Google広告のオーディエンスマネージャーとは?4つのメニューや活用方法を解説

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公開日:2024/06/24

更新日:2024/06/24

Google広告はさまざまな設定をもとに配信できます。

ターゲット層の年齢や性別、趣味だけではなく、WebサイトやYouTubeチャンネルなどのデータを活用して広告の配信が可能です。

そこで有効なツールがオーディエンスマネージャーです。

本記事では、オーディエンスマネージャーの概要や4つのメニューを中心に解説します。

オーディエンスマネージャーの活用方法を知りたい場合は、ぜひ参考にしてください。

Google広告のオーディエンスマネージャーとは?

オーディエンスマネージャーとは、Google広告におけるオーディエンスの情報を一括で管理できるツールです。

広告のターゲットになる人々の情報を効率的に分析・管理できるツールともいえます。

なお、オーディエンスとは、広告配信におけるターゲットのことです。

Google広告のオーディエンスマネージャーのメリット

Google広告のオーディエンスマネージャーを使用すると、Webやアプリ、YouTubeチャンネルなどのオーディエンスソースを簡単に設定や管理、確認が可能です。

また、設定したオーディエンスソースに基づいて新しいセグメントを作成したり、データセグメントを構成するユーザーの属性や興味、地域、デバイスなどを確認したりできます。

オーディエンスマネージャーを利用すれば、効果的な広告戦略を展開するうえで重要な情報を効率的に活用できるでしょう。

Google広告のオーディエンスマネージャーの4つのメニュー

Google広告のオーディエンスマネージャーには4つのメニューがあります。

それぞれのメニューについて、解説していきます。

オーディエンスセグメント

オーディエンスセグメントでは、データセグメントを新規作成できます。

管理画面左側のメニューで「分類して表示」を選択し、操作を行います。

クリックすると「データセグメント」「カスタムセグメント」「統合セグメント」の3つのタブが表示され、それらを使ってデータセグメントを編集・管理することが可能です。

  • データセグメント: 過去にブランドやサービスと接点を持ったユーザーにアプローチ
  • カスタムセグメント: 興味関心や購買意欲の高いユーザーに広告配信
  • 統合セグメント: 属性や購買意欲などでオーディエンスデータを指定

以上の項目について、編集や管理ができます。

オーディエンス分析

Googleのデータに基づくオーディエンス分析を通じて、ユーザーの詳細情報を把握し、分析することが可能です。

このメニューでは、分析対象のオーディエンスを選択し、ベンチマークやオーディエンス分布、関連性の高いオーディエンスを把握できます。

たとえば、購買志向の強いセグメントでは、商品の購入を検討しているユーザーに広告配信が可能です。

一方、アフィニティセグメントを使用すると、ユーザーの興味や関心に基づいて広告を配信できます。

このような使い分けによって効果的なターゲティングにつなげられるでしょう。

オーディエンスソース

オーディエンスソースでは、Google広告のアカウントと連携したデータソースについて、使用状況などの確認が可能です。

データソースは下表のとおりです。

オーディエンス ソースの種類説明
Google 広告タグ(グローバル サイトタグ)最も多く使用されているオーディエンスソース。あらかじめタグを設置したWebサイトのデータを収集してオーディエンスを作成できる
Google アナリティクスGoogleアナリティクス4で作成したオーディエンスリストをもとにしたリストに広告配信ができる
YouTube連携したYouTubeチャンネルの視聴者やチャンネル内の特定の動画を視聴したユーザーなどに向けて広告配信が可能
Google Playアプリユーザーやアプリ内購入を行ったユーザーを対象にセグメントでまとめられる
アプリ分析アプリ分析プロバイダ、ソフトウェア開発キット(SDK)とリンクして、アプリユーザーに広告配信ができる
顧客データ顧客の連絡先情報をアップロードして、Google 検索、YouTube、Gmail などのユーザーに広告を配信できる

上表の内容を確認しておくと、連携先の使用状況のチェックもスムーズです。

オーディエンス

オーディエンスでは、P-MAX キャンペーンと関連付けたオーディエンスを確認したり、P-MAX キャンペーンに配信しようとするオーディエンスを作成したりできます。

オーディエンスソースの活用方法

Google広告のオーディエンスマネージャーは、主にオーディエンスリストの作成・管理に使われますが、オーディエンスインサイトを活用すると、仮説の確認や新たな仮説の立て方、さらに実際の運用に反映させられます。

たとえば、検索広告やディスプレイ広告において、任意のターゲットにのみ広告を配信したり、購買意欲が高いターゲットに対して積極的にアピールしたりすることが可能です。

検索広告においては特に「購買意向の強いオーディエンス」に対して有効な設定です。

オーディエンスソースをうまく活用すれば、より効果的な広告運用につながります。

まとめ

Google広告のオーディエンスマネージャーは、オーディエンスリストの作成・管理に加えて、新たな仮説の立案や検証にも活用できるツールです。

さまざまなオーディエンスリストを作成し、そのユーザー特性を確認することで、次の施策の立案に役立てられるでしょう。

オーディエンスマネージャーは、適切なユーザーに広告を配信するためのツールとなります。

ぜひ、活用してみてください。

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執筆者

マーケティングプラスワン

Marketing+Oneの編集チームです。
広告代理店である株式会社HeartFullの広告担当者、メディア担当者、人材サービス担当者たちがサイト運営に携わっています。
【公式X】はこちら → https://x.com/Mktg_Plus_One

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