“Monthly Media Update” は、Web広告やSNSなど、各媒体の直近のアップデート情報や仕様変更をまとめてお届けする月刊シリーズです。12月号は特別編として、『各媒体の年末年始スケジュール』をまとめました。
12月~1月にかけては、「窓口(サポート)が止まる」「入金反映が遅れる」「審査が混雑する」など、運用の“詰まりポイント”が増える時期です。通常よりも早い対応が求められますので、事前にスケジュールを確認し、余裕を持った運用を心がけましょう。情報のキャッチアップにぜひお役立てください。
【2025年~2026年】Web広告媒体の年末年始スケジュール早見表
主要媒体ごとの年末年始スケジュールは以下の通りです。
※随時更新
| 媒体 | 年内最終営業日 | 休業期間 | 年始営業開始 | 審査状況 | 注意点 |
| Yahoo!広告・LINE広告 | 2025/12/26(金) | 2025/12/27(土)〜2026/1/4(日) | 2026/1/5(月) | 広告審査:2025/12/19(金)中/新規アカウント開設審査:2025/12/23(火)中 | 新規で年内配信したいなら12/15(月)中に開設申請推奨 |
| Google広告 | 2025/12/26(金) | 2025/12/27(土)〜2026/1/4(日) | 2026/1/5(月) | 年末年始も審査は実施 | 12/19(金)正午以降の問い合わせは年始対応になる可能性あり |
| Meta広告(Facebook/Instagram) | 2025/12/26(金) | 2025/12/27(土)〜2026/1/4(日) | 2026/1/5(月) | 自動審査は年末年始も稼働 | - |
| Microsoft広告 | 2025/12/29(月) | 2025/12/30(火)〜2026/1/4(日) | 2026/1/5(月) | 審査は年末年始も通常どおり稼働 | 新規開設の本人確認審査が落ちやすい傾向があり、前倒し推奨。 |
続いて、各媒体ごとの詳細です。
【Yahoo!広告/LINE広告】年末年始スケジュール
休業期間(窓口・営業)
- 休業日:2025/12/27(土)〜 2026/1/4(日)
- 年始営業開始:2026/1/5(月)〜
※広告管理ツール自体は休業期間も利用可能。
審査の締切目安
- 新規アカウント開設審査:2025/12/23(火)中
- 広告審査:2025/12/19(金)中
※年末は申込増が見込まれるため、余裕を持ったスケジュール運用が推奨。
年内配信を“新規アカウント”で行うなら、12/23(火)に申請しても、審査が年明けに持ち越される可能性が高いため、申請は 12/15(月)中が目安です。
銀行振込(入金反映)の注意
- 2025/12/26(金)15:00 までに、振込先口座の「振込名義」欄に表示される名義で入金 → 年内反映予定。
- 年始の反映開始は 2026/1/5(月)。
- 表示名義以外で振り込んだ場合は、2025/12/26(金)17:00 までに連絡すれば年内反映の可能性あり。
【Google広告】年末年始スケジュール
休業期間(窓口・営業)
- 休業日:2025/12/27(土)〜 2026/1/4(日)
- 年始営業開始:2026/1/5(月)〜
12/19(金)正午以降の問い合わせは、年始対応になる可能性があります。窓口への問い合わせと回答が必要な場合は早めの対応が必要です。
審査の締切目安
- 年末年始も審査は実施(ただし混雑が見込まれる)
- スムーズな審査完了のため、早めの入稿を推奨。
銀行振込(入金反映)の注意
- 銀行振込は金融機関によって処理時間が異なるため要確認。
- 目安:銀行振込3〜5営業日/コンビニ1営業日
【Meta広告】年末年始スケジュール
休業期間(窓口・営業)
- 休業日:2025/12/27(土)〜 2026/1/4(日)
- 年始営業開始:2026/1/5(月)〜
審査の締切目安
- 自動審査はGoogle広告と同様に年末年始も稼働。
【Microsoft広告】年末年始スケジュール
休業期間(窓口・サポート)
- 休業日:2025/12/30(火)〜 2026/1/4(日)
- 年始営業開始:2026/1/5(月)〜
サポート窓口は 2025/12/29(月)まで対応と他の媒体よりも若干長めです。
審査の締切目安
- 審査は年末年始関係なく稼働。
新規開設時の注意点
