サイトジェネラルタグとは、Yahoo!広告が提供するコンバージョン計測タグです。
ITP2.0の影響を受けずに、精度の高いコンバージョン計測を実現できます。
そこでこの記事では、サイトジェネラルタグの概要、サイトジェネラルタグの取得方法・GTMでの設定方法について分かりやすく解説します。
この記事の内容
サイトジェネラルタグとは
サイトジェネラルタグは、Yahoo!プロモーション広告におけるコンバージョン計測の補完機能です。
Apple社のITP2.0の影響で、Apple社のブラウザであるSafariでコンバージョン計測が行えない状態となっていました。
ITP2.0とはSafariで導入されたプライバシー保護機能で、サードパーティCookieと呼ばれる広告配信事業者などが発行するCookieの使用を制限します。
従来の広告配信では、このサードパーティCookieを利用してユーザーの行動をサイトを超えて追跡していました。
しかし、ITP2.0によってこの追跡が制限されたため、新しい方法でコンバージョン計測や広告配信を行う必要に迫られました。
そこで、サイトジェネラルタグを使用することで、Safariでのコンバージョン計測が正しく行えるようになりました。
従来のタグと異なり、1st party Cookieと呼ばれる広告主様のウェブサイトが発行するCookieを利用するため、精度の高いコンバージョン計測が可能になります。
サイトジェネラルタグの仕組み
サイトジェネラルタグは、以下の2つの役割を担います。
1. 1st party Cookieの作成
サイトジェネラルタグは、ユーザーのブラウザに1st party Cookieを作成します。
1st party Cookieは、広告主自身のドメインで発行されるCookieであり、ブラウザのプライバシー設定の影響を受けにくいです。
2. トラッキング情報の送信
サイトジェネラルタグは、ユーザーの行動情報をYahoo!プロモーション広告に送信します。
送信される情報には、以下のようなものがあります。
- ユーザーが訪問したページ
- ユーザーがクリックしたボタン
- ユーザーが送信したフォーム
サイトジェネラルタグの取得方法
サイトジェネラルタグを取得するには、以下の手順を行います。
- Yahoo!プロモーション広告にログイン
- ツール > コンバージョン測定 > サイトジェネラルタグの順にクリック
- サイトジェネラルタグを取得
- サイトジェネラルタグを設置
コピーしたタグは、<head>タグ内または<body>タグの閉じタグ直前に設置しましょう。
参考「Yahoo!広告ヘルプ サイトジェネラルタグについて」
GTMでサイトジェネラルタグを設定する方法
GTM(Googleタグマネージャー)でサイトジェネラルタグを設定する場合は、以下の手順に沿って設定しましょう。
- Googleタグマネージャーにログイン
- コンテナを選択
- 新しいタグを作成
- タグの種類で「カスタムHTML」を選択
- HTMLフィールドにサイトジェネラルタグを貼り付け
- トリガーを設定
全ページに設置する場合は「すべてのページビュー」を選択
特定のページにのみ設置する場合は、「ページビュー」を選択して条件を設定 - タグのプレビューモードで
- プレビューモードでサイトを閲覧し、タグが正しく発火していることを確認
- タグの保存と公開
参考「Yahoo!広告ヘルプ サイトジェネラルタグについて」
まとめ
サイトジェネラルタグは、従来のコンバージョン計測タグよりも精度の高い計測を実現し、広告配信の最適化にも役立つツールです。
GTMと連携することで、さらに効率的な運用が可能になります。
本記事で解説した手順を参考に、サイトジェネラルタグをGTMに設定し、コンバージョン計測の精度向上と広告効果の最大化を目指しましょう。
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