20代男性のファッション意識は?調査をもとに販売戦略に役立てよう!

  • 20代男性

公開:2022/11/24

更新:2023/05/30

20代男性のファッションへの興味や関心、消費者意識についてリサーチ会社の調査結果をもとに解説します。

20代男性が服を選ぶときに考えているポイントについても解説しますので、販売戦略に役立ててみてください。

20代男性のファッション意識をチェック!

20代男性のファッション意識について、以下の5つに分けて解説します。

  • 私服の購入頻度
  • 1着あたりの価格
  • 自身の理想
  • どのような印象を与えたいか
  • 悩み

アンケート調査を見ると、さまざまなものが見えてきます。約半数が季節の変わり目ごとに購入したり、ECサイトから購入したりするなどの傾向が見られました。

それぞれに分けて解説しますので、見ていきましょう。

参考:男性のファッションに関するアンケート調査 – 市場調査・マーケティングリサーチ会社のアスマーク

1.私服の購入頻度

私服の購入頻度は、半年に1回以上が69.0%を占める結果となりました。そのうち、3〜4ヶ月に1回の購入頻度が47.3%を占めています。

このことから、おおよそ半数が季節ごとに服を購入していると考えられるでしょう。

ファストファッションが普及していることから、季節ごとに買い替えながら服を選んでいる人が増えているといえます。

2.1着あたりの価格

私服購入時の1着あたりの最低価格帯は、4千円未満が78.3%、1万円以上は3.2%との結果です。

比較すると、最低価格の約8割が4千円未満となりましたが、最高価格は分散している傾向にあります。

このことから、リーズナブルかつ良質なものがたくさん出回り、そのなかからアイテムを選んでいると考えられるでしょう。

3.自身の理想

ファッションセンスを自己採点してもらった回答では、70点以上の回答が4割を占めています。

全回答数の52%が点数について回答し、約半数が「関心がない/答えたくない」との結果でした。

「ファッションに興味がない」と答えた層以外では、おおむね自身のファッションセンスに自信を持っているといえるでしょう。

また、全体の平均点は60点との結果です。

4.どのような印象を与えたいか

私服について「周囲から持たれたい印象」のトップは清潔感(36.7%)との結果です。

次いで「ナチュラル・自然体」(29.3%)、「自分に似合うものを知っている」(23.8%)との回答でした。

この結果から服装については、おしゃれに見られることよりも「清潔感や自分自身に合ったものを選ぶ傾向にある」といえるでしょう。

5.悩み

ファッションの悩みがある人は全体の6割を占めています。悩みの回答トップは「服の金額が高い」(21.3%)、次いで「自分に合うものがわからない」(17.8%)、「服の選び方がわからない」(17.8%)と続きました。

「1着あたりの価格」の回答と併せて考えると、欲しい服と普段使いの服の価格差があるといえるでしょう。

また「周囲どのような印象を与えたいか?」の数値と比べると、自身のファッションに満足している人は10%程度と推察できます。

20代男性が服を選ぶときに考えているポイント

実際に20代男性が服を選ぶときに考えているポイントは、シンプルなデザインと大人っぽさが挙げられます。

特に「何を買ったらいいかわからない」と迷う人たちにとって、スマートな印象を演出しやすいシンプルなアイテムは必須のものといえます。

また、ファストファッションブランドでも、力を入れているテーラードジャケットのようなシックな装いも人気です。

迷ってしまうからこそ、王道のファッションが選ばれているのかもしれません。

まとめ

20代男性のファッション意識について、アンケート調査の結果をもとに解説しました。

全体の傾向としては、おしゃれするよりも、清潔感や自分に似合うコーディネートを大事にする印象です。

最後にリサーチ会社が提供しているファッションに関する意識調査のデータが無料でダウンロード出来るサービスをご紹介します。

実際の声を確認したい方は是非参考にしてみて下さい。

⇒ 男性のファッションに関するアンケート調査

また、あわせていわゆるZ世代の男子大生に消費行動をインタビューした動画もご紹介します。

最新の若者の生活実態や価値観が気になる方は是非ご覧ください。

⇒ Z世代の男子大生に調査「値上げ余波における一人暮らし実態」とは

是非ファッション市場のリサーチにお役立てください。

最後までお読み頂きありがとうございました。

執筆者

光田直史

高校卒業後、地元の運送業界や不動産業界に従事し、以後8年をIT企業の製造部門で勤務。事業部長と内部監査室長も兼任した。
その経験を活かし、2020年よりライターとして活動開始。
ビジネス、金融、IT、マーケティング、不動産、農業など複数ジャンルでの記事執筆を手がけている。

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