家庭教師は大きく分けて、「プロ家庭教師」と「学生家庭教師」に分類できます。
今回は、学生家庭教師を雇う上での具体的なメリットとデメリットについてご紹介します。
この記事の内容
学生家庭教師の特徴
家庭教師には大きく分けて2つ、学生家庭教師を雇う方法とプロ家庭教師を雇う方法に分かれます。
学生家庭教師はプロと比べて生徒と年齢が近く、話しやすい授業になるのが特徴です。プロは社会人ですが学生は現役で学校に通っているため、生徒の目線を等身大でよく理解してくれるでしょう。
親しみやすく楽しい
学生家庭教師のメリットと言えば、何といっても親しみやすさです。フランクで友達のような関係性を築ける点が挙げられます。
家庭教師をつけようと考える子供の中には、人見知りな子や臆病な子もいるでしょう。
まだ成長途中の繊細な子供にとって、プロ家庭教師は年上の大人として、少し恐ろしいイメージがあります。
指導歴の長さや学歴の優秀さは断然プロ家庭教師が勝りますが、生徒の心を開いて分からない点を気軽に質問しやすい環境をつくるためには、生徒と年齢の近い学生家庭教師の方に軍配が上がります。
年齢が近ければ、教師と言うよりは歳の離れた友達のような感覚で接することができるため、授業も円滑に進みやすくなるでしょう。
もしも生徒と教師の相性が良かった場合には、親しい年上の友人として、分からないことを聞ける関係性にもなることが期待できます。
また、若い世代に共通する価値観やノリで授業を進められることで、堅苦しい雰囲気を取り払い楽しく勉強に向き合うこともできます。
家庭教師を通して授業の時間が楽しみになることもあり、子供に勉強を習慣づけるための取っ掛かりとして大きな活躍を見せてくれます。
ただし学生家庭教師は若い・幼い点があるため、早熟な子供から甘く見られたり、授業に専念しなかったりといった可能性も考えられます。
学生家庭教師の中にもプロのような威厳と包容力を持つ人材はいますが、それはほんの一握り。
また、子供と仲良くなりすぎて授業より雑談の方がメインになってしまうことも少なくはありません。
新鮮な体験談が聞ける
家庭教師として学生を雇う人の多くは、教師が授業を受けさせる子供の志望校に在学している・していた点を挙げています。
生徒が目指している学校に在学していた経験があれば、生徒にとって新鮮な体験談が聞けるというメリットに繋がります。
志望校の校風や魅力について実際に聞くことができれば、受験勉強の大きなモチベーションに繋がるでしょう。
また、受験をする際にどんな勉強をして合格したのか、頑張ったエピソードや困ったエピソードなどを話して貰えることで、受験勉強に大いに役立つ情報が得られます。
単なる勉強の教師としてではなく、有益な話を聞かせてくれる先輩として頼れるのが、学生家庭教師ならではの強みです。
先輩として学生家庭教師から勉強を教えてもらうことは、生徒にとって憧れの対象を抱くきっかけとなります。
年齢が近くて志望校に在籍していた経験を持つ学生家庭教師は、生徒にとって身近な目指すべき目標となります。
目標となる存在に勉強を教わることは、遥か年上の大人から教わるよりも楽しく有意義な時間となるでしょう。
プロ家庭教師にも生徒の志望校に通った経験を持つ人材はいますが、学校内の雰囲気やテスト内容などは時間が経てば経つほど変わります。
過去問などの新鮮な情報を得たい場合には、やはり学生家庭教師を頼るのが一番です。
学生家庭教師にデメリットはある?
学生家庭教師を雇うメリットのもう一つが、プロと比べて費用が安いことです。
プロには学歴や指導歴の長さなどが保証されている代わり、雇う場合の費用が高くなりがちというデメリットが挙げられます。
これに対して学生家庭教師は学歴・指導歴のような保証がない代わり、比較的リーズナブルな価格で雇うことができます。
単に学生家庭教師と言っても、指導が上手くコミュニケーション能力の高い学生に当たれば、費用以上の効果が期待できるでしょう。
選び方に注意する
ただし逆に言えば、同じ費用を支払ったとしても学生次第では家庭教師に期待していた効果が得られない場合があります。
たとえば教師は本業が学生であるため、スケジュールに融通を利かせられません。
忙しい学生が教師だった場合、スケジュールが合わなくなった場合にすぐ他の教師を探す必要が出てきます。
また、学生は社会人としてのマナーやモラルがまだ未熟であるため、子供にはウケが良くても親との相性が合わない可能性もあります。
学生家庭教師を雇うのであれば、家庭教師派遣会社の担当者じっくり話し合いましょう。
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相性ピッタリの先生に出会えることを祈ってます。最後までお読みいただきありがとうございました。