット

コールアウト表示オプションは、Googleの検索結果で広告の効果を高めるものです。

手軽に始められるという利点と同時に、上手に活用すれば以下のようなメリットが生まれます。

柔軟に活用できる

基本的にはアカウント・キャンペーン・広告グループごとに設定しますが、さらに細かい単位での設定も可能です。

曜日や時間帯でのスケジュール表示、期間限定の表示などを、広告の内容を変えることなく設定できます。

ユーザーの認知度が上がる

コールアウトを追加すると広告の掲載スペースが広がり、ユーザーに提供する情報を増やすことができます。

そのため注目されやすくなり、広告掲載の効果も高まります。

クリック率・コンバージョン率を高められる

ユーザーの興味を引くコールアウトを追加することで、広告のクリック率が高まり、さらにコンバージョン率のアップにつながる可能性もあります。

追加料金がかからない

コールアウト表示オプションには追加費用が発生しません。

コールアウトを含んだ広告文がクリックされた時点で、契約した広告の基準に従って課金されます。

コールアウト表示オプションの設定方法

コールアウト表示オプションの設定方法を、Googleの公式サイトに従って解説します。

以下の手順に沿って設定を行ってください。

①Google広告アカウントにログインします。

②左側のページメニューから「広告とアセット」をクリックし、さらに「アセット」をクリックします。

③画面中央付近の「+」ボタンをクリックして、さらに「コールアウト」をクリックします。

ここから各項目の設定に進みます。

④「追加先」プルダウンメニューから、どの単位でコールアウトを追加するのか設定します。

「アカウント」「キャンペーン」「広告グループ」から選択可能です。

⑤次に「新規作成」にチェックを入れて、必要なコールアウトを作成します。

最大で20個まで作成可能です。

以前作成したコールアウトは、「既存のものを使用」にチェックを入れると使用できます。

⑥「詳細設定」では、スケジュール管理やデバイス設定などができます。

⑦最後に「保存」をクリックすると、コールアウト表示オプションの設定が完了します。

運用を開始してから設定を変更する場合、同じように「広告とアセット」から「アセット」と進み、「表形式」プルダウンメニューから「関連付け」~「コールアウト」と選択してから、変更するコールアウトの編集を行います。

出典:「コールアウト アセットについて」Google

コールアウト表示オプションを活用するポイント

コールアウトはユーザーの興味を引くことが最も重要な役割です。

そのためには簡潔で、ユーザーが一瞬でイメージを描けるキャッチコピーにする必要があります。

矛盾するかもしれませんが、コールアウトの内容はシンプルでありながら、具体性がなければなりません。

短くても商品の特徴を的確に表すフレーズや数字を使って、直感的にユーザーの興味を引くコールアウトを作成しましょう。

基本的には広告文のサポートなので、広告文に盛り込めない内容や、ユーザーにメリットがある内容、他社商品との差別化を図る内容などを組み合わせることをおすすめします。

コールアウトには記号を使うことができません。

また商標権に関しては厳しい規定があり、認可されていない商標を使うとトラブルになるリスクがあるので注意が必要です。

まとめ

追加費用をかけずに広告文を強化できることが、コールアウト表示オプションの大きなメリットです。

Google広告を運用中か運用を検討中であれば、ぜひ有効活用したいオプションです。

設定も比較的シンプルで、運用にも柔軟性があることから、クリック率やコンバージョン率を高めるため、コールアウトを変更しながら最適化を図ることもできます。

ただしユーザーを引きつけるコールアウトを考え出すことは、コピーライターのようなプロでも難しいことです。

ある程度経験を積まないと、効果的なコールアウトは思い浮かばないかもしれません。

もしもWeb広告の運用に不安を感じる場合は、広告代理店に任せることも1つの選択肢です。

Heart Fullでは、現在運用中のサイトを詳細に分析して、最適な施策をご提案いたします。

「Web広告をこれから始めたいが、どこから手をつければいいか分からない」など、ちょっとした課題や悩みにも対応いたしますので、お気軽にご相談ください。

リスティング広告チェックリストを無料配布中!

リスティング広告チェックリストをPDF形式で無料でダウンロードいただけます。広告代理店が教えるリスティング広告の基礎を使ってあなたのビジネスの集客アップにご活用ください。

執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
【公式X】はこちら → https://x.com/Mktg_Plus_One

この記事のキーワード

scroll to top TOP