- Microsoftは 新規開設時の本人確認審査が落ちやすい傾向があり、 サポート問い合わせが必要になるケースがある。
- サポートは 12/29 までのため、年内に立ち上げたい場合は 余裕を持ったアカウント開設を推奨。
年末年始の広告運用で意識したい5つのポイント
最後に、年末年始の広告運用において、特に意識しておきたい5つのポイントをご紹介します。
1.「審査が動いている」前提でも、入稿は前倒しが安全
年末年始は、審査自体は稼働する媒体(例:Google広告、Meta広告)もありますが、例年混雑しやすく、通常より時間がかかるケースがあります。
「年内に配信開始したい」「クリエイティブ差し替えを確実に間に合わせたい」などといった場合は、入稿と修正対応のバッファを取っておくのが鉄則です。
2.サポート停止=“詰まったら解決できない”を想定しておく
窓口が休業に入ると、
- アカウント開設や本人確認で止まる
- 請求・支払い周りの確認や変更が進まない
- 不正・制限・審査落ちの原因特定ができず配信が止まる
といった事態が、年明けまで解消できない可能性があります。
年末は特に、問い合わせが必要になりそうな作業(本人確認/請求関連/権限付与/ドメイン・ビジネス認証など)を先に対処しておくのが安全です。
3.新規アカウントは「開設申請→審査→入金→反映」まで逆算
年末の運用トラブルで多いのが「アカウントは作れたが、審査や入金反映が間に合わず配信できない」パターンです。
特にYahoo!/LINEは、年内配信を新規アカウントで狙う場合に開設申請の締切目安を記載しているので、期限から逆算して前倒しで着手しましょう。
4.銀行振込は“反映までのタイムラグ”を織り込む
銀行振込は金融機関・手続き方法によって反映まで日数がかかるため、年末は想定以上に遅れることがあります。
- 可能ならクレジットカード等、即時性の高い手段を検討
- 振込を使う場合は、締切日時・名義ルール・連絡期限まで含めて運用設計
の2点がポイントです。
5.年末年始に「やらないこと」を決める
年末年始は窓口対応が止まりやすく、想定外のエラーや確認事項が出たときに“詰んでしまう”リスクがが高い期間です。この時期は、配信を止めない・事故を起こさないことを優先し、次のような作業はできるだけ避けるのがおすすめです。
アカウント構造の大改修(キャンペーン統廃合/大規模な再編)
学習や配信配分が崩れてCPAが跳ねたり、設定抜けが起きても、窓口が閉まっていると復旧が遅れがちです。
入札戦略・最適化設定の“急旋回”
目標CPA/ROASの大幅変更、学習リセットに近い変更などは、短期で振れが出やすく、年末年始の需要変動と重なると原因切り分けが難しくなります。
計測・タグの大きな変更
GTM/GA4イベント設計の刷新、CV定義の変更、タグの差し替えなど、取りこぼしや二重計測が起きると、最適化が効かず配信が鈍化する原因になります。検証体制が整う時期に実施しましょう。
請求・支払い設定の変更
請求先変更、支払い方法切替、上限・請求関連の手続きなどは、承認や社内処理、確認が必要になりやすく、タイミング次第で年明けに持ち越しとなってしまいます。
銀行振込の“ギリギリ入金”
反映遅延で残高不足→配信停止のリスクがあります。可能なら前倒しか、即時性の高い決済手段(クレジットカードなど)を検討しましょう。
クリエイティブ差し替えの審査駆け込み
混雑で審査が遅れたり、差し戻しが入った場合に修正が間に合いません。年末は“確実に通る”素材を先に確定させるのが安全です。
まとめ
年末年始の広告運用は、配信可否そのものよりも「サポート停止」「審査混雑」「入金・本人確認の遅延」がボトルネックになりがちです。安全に年内〜年始を乗り切るために、次の3点を押さえましょう。
- 入稿は前倒し:審査が動いていても混雑を見込み、修正対応の余裕を確保する。
- 窓口が止まる前に“詰まりそうな作業”を処理:請求・入金・本人確認・権限まわりは早めに。
- 新規は逆算で準備:開設申請〜審査〜入金反映まで、年内配信の締切から逆算して動く。
媒体別の休業期間・締切を確認しつつ、余裕を持ったスケジュールで年末年始を乗り越えましょう!
Marketing+Oneでは各媒体のアップデート・最新情報を定期的にお届けしています。引き続き最新情報をお見逃しなく、効果的なWebマーケティング施策を実施していきましょう。

